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日経平均430円安と大幅反落、円高一服受け下げ幅縮小=25日前場

 25日前場の日経平均株価は、前週末比430円95銭安の3万8345円99銭と大幅反落。TOPIX(東証株価指数)も同8.94ポイント安の2727.59ポイントと下落した。日経平均は午前9時20分に、同645円15銭安の3万8131円79銭を付けた。現地24日の米国株式市場で、ナスダック総合指数が3日続落したほか、日経平均への寄与度が高い半導体関連株が影響を受けるSOX(フィラデルフィア半導体株)指数も続落したことから、朝方は売りが先行した。売り一巡後は、時間外取引で米株価指数先物が上昇し、為替相場が朝方の水準よりも円安方向に振れたことを支えに、下げ幅を縮小している。

 東証プライム市場の出来高は9億9358万株、売買代金は2兆4780億円。騰落銘柄数は値上がりが736銘柄、値下がりは850銘柄、変わらず54銘柄だった。

 業種別では、全33業種のうち17業種が下落、16業種が上昇した。住友電工<5802.T>、フジクラ<5803.T>などの非鉄金属株や、出光興産<5019.T>、ENEOS<5020.T>などの石油石炭製品株が下落。楽天グループ<4755.T>、リクルートH<6098.T>などのサービス株や、日立<6501.T>、キーエンス<6861.T>などの電気機器株も安い。ディスコ<6146.T>、菱重工<7011.T>などの機械株や、INPEX<1605.T>、石油資源<1662.T>などの鉱業株も軟調。NTTデータ<9613.T>、ソフバンG<9984.T>などの情報通信株や、デンソー<6902.T>、トヨタ<7203.T>などの輸送用機器株も弱い。一方、米著名投資家のウォーレン・バフェット氏は現地22日、日本の大手商社の株式の保有比率について、上限を適度に緩めることで各社と合意したことを明らかにし、丸紅<8002.T>、三菱商<8058.T>などの卸売株が急伸した。中外薬<4519.T>、エーザイ<4523.T>などの医薬品株も高い。

 個別では、Vキューブ<3681.T>、高圧ガス<4097.T>、日産自<7201.T>、マイクロニ<6871.T>、ローツェ<6323.T>などが下落。半面、宮越HD<6620.T>、伊藤忠<8001.T>、住友商<8053.T>、ネクセラ<4565.T>、TREHD<9247.T>が上昇した。

提供:ウエルスアドバイザー社

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