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鳥海国定公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

鳥海国定公園(ちょうかいこくていこうえん)は、秋田県山形県の境界に位置する鳥海山を中心とした国定公園。指定区域は鳥海山のほか、象潟庄内砂丘庄内海岸林が続く海岸部一帯、そして飛島を含む。1963年昭和38年)7月24日指定。

主な自然、景勝地

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成層火山、奥羽地方有数の名峰(日本百名山)。ブナ林が発達し、高山植物の宝庫。また、山麓には無数の渓谷があり、深山幽谷の相を呈する。
鳥海山から北西に位置する景勝地(天然記念物)。かつては松島と肩を並べる多島美の潟湖であったが、1804年地震により隆起。後の農地整備によって趣が著しく変わった。しかし、現在も100以上の島が老松と共に水田の中に残されており、独特の景観を残す。とりわけ、田植えの頃、田んぼに水を湛えた時期が一番の見頃であり、往年の景観を髣髴させる。
総延長約35km、最大幅3.2kmで面積は55.44平方kmの日本有数の砂丘。人と砂の戦いの末に形作られた、クロマツの生い茂る庄内海岸林と呼ばれる砂防林がある。
ウミネコの繁殖地(天然記念物)で知られる孤島。他にも独特の植生、日本海の荒波によって浸食された奇岩、海崖など見所が多い。