BASIC/98
開発元 | 電脳組 |
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初版 | 1987年 |
最新版 |
Ver. 5.1
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対応OS |
Win95, 98, 98SE, ME, NT 4.0 SP6a以上, 2000, XP Vista, 7, 8, 8.1, 10 ※1・※2 ※1:Vista, 7, 8, 8.1, 10にはVer.5.1のみ対応 平成19年12月以前に出荷された、Ver.5では一部の機能に制限 ※2:64ビット版Vista, 7, 8, 8.1, 10の各OS上では32ビットアプリケーションとして動作 |
公式サイト | https://www.dennougumi.co.jp/products/basic98/ver5/index.html |
BASIC/98(ベーシック キューハチ)は、有限会社電脳組が販売するBASIC言語の処理系である。
MS-DOS版
[編集]1987年に、神津システム設計事務所・コーズシステムプロダクツ(KSP)からBASIC/98 Fastとして発売された構造化BASICインタプリタ/コンパイラ で、その後数社を経て電脳組に権利が譲渡された。N88-BASIC(86)と高い互換性を持ち、さらに文法を拡張した処理系で、NEC PC-9800シリーズ用以外にも東芝J-3100用などがあった。
文法の拡張は、構造化プログラミング、及びモジュラープログラミングに関するものが主となっている。構造化プログラミングのサポートとしては、行分けIF文、SELECT文(C言語のswitch文に相当)などがある。モジュラープログラミングのサポートとしてはローカル変数と引数を持つサブルーチン、関数などがある。
MS-Windows版
[編集]MS-DOS版の機能の内、機械語ルーチンの呼び出しなどを除く、ほとんどの機能を実装している。2015年現在の最新版はV5.1で、インタプリタのみである。
N88-BASICと互換性を保つため、画面サイズは640×400ドットまたは640×480ドットのいずれかしか選べない。文法互換といってもわずかな違いはある上、文法拡張に伴う予約語の増加などの関係で、移植の際には多少の手入れが必要になることが多い。しかし、プログラム入力時に行単位で文法をチェックする機能があるので、ほとんどの場合修正は容易である。
動作は安定しているので十分実用になるが、実行速度は必ずしも速いとはいえない。プログラムの内容にもよるが、フリーウェアのBASICインタプリタの中に、これよりはるかに速く動作し、画面サイズが任意に変えられる実用性の高い処理系も存在する。