2024年も残りわずか。今年もG-SHOCKからは100種を超える多くのモデルが発売されたが、気になるのは、一体どんなモデルが人気だったのか? ということ。そこで、腕時計への造詣が深いスタイリストの小林知典さんに、今年メディアでよく取り上げられた注目モデル3本を選んでもらった。
各モデルの見どころや着用シーンなど、詳しくは動画をご覧いただきたいが、本稿ではその内容をダイジェストでお届けする。
小林知典さん(写真右)は、雑誌を主戦場にさまざまなメディアで腕時計に関する企画を手掛けるスタイリスト。動画では、価格.comマガジン編集部の腕時計担当である筆者(写真左)が詳しく話をうかがっていく
小林さんによると、2024年はG-SHOCKのなかでも、フルメタルシリーズが特に人気だったという。フルメタルシリーズは文字どおり、ケースとバンドがステンレススチールやチタンなどの金属でできている。この全身メタルのG-SHOCKは上品な雰囲気をまとい、ジャケットスタイルなどキレイめなコーデと好相性。大人が使いやすいG-SHOCKであることが人気の理由だそうだ。
フルメタルG-SHOCKは角型フォルムの5000シリーズ(写真左)と、八角形の2100シリーズ(写真右)の2パターンで構成されている。フルメタル化しても、G-SHOCKならではのタフさは健在だ!
多くの腕時計企画に携わるスタイリストの小林さんに、今年メディアでよく取り上げられたG-SHOCKを3本紹介してもらった。すべてフルメタルではあるが、どれも個性派揃いだ。
今回紹介する、フルメタルG-SHOCK3本がこちら
フルメタルの洗練されたイメージとクロノグラフデザインが調和した、G-SHOCKのニューフェイスだ
本作の注目ポイントは、2100シリーズのフルメタルモデルとしてG-SHOCK初のクロノグラフであること。クロノグラフ特有のメカニックなデザインながら、ブラック文字板で引き締めているため、全体としてはシンプルで精悍な顔つきにまとまっている。ベゼルは細かい節目を入れたヘアライン仕上げを施すことで高い質感を創出。ビジネスシーンで着けやすい一本に仕上がっている。
ジャケットとの合わせも違和感なくマッチする
【SPEC】
防水:20 気圧防水
駆動方式:タフソーラー(ソーラー充電システム)
ケース×バンド:ステンレススチール×ステンレススチール
ケース径:46.3mm
ケース厚:12.4mm
3時〜6時位置に液晶画面が付いたアナデジ仕様のフルメタルG-SHOCK
鮮やかな青文字板が美しい本作は、アナログとデジタルが合わさった“アナデジ”モデル。時分針での時刻表示に加えて、液晶画面で秒数や日付、ストップウォッチ、タイマーなどの各種モードが表示される。また、フルメタルと青文字板の組み合わせにも注目したい。メタリックなブルーはフルメタルとの調和具合がよく、洗練された雰囲気をまとっている。カラー文字板は腕時計業界の潮流であるが、本作は落ち着いた色調なので“色物時計”の1本目として手に取りやすい。
清潔感のある青色なので、キレイめなコーデと好相性。オン/オフ問わず使える
【SPEC】
防水:20 気圧防水
駆動方式:タフソーラー(ソーラー充電システム)
ケース×バンド:ステンレススチール×ステンレススチール
ケース径:44.4mm
ケース厚:12.8mm
初代G-SHOCK「DW-5000C」をフルメタル化しているため、親近感が沸く外観だ
5000シリーズがベースになっている本作の特徴は、フェイスの外周がグリーンで縁取られている点。ウォッチシーンではグリーン文字板がトレンドであり、まさしく今っぽい一本だ。シンプルなファッションに小物として投入すれば、コーデのアクセントになる。また、本作がフルメタルであることと、文字板の緑色の領域が狭いことで、一般的にカジュアルになりすぎてしまうグリーンダイヤルも、その度合いが絶妙に抑えられている。腕時計のトレンドをキャッチしつつ、コーデの格上げも狙える一本だ。
グリーン文字板のG-SHOCKはカジュアルなファッションと合わせたい
【SPEC】
防水:20気圧防水
駆動方式:タフソーラー(ソーラー充電システム)
ケース×バンド:ステンレススチール×ステンレススチール
ケース径:43.2mm
ケース厚:13mm
同じフルメタルG-SHOCKのなかでも、3本それぞれに個性があり、2024年に人気を博したワケにも納得がいった。また共通して、フルメタルならではの上品な空気をまとっているので、大人が着けやすいG-SHOCKだと感じた。動画では、さらに詳しく各モデルの見どころや着用シーンなどを解説している。
2024年も終わりが近い。ぜひ、1年間頑張った自分へのご褒美として携えてみてはいかがだろうか?