VITAMIN
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『VITAMIN』 | ||||
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電気グルーヴ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1993年 | |||
ジャンル | ||||
時間 | ||||
レーベル | Ki/oon Sony Records | |||
プロデュース | 電気グルーヴ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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電気グルーヴ アルバム 年表 | ||||
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『VITAMIN』収録のシングル | ||||
『VITAMIN』(ビタミン)は、日本のテクノユニットである電気グルーヴの4枚目アルバム。
1993年12月1日にKi/oon Sony Recordsよりリリースされた。
前作までに比べると、インストゥルメンタル曲が多く収録されている。純粋なテクノ・ミュージックを主体としている。
帯のキャッチコピーは「昨日までの自分を笑え テクノでパンクでアシッドで、なおかつ肉体派、電気グルーヴ オリジナル4thアルバム。」(これはメンバー自ら考案したものではない)。
制作
[編集]この頃、グループの中心人物である石野卓球が、ロンドンに渡り経験したアシッド・リヴァイヴァルの影響が表れたアルバムである。全編にTB-303がフィーチャーされている。
1曲目から5曲目、10曲目はヴォーカルがあり6曲目から9曲目はインストゥルメンタルとなっている[注釈 1]。アルバムのほぼ半分がインストゥルメンタルという点で、ポップス性に欠けセールス的に難があるのではないかとレコード会社からクレームがつき、メンバーはこれに強固に抵抗したが、最終的にインディーズ時代からライヴなどで人気のあったヴォーカル曲『N.O.』をボーナス・トラック的に収録するという条件でリリースにこぎ着いた。
収録曲
[編集]# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 時間 |
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1. | 「Happy Birthday」 | 石野卓球 | 石野卓球 | |
2. | 「Disco Union」 | 石野卓球 | 石野卓球 | |
3. | 「ハイキング」(Hiking) | ピエール瀧 | 良徳砂原 | |
4. | 「ニセモノ フーリガン」(Fake Hooligan) | ピエール瀧 | 石野卓球 | |
5. | 「富士山」(Fuji-san) | ピエール瀧 | ピエール瀧 | |
6. | 「Stingray」 | 良徳砂原 | ||
7. | 「Popcorn」(編曲:石野卓球) | ガーション・キングスレイ | ||
8. | 「新幹線」(Shinkansen) | 石野卓球 | ||
9. | 「Snow and Dove」 | 石野卓球 | ||
10. | 「N.O.」 | 石野卓球 | 石野卓球 | |
合計時間: |
曲解説
[編集]- Happy Birthday
- テレビ番組『なるほど!ザ・ワールド』(フジテレビ系列)のエンディング・テーマとして使用された。スチャダラパーの『Trio the Caps』のフレーズがサンプリングされている。
- Disco Union
- ハイキング - Hiking
- 「明るいテーマだがどことなく不安感・無気味さを感じさせる曲」という砂原の意図が込められた曲。
- ニセモノ フーリガン - Fake Hooligan
- 富士山 - Fuji-san
- Stingray
- この曲はその後、砂原のソロ・アルバム『CROSSOVER』(1995年)において「Stinger Stingray」として続編がつくられている。
- Popcorn
- 電子楽器をポップミュージックの世界に取り入れた始祖的存在である、ガーション・キングスレイの楽曲をアシッドにアレンジしたカバー曲。プログラミングは砂原が担当。インスト曲である為「タモリの音楽は世界だ」で披露した際、楽器演奏をしないピエール瀧はコックスタイルでタイトルに因みポップコーンを作っており、途中出来上がったポップコーンが飛び散っていた。
- 新幹線 - Shinkansen
- Snow and Dove
- N.O.
- 1994年に3枚目のシングルとしてシングルカットされた[1]。元々はインディーズ・アルバム『662 BPM BY DG』に『無能の人』という曲名で収録されていた。本アルバムとの方向性が異なるためメンバーはこの曲の収録をためらっていた。意に沿わない収録のため、正式タイトルの「無能の人 (LESS THAN ZERO)」を使用せず、仮タイトルであった「N.O.」を使用した[注釈 2]。シングルはアルバムとは違い冒頭が数秒省略されている。
参加ミュージシャン
[編集]- Jacky - コーラス(1,2曲目)
- 會田茂一 - ギター(5,10曲目)
- Mutsuo Ono - コーラス(5曲目)
- 中山道彦 - コーラス(5曲目)
- Yoshinobu Tanizawa - コーラス(5曲目)
- Antonio Riichiro - コーラス(5曲目)
- Masahito Ishikawa - コーラス(5曲目)
- Tadashi Doi - コーラス(5曲目)
- Eiichi Yoshimura - コーラス(5曲目)
- Yoshimi Shimizu - コーラス(5曲目)
- 五島良子 - コーラス(8曲目)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ “電気グルーヴ / N.O.”. CDジャーナル. 音楽出版社. 2022年5月27日閲覧。