2025年、日本の公職選挙は、かなり本質的な危機に直面しています。
尊敬する同窓の先輩、郷原信郎弁護士と神戸学院大学の上脇博之教授による早期の刑事告発も功を奏したと思われます。
2月7日金曜日、兵庫県警と神戸地検はPR会社「merchu」関係先を家宅捜索、強制捜査に踏み出しました。
郷原弁護士ご自身は非常に人間的に考えて、PR会社社長に「寛大なご処置を」と表明しておられ、PR会社社長にも真相解明、捜査に全面協力を、と期待しておられました。
しかし、実際には警察、検察の捜査に非協力的で、資料の提出も拒むなどあったため、強制捜査に踏み切った、とのこと。
大変残念である旨の動画を投稿しておられました。残念ながら、起訴猶予といったことは、期待できないでしょう。
さて、捜査により告発内容が跡付けられ立件されれば、斎藤「知事」の当選取消と公民権停止などが実現、日本の憲政もここで守られるかと思いきや・・・。
悪いことを考える人間、灰色紳士のような存在はどこにでも発生してくるようで、同じ法の目の網を潜り抜ける悪事が、またぞろメディアに報じられました。ため息をつかざるを得ません。
同じ2月7日、兵庫県知事選挙で斎藤「知事」を応援して「2馬力選挙」騒動を引き起こした「立花孝志」NHKから国民を守る党党首が、2月27日告示、3月16日投票の「千葉県知事選挙」への立候補を表明する記者会見を開いたのです。
会見上、「立花氏」は現職で続投を表明している熊谷俊人知事(46)が選挙でのSNSへの虚偽投稿対策として「一定の規制をすべき」と会見で述べたことを上げ、「ダイサンセー。表現を規制しようとしているスバラシイ人(であるので、立花は熊谷氏への投票を呼びかける)2馬力選挙を行う」と述べた。
筆者がカタカナにした部分は、立花氏が反語の意で述べていると思われる部分を強調したもので、現実にはこの「立候補」は、最低最悪の選挙妨害を宣言しているのに等しいと思われます。
なぜか。そしてそれは、どうすれば阻止できるのか?