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楠本まき

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
致死量ドーリスから転送)
楠本 まき
生誕 (1967-07-15) 1967年7月15日(57歳)
日本の旗 日本和歌山県
職業 漫画家
活動期間 1984年 -
ジャンル 少女漫画
エッセイ漫画
代表作Kissxxxx[1]
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楠本 まき(くすもと まき、1967年7月15日[2] - )は、日本の漫画家和歌山県出身[2]ロンドン在住[3]お茶の水女子大学哲学科中退[2]

来歴

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1984年、和歌山県立田辺高等学校在学中に、『週刊マーガレット』(集英社)誌上にて『お気に召すまま』でデビュー[2]

1988年より『週刊マーガレット』、後に『マーガレット』誌上で連載された『Kissxxxx』が、ファンの多くを獲得する代表作となる[2][1]。耽美的、退廃的な世界観、艶麗な絵柄が特徴。2001年ごろからイギリス日本の両方を拠点として執筆活動を続けており、単行本『ロンドン A to Z』、『FEEL YOUNG』(祥伝社)の不定期掲載エッセイコミック『A国生活』などはイギリスをテーマにした作品である[4][5]。2009年2月号より『コーラス』→『Cocohana』(同)誌にて、前作から7年ぶりの連載となる『赤白つるばみ』を執筆[6]

2019年、デビュー35周年を迎え、『Cocohana』にて読み切り『続・火星は錆でできていて赤いのだ』を発表[7]

作品リスト

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単行本

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  • 青の解放
  • HOT HOT HOT
  • KISSxxxx 全5巻
  • T.V.eye
  • Kの葬列 全2巻
  • 乾からびた胎児
  • 致死量ドーリス
  • いかさま海亀のスープ
  • The complete reprinted issue of kissxxxx(※Kissxxxxの愛蔵版)
  • 戀愛譚
  • 悲劇的/その他卵に関する小編
  • エッグノッグ
  • 楠本まき選集 全5巻(※1989年から2004年までの作品からの自選集)
  • ドはドリーのド
  • Kissxxxx 全3巻(※Kissxxxxの文庫版[1]
  • ロンドン*トレジャーハント&ロンドンからの小さな旅(2012年7月6日発売、祥伝社
  • A国生活(『FEEL YOUNG』2005年 - 2013年連載[4]、2014年8月8日発売[5]、祥伝社、フィールコミックス)
  • 赤白つるばみ(『コーラス』2008年2月号[6] - 2009年8月号[8]、2010年1月号[9] - 、『Cocohana』2012年8月号[10] - )上下巻
  • 赤白つるばみ・裏(2020年7月22日発売[11]) - 『赤白つるばみ』の続編[11]
    • 「火星は錆でできていて赤いのだ(『Cocohana』2012年6月号掲載[12])」、前後編[7]「続・火星は錆でできていて赤いのだ」(『Cocohana』2019年6月号[7]、2019年7月号掲載)併録[11]
  • Kの葬列 愛蔵版 <楠本まきコレクション>(2021年11月29日発売[13]

読み切り・単行本未収録

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  • 歌舞伎入門エッセイ(『コーラス』2011年1月号別冊付録『絢爛歌舞伎絵巻』[14]
  • ロンドンから5時間以内(『Cocohana』2020年8月号[3] - )

エッセイ・その他書籍

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  • 耽美生活百科
  • ロンドン A to Z
  • 線と言葉・楠本まきの仕事(2021年6月発売[15]

翻訳された作品

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  • Dolis(※致死量ドーリス/英語版)
  • Dolis(※致死量ドーリス/仏語版)
  • maki kusumoto anthology 全5巻(楠本まき選集/韓国語版)

その他

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  • VIDEO Kissxxxx(※Kissxxxxの映像作品)
  • 楠本まき第一画集/Two Decades
  • ZI:KILLの『CLOSE DANCE』(1990年)のアルバム・ジャケットにイラストを提供(発売元はエクスタシーレコード)。
  • 『コーラス』2011年9月号別冊付録『和こーらす』 - 寄稿[16]
  • 漫画家使用画材アンケート(『季刊エス』2013年7月号[17]) - 参加
  • 『漫画家、映画を語る。─9人の鬼才が明かす創作の秘密』2015年5月25日発売[18]、フィルムアート社 - インタビュー収録[18]
  • いくえみ作品のここが好き!特集(『ダ・ヴィンチ』2017年5月号[19]) - イラストと文章寄稿[19]
  • 上條淳士『To-y』トリビュート本『Tribute To To-y』(2020年11月27日発売[20]) - 参加
  • 映画『リトル・ガール』イラストとコメント寄稿(2021年10月[21]
  • 「『コロナ禍日記』、一年後」企画(『生活考察』Vol.08、2021年12月22日発売[22]、タバブックス)

エキシビション

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  • 1998年「いかさま海亀のスープ」展
  • 2002年「悲劇的/その他卵に関する小編」展
  • 2003年「Two Decades」展
  • 2021年「線と言葉・楠本まきの仕事」展 - 京都府京都国際マンガミュージアムにて6月10日から8月30日まで開催[15]

出演

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ウェブ番組

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出典

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  1. ^ a b c “楠本まき「Kissxxxx」文庫版完結、2巻の解説は萩尾望都”. コミックナタリー (ナターシャ). (2009年3月18日). https://natalie.mu/comic/news/14477 2021年11月29日閲覧。 
  2. ^ a b c d e “楠本まき”. コミックナタリー (ナターシャ). https://natalie.mu/comic/artist/2334 2021年11月29日閲覧。 
  3. ^ a b “楠本まきのエッセイ連載、ロンドンから5時間以内で行ける旅を紹介”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年6月28日). https://natalie.mu/comic/news/385254 2021年11月29日閲覧。 
  4. ^ a b “今日マチ子、フィーヤン10月号から連載決定”. コミックナタリー (ナターシャ). (2009年8月8日). https://natalie.mu/comic/news/19660 2021年11月29日閲覧。 
  5. ^ a b “楠本まき初の4コマエッセイ、英国生活を綴る”. コミックナタリー (ナターシャ). (2014年8月7日). https://natalie.mu/comic/news/123033 2021年11月29日閲覧。 
  6. ^ a b “楠本まき待望の新連載スタート”. コミックナタリー (ナターシャ). (2008年12月24日). https://natalie.mu/comic/news/11701 2021年11月29日閲覧。 
  7. ^ a b c “いくえみ綾が「人生の2ターン目」を迎えたアラフォー男女描く読切、秋には新連載”. コミックナタリー (ナターシャ). (2019年4月27日). https://natalie.mu/comic/news/329813 2021年11月29日閲覧。 
  8. ^ “コーラス、ごっちゃん祭開催中。次号は勝田&楠本が連載再開”. コミックナタリー (ナターシャ). (2009年12月28日). https://natalie.mu/comic/news/23022 2021年11月29日閲覧。 
  9. ^ “水城せとな、次号コーラスに登場。新連載「脳内ポイズンベリー」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2009年1月29日). https://natalie.mu/comic/news/24434 2021年11月29日閲覧。 
  10. ^ “花がテーマのCocohana別冊付録に谷川史子、紺野キタら”. コミックナタリー (ナターシャ). (2012年5月28日). https://natalie.mu/comic/news/70056 2021年11月29日閲覧。 
  11. ^ a b c “楠本まき「赤白つるばみ」の続編を収録した単行本発売、描き下ろしも”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年7月22日). https://natalie.mu/comic/news/388920 2021年11月29日閲覧。 
  12. ^ “磯谷友紀、Cocohanaで象好き研究員とツンデレ象使い描く”. コミックナタリー (ナターシャ). (2012年4月28日). https://natalie.mu/comic/news/68609 2021年11月29日閲覧。 
  13. ^ “楠本まき作品の愛蔵版シリーズ刊行、第1弾は「Kの葬列」特典にポストカード封入”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年11月29日). https://natalie.mu/comic/news/455427 2021年11月29日閲覧。 
  14. ^ “松苗あけみらが歌舞伎の名作描く別冊、コーラスに付属”. コミックナタリー (ナターシャ). (2010年11月27日). https://natalie.mu/comic/news/41222 2021年11月29日閲覧。 
  15. ^ a b “37年間にわたる楠本まきの軌跡を辿る展覧会が京都で、書籍の発売やコラボメニューも”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年4月2日). https://natalie.mu/comic/news/422909 2021年11月29日閲覧。 
  16. ^ “佐野未央子が描く着物女子などコーラス別冊「和こーらす」”. コミックナタリー (ナターシャ). (2011年7月28日). https://natalie.mu/comic/news/53873 2021年11月29日閲覧。 
  17. ^ “季刊エスでメイキング特集、115名に使用画材をアンケート”. コミックナタリー (ナターシャ). (2013年6月15日). https://natalie.mu/comic/news/92887 2021年11月29日閲覧。 
  18. ^ a b “松本零士、諫山創ら「漫画家、映画を語る。」インタビュー本発売”. コミックナタリー (ナターシャ). (2015年4月24日). https://natalie.mu/comic/news/145363 2021年11月29日閲覧。 
  19. ^ a b “ダ・ヴィンチいくえみ綾特集、波瑠との対談や「いくえみ男子」再現グラビアも”. コミックナタリー (ナターシャ). (2017年4月6日). https://natalie.mu/comic/news/227676 2021年11月29日閲覧。 
  20. ^ “上條淳士「To-y」35周年記念したトリビュート本に高橋留美子、ゆうきまさみら33人”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年9月16日). https://natalie.mu/comic/news/396690 2021年11月29日閲覧。 
  21. ^ “映画「リトル・ガール」に池辺葵、楠本まき、売野機子らがイラスト寄稿”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年10月18日). https://natalie.mu/comic/news/449791 2021年11月29日閲覧。 
  22. ^ “生活考察2年ぶりの新刊、表紙はばったん描き下ろし!香山哲らのコロナ禍日記も”. コミックナタリー (ナターシャ). (2021年12月22日). https://natalie.mu/comic/news/458910 2021年12月22日閲覧。 

外部リンク

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