概要
ある隠された事情により、この二人はいつも行動を共にすることになる。
そして過去に立ち向かいながら、呪縛を解き放ち力を合わせて戦う現代ファンタジー。
二人だからこそ扱える未知の異能。
「僕の気持ちと私の気持ち。二つの想い、心は一つ。掌を合わせ念じれば、どんな未来だって切り開く――」
主人公「烏兎・うと」が少しずつ明かされる真実に立ち向かい、異能を使って奮闘する物語です。2章から本格的に物語の展開が動き出します。
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この物語の世界観はですね、日本を舞台としたもう1つの世界。
実在す
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!美しい情景描写が魅力的な、和風恋愛ファンタジー
日本神話をベースとしていて、しっとりとした文章に切ない恋愛描写が胸を打つ御作品です。
作者様の言葉選び、感性が本当に繊細で、情景描写が特に素敵だなと感じました。
私自身は滋賀県の白髭神社を訪れたことがないのですが、主人公の烏兎君を通して、実際に目にしているかのような色鮮やかさがありました。
朝の清々しい空気感だったり、琵琶湖の近くを自転車で通る際の風を切る音、水の匂い、鳥居の朱色――まるで目に浮かぶようです。
そんな美しい情景描写と共に描かれる登場人物達は真っ直ぐとした心根が美しく、透明感があります。
だからこそ、彼等が悩み悲しむ場面は心がより揺さぶられ、祈るような愛おしさを覚えることで…続きを読む - ★★★ Excellent!!!……きっと私たちはこの物語の先に、忘れられない恋をみる。
この物語は、愛を知るゆえにみ大きな罪を背負ってしまった二人の神使の悲しい物語から始まります。
これ以上の辛い罰が、あるのだろうか?
そんないたたまれない気持ちの中で進んでいく物語は、逆にほのぼのとした青春物語。
だけど優しさに溢れる男の子、鳥兎くんのキラキラした青春に見え隠れし始める彼の素性には、どうやら色々とあるみたいですね。
彼にしか視えていない魄霊という存在、そしてそれを滅する言霊の力。そして……彼が失くしている幼い日々の記憶。
とてもワクワクするファンタジー要素満載の展開が繰り広げられていきますが、それがどのように冒頭の悲しすぎる物語に繋がってゆくのか?今後の展開に目が離…続きを読む - ★★★ Excellent!!!純粋で透き通った感じのファンタジー色の強い異世界純愛小説!
異世界恋愛なんですが、ファンタジー色の強い異世界恋愛になります。この表現が正しいかどうかはわかりませんが、恋愛としては、ちょっと重めな、でも純粋で透き通った感じの恋愛小説です。
前作もそうなんですが、みゆきさんの書く物語の大きな特徴というか、ウリは透明感のあるキャラクターでして、なんというか、外連味のない、本当に心に直接語り掛けてくるようなキャラ造詣でして、上手く表現できないですが、自分の目の前で繰り広げられてるかのような伝達力をもった親しみがあるけどメッセージ性が強いキャラ造詣なのです。
実は、今回、カクヨムコン9に恋愛小説を書かせていただいたのですが、本作も参考にさせていただいた小説…続きを読む