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粘膜固有層

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
粘膜固有層
拡大したヒト食道中央の横切開断面図。
a. 線維性被膜、en:Fibrous covering.
b. 縦走筋 層の分割線維、Divided fibers of en:longitudinal muscular coat.
c. 環状筋線維、en:Transverse muscular fibers.
d. 粘膜下層en:Submucous or areolar layer.
e. 粘膜筋板en:Muscularis mucosae.
f. 粘膜, 導管とリンパ節の一部を持つ、Mucous membrane, with vessels and part of a en:lymphoid nodule.
g. 重層上皮層、en:Stratified epithelial lining.
h. 粘液腺en:Mucous gland.
i. 管、en:Gland duct.
m’. 横紋筋線維の横断、en:Striated muscular fibers cut across.
表記・識別
FMA 62517
解剖学用語

粘膜固有層(ねんまくこゆうそう、Lamina propria)は、体内の様々な器官(例えば気道消化器官尿管)に広く分布する粘膜として知られている湿潤な上皮の構成要素である。

粘膜固有層は、粘膜上皮の下に横たわる疎性結合組織の薄い層である。粘膜固有層のラテン語は「粘膜の特殊な層」のように粘膜の特徴的な構成物を意味している。このように、粘膜は、通常は粘膜上皮と粘膜固有層を加えたものを意味している[1]

粘膜固有層は、小腸においてはリンパ系組織と同様に毛細血管と中心乳糜腔(リンパ管)を含んでいる。粘膜固有層は、粘液や粘液含有物を分泌する粘膜上皮に開口する管を持つを有している。

脚注

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  1. ^ H.G. Burkitt et al., eds., Wheater's Functional Histology, 3rd ed.