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非円唇中舌広母音

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
母音
前舌 前舌め 中舌 後舌め 後舌
i • y
ɨ • ʉ
ɯ • u
ɪ • ʏ
ɪ̈ • ʊ̈
ɯ̽ • ʊ
e • ø
ɘ • ɵ
ɤ • o
 • ø̞
ə • ɵ̞
ɤ̞ • 
ɛ • œ
ɜ • ɞ
ʌ • ɔ
æ • 
ɐ • ɞ̞
a • ɶ
ɑ • ɒ
広めの狭
半狭
中央
半広
狭めの広
記号が二つ並んでいるものは、左が非円唇、右が円唇
国際音声記号 - 母音
非円唇中舌広母音
IPA 番号 304 + 415
IPA 表記 [ä]
Unicode U+0061 U+0308
文字参照 ä
JIS X 0213 1-9-58
X-SAMPA a_"
Kirshenbaum a"
音声サンプル

非円唇中舌広母音(ひえんしん・なかじた・ひろぼいん)は母音の種類の一つで、国際音声記号では [ä] と書く。 ̈ は中舌寄りを示す補助記号である。

唇の丸みを伴わない非円唇母音。また舌の最も高い位置が最も中央にある中舌母音であり、口の開き方の最も広い広母音である。

非円唇広母音の前舌母音と中舌母音を区別する言語は無いので、通常は[a]で表記されるが、本来の前舌母音と区別したい場合にこの表記を使用する。

言語例

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  • 日本語 - 朝 [äꜜsä]
    • 日本語では広母音に前舌と後舌の区別がないため、中間的なこの音となりやすい。
  • フランス語 - rat [ʁä] (“ネズミ”)