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S/2018 J 1

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
S/2018 J 1
Ersa[1]
2003年2月24日にカナダ・フランス・ハワイ望遠鏡によって撮影されていたErsaの画像
2003年2月24日にカナダ・フランス・ハワイ望遠鏡によって撮影されていたErsaの画像
仮符号・別名 Jupiter LXXI
見かけの等級 (mv) 22.9[2]
分類 木星の衛星不規則衛星
発見
発見年 2018年[3]
発見者 スコット・S・シェパード[1]
発見場所 セロ・トロロ汎米天文台[1]
軌道要素と性質
軌道の種類 ヒマリア群
木星からの平均距離 11,483,000 km[2]
離心率 (e) 0.094[2]
公転周期 (P) 252.0 (0.690 年)[2]
軌道傾斜角 (i) 30.61°[2]
近点引数 (ω) 346.7°[2]
昇交点黄経 (Ω) 93.3°[2]
平均近点角 (M) 356.6°[2]
木星の衛星
物理的性質
直径 ~3 km[2]
Template (ノート 解説) ■Project

S/2018 J 1Ersa[1])は、木星の第71衛星である[4][5]。S/2018 J 1 の軌道傾斜角は 30.61°で、木星の自転と同じ向きに公転する順行衛星である。ヒマリア群に属する衛星だと考えられている[2]

発見と名称

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2018年スコット・S・シェパードが率いる観測チームによって発見され、S/2018 J 1 という仮符号が与えられた[6]。発見にはマゼラン望遠鏡セロ・トロロ汎米天文台ローウェル天文台ディスカバリーチャンネル望遠鏡などが用いられており、同年7月17日の小惑星センターのサーキュラーで発見が報告された[6]。その後9月25日に Jupiter LXXI という確定番号が与えられた[4]

2019年2月にS/2018 J 1を含む5つの衛星の名称を一般公募すると発表され[7]、選考の結果、同年8月にErsaという名称がS/2018 J 1の固有名として国際天文学連合に承認された[1]Ersaという名称は全知全能の神ゼウスの女神セレーネーの間に生まれた露の女神ヘルセーに因んでいる[1]

出典

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  1. ^ a b c d e f Planet and Satellite Names and Discoverers”. アメリカ地質調査所. 国際天文学連合. 2019年8月21日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j Scott S. Sheppard. “Moons of Jupiter”. Carnegie Science. 2018年11月21日閲覧。
  3. ^ NASA (2018年7月17日). “In Depth | S/2018 J1 – Solar System Exploration: NASA Science”. アメリカ航空宇宙局. 2018年11月21日閲覧。
  4. ^ a b www.minorplanetcenter.net” (PDF). 小惑星センター (2018年9月25日). 2018年11月21日閲覧。
  5. ^ 惑星の衛星一覧”. 国立天文台 (2018年10月5日). 2018年11月21日閲覧。
  6. ^ a b Gareth V. Williams (2018年7月17日). “MPEC 2018-O18 : S/2018 J 1”. 小惑星センター. 2018年11月21日閲覧。
  7. ^ Help Name Five Newly Discovered Moons of Jupiter!”. Carnegie Science (2019年). 2019年8月21日閲覧。