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武藤容治

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
武藤 容治
むとう ようじ
経済産業省より公表された肖像
2024年 撮影)
生年月日 (1955-10-18) 1955年10月18日(69歳)
出生地 日本の旗 日本 岐阜県岐阜市
出身校 慶應義塾大学商学部商学科
前職 富士写真フイルム社員
衆議院議員秘書
所属政党 自由民主党麻生派
称号 商学士(慶應義塾大学・1978年
配偶者 あり
子女 2人(2女)
親族 父・武藤嘉文(第19代総務庁長官
祖父・武藤嘉一(元衆議院議員)
曾祖父・武藤嘉門(公選初代岐阜県知事
公式サイト 武藤ようじ公式WEBサイト

内閣 第1次石破内閣
第2次石破内閣
在任期間 2024年10月1日 - 現職

選挙区 岐阜3区
当選回数 6回
在任期間 2005年9月12日 - 2009年7月21日
2012年12月18日[1] - 現職
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武藤 容治(むとう ようじ、1955年昭和30年〉10月18日 - )は、日本政治家実業家自由民主党所属の衆議院議員(6期)、経済産業大臣(第3132代)、原子力経済被害担当大臣GX実行推進担当大臣産業競争力担当大臣内閣府特命担当大臣(原子力損害賠償・廃炉等支援機構)。自由民主党国会対策副委員長、自由民主党経済産業部会長、自民党岐阜県支部連合会長[2]

経済産業副大臣内閣府副大臣第3次安倍第3次改造内閣第4次安倍内閣)、外務副大臣第3次安倍第1次改造内閣)、総務大臣政務官第2次安倍改造内閣第3次安倍内閣)、衆議院農林水産委員長を歴任した。

概要

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岐阜県岐阜市出身(現住所は各務原市那加桜町1丁目[3])。慶應義塾高校卒業、1978年3月、慶應義塾大学商学部卒業。同年4月、富士写真フイルム(現・富士フイルムホールディングス)に就職。1988年9月、同社退社。同月、武藤嘉商事に転職。1990年、岐阜青年会議所に入会。同年2月、父親の武藤嘉文通商産業大臣に就任。父親の私設秘書となる[4]。1992年12月、エフエム名古屋(現ZIP-FM)取締役に就任。日本青年会議所で国づくりデザイン推進会議幹事などを務める。

1996年12月、武藤嘉商事代表取締役社長に就任。2003年1月、岐阜県肥料商業協同組合代表理事に就任。2004年12月、菊川株式会社代表取締役社長に就任。

2005年8月13日、父親は岐阜市内のホテルで引退を表明し、二男の容治を後継者に指名した。同年9月11日に行われた第44回衆議院議員総選挙に岐阜3区から立候補し、民主党の前職の園田康博を破り初当選。

2008年4月には、無派閥から麻生派(為公会)入りした。

2009年8月の第45回衆議院議員総選挙で落選。

2012年12月の第46回衆議院議員総選挙で国政復帰を果たす[1]

2014年9月、第2次安倍改造内閣総務大臣政務官に就任。同年12月の第47回衆議院議員総選挙で3選。

2015年10月、第3次安倍第1次改造内閣外務副大臣に就任。

2017年8月、第3次安倍第3次改造内閣経済産業副大臣内閣府副大臣に就任[5]。同年10月31日に行われた第48回衆議院議員総選挙で4選。

2018年10月、衆議院農林水産委員長に就任[6]

2021年10月31日、第49回衆議院議員総選挙で5選。

2024年9月12日、自民党総裁選挙が告示され、9人が立候補した。武藤は同じ麻生派河野太郎の推薦人に名を連ねた[7]。投票日前日の9月26日夜、麻生派幹部6人は都内のホテルに集まり、決選投票に高市早苗が残った場合は高市を支持する方針を決定した[8]。会長の麻生太郎はさらに踏み込み、河野などの陣営に入っていた派閥メンバーに対し、側近議員を通じて「1回目の投票から高市に入れろ」と指示を飛ばした[9]。同日22時半頃、産経新聞は、麻生が1回目の投票から高市を支援するよう自派閥の議員に指示を出したことをスクープした[10]。9月27日総裁選執行。高市は1回目の議員投票で、報道各社の事前調査での30~40票を大きく上回る72票を獲得した[8]。党員数と合わせた得票数は1位だったが、決選投票で石破茂に敗れた。武藤は1回目は河野に投票し[11]、決選投票については、中日新聞の取材に対し、投票先を公表しなかった[11]

同年10月1日、同日発足した第1次石破内閣において、経済産業大臣、原子力経済被害担当、GX実行推進担当、産業競争力担当、内閣府特命担当大臣原子力損害賠償・廃炉等支援機構)として初入閣した[12]。同月27日、第50回衆議院議員総選挙で6選[13]。同年11月11日に発足した第2次石破内閣において経済産業大臣に留任[14]

政策・活動

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不祥事

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  • 自身の政治団体が、2013年、札幌市中央区のキャバクラでの会合費1万100円を政治資金から支出していた[18]。同政治団体は、2011年にも岐阜市の繁華街・柳ケ瀬のキャバクラでの会合費約1万3千円を支出していた[18]

人物

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選挙歴

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当落 選挙 執行日 年齢 選挙区 政党 得票数 得票率 定数 得票順位
/候補者数
政党内比例順位
/政党当選者数
第44回衆議院議員総選挙 2005年09月11日 49 岐阜県第3区 自由民主党 13万7562票 49.26% 1 1/3 /
第45回衆議院議員総選挙 2009年08月30日 53 岐阜県第3区 自由民主党 11万6353票 40.44% 1 2/3 10/6
第46回衆議院議員総選挙 2012年12月16日 57 岐阜県第3区 自由民主党 12万865票 50.82% 1 1/4 /
第47回衆議院議員総選挙 2014年12月14日 59 岐阜県第3区 自由民主党 10万7872票 52.56% 1 1/3 /
第48回衆議院議員総選挙 2017年10月22日 62 岐阜県第3区 自由民主党 12万7308票 56.88% 1 1/3 /
第49回衆議院議員総選挙 2021年10月31日 66 岐阜県第3区 自由民主党 13万2357票 58.57% 1 1/2 /
第50回衆議院議員総選挙 2024年10月27日 69 岐阜県第3区 自由民主党 9万8370票 46.75% 1 1/3 /

所属団体・議員連盟

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脚注

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  1. ^ a b 平成24年(2012年)12月18日岐阜県選挙管理委員会告示第103号(衆議院小選挙区選出議員選挙における当選人)
  2. ^ 都道府県支部連合会”. 自由民主党. 2023年12月12日閲覧。
  3. ^ 【政治資金収支報告書】 自由民主党岐阜県支部連合会(令和4年分 定期公表).
  4. ^ プロフィール | 武藤ようじ公式サイト”. 2024年11月18日閲覧。
  5. ^ 公式ページ プロフィール
  6. ^ 自民党が衆院常任・特別委員長ら了承 予算委員長に野田聖子前総務相
  7. ^ 河野太郎氏の推薦人一覧 自民党総裁選2024”. 日本経済新聞 (2024年9月12日). 2024年9月30日閲覧。
  8. ^ a b 遠藤修平、園部仁史、高橋祐貴 (2024年9月27日). “麻生、安倍派は「消極的支持」で広がり欠く 決選投票で敗れた高市氏”. 毎日新聞. 2024年10月1日閲覧。
  9. ^ 『週刊文春』2024年10月17日号、32頁、「『高市支持』で求心力が低下 麻生太郎が政治生命の危機」。
  10. ^ <独自>自民・麻生副総裁が高市氏支持へ、麻生派議員にも指示 1回目から”. 産経新聞 (2024年9月26日). 2024年9月30日閲覧。
  11. ^ a b 自民総裁選、中部議員の投票先は… 「明かせない動きはある」垣間見えた派閥の影”. 中日新聞 (2024年9月28日). 2024年9月30日閲覧。
  12. ^ “石破茂新内閣が正式発足 林官房長官が閣僚名簿 皇居で首相任命式、閣僚認証式”. 産経新聞. (2024年10月1日). https://www.sankei.com/article/20241001-QPMRGVKJ5VLVNEAJ5RPKC2S3QM/ 2024年11月18日閲覧。 
  13. ^ “【衆院選速報】武藤容治氏が当確 岐阜3区”. 岐阜新聞デジタル (岐阜新聞社). (2024年10月27日). https://www.gifu-np.co.jp/articles/-/458128 2024年11月2日閲覧。 
  14. ^ 第2次石破内閣 閣僚等名簿”. 首相官邸ホームページ. 2024年11月18日閲覧。
  15. ^ 2014衆院選 毎日新聞候補者アンケート
  16. ^ 朝日新聞、2014年衆院選、朝日・東大谷口研究室共同調査、2014年。
  17. ^ 全面広告画像
  18. ^ a b 「武藤政務官、またキャバクラに会合費 1万100円支出」、朝日新聞、2014年11月27日
  19. ^ 自民党たばこ議員連盟臨時総会(出席者)”. 2018年4月11日閲覧。
  20. ^ 安倍政権中枢に カジノ議連メンバーずらり/賭博合法化につきすすむ”. www.jcp.or.jp. 2024年11月18日閲覧。

参考文献

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外部リンク

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公職
先代
齋藤健
日本の旗 経済産業大臣
第31・32代:2024年 -
次代
現職
先代
齋藤健
日本の旗 特命担当大臣
原子力損害賠償・廃炉等支援機構

第15・16代:2024年 -
次代
現職
先代
松村祥史
高木陽介
日本の旗 経済産業副大臣
西銘恒三郎と共同

2017年 - 2018年
次代
関芳弘
磯﨑仁彦
先代
中山泰秀
城内実
日本の旗 外務副大臣
木原誠二と共同

2015年 - 2016年
次代
岸信夫
薗浦健太郎
先代
松本文明
藤川政人
伊藤忠彦
日本の旗 総務大臣政務官
赤間二郎
長谷川岳と共同

2014年 - 2015年
次代
輿水恵一
森屋宏
古賀篤
議会
先代
伊東良孝
日本の旗 衆議院農林水産委員長
2018年 - 2019年
次代
吉野正芳