秘密の園と暗殺者

主人公のキアラは王都警備隊の秘書になりますが、上司である隊長や小隊長たちがものすごく個性的で、職場のハチャメチャな様子がおもしろいです。

身体能力の高い隊長や小隊長たちがかなり自由に振る舞うので、それに振り回されるキアラは、たとえるならライオンの群れに放り込まれた猫状態。本人にとってはたまったものじゃないですが、眺めているこちらは楽しいです。

そんななか、ドキドキな展開やシリアスな展開もあり、様々な要素を楽しめるおもしろい作品です！

（【第14話　湯煙と紳士】まで読んだ状態でのレビューになります）

銀髪黒水晶の瞳の可憐な美少女「キアラ」が男所帯の職場「王都警備隊」に入隊するところから物語は始まります。
職場の上司たちは揃いも揃って個性的で魅力的。そして主人公のキアラは薬師の娘であり医療分野が専門。この後の展開を期待するに十分な面子です。
情景描写も臨場感があります。
本格的ハイファンタジーをお探しの方にお勧めです！

薬学や医学分野の知識に長けた主人公が、個性豊かな仲間たちに囲まれながら謎に立ち向かうハイファンタジーです。

王都の警備隊に秘書として配属された主人公・キアラ。
彼女を囲う警備隊の面々は、クセの強い実力派のイケメンばかり。
最初は、この男性陣がキアラを恋愛的な意味で振り回す逆ハーなのかなと思い、読み進めるにも少し気後れしていたのですが、途中から様子が変わりました。

キアラの仕事として検視の依頼が舞い込んだことにより、それまで明るく賑やかだった雰囲気が一変し、医療サスペンスのような展開が始まります。
参考文献などをいくつも読み込みながら執筆されたとのことで、内容にも臨場感たっぷりです。
華や…続きを読む

主人公、キアラは、銀髪美少女。男だらけの王都警備隊で、紅一点の秘書になった。
警備隊の男たちは、彼女をかまいたおす！

警備隊の男たちは、皆、個性豊かなのだけど、二人だけ抜き出して書くと、

①超絶美形だけど性格破綻者、何をしでかすか読めぬリュジニャン。
この人、キアラに「（男に）食べられちゃわないようにね。」とにっこりアドバイスをくれるかと思えば、キアラさんの心の傷をぐっさとえぐる言葉を平気で言ったり。
読めぬ。マジで読めぬ。もう、登場してるだけで、読者はドキドキなんですよ。

②銃の名手、大人の色気のレンナート隊長。
彼がキアラの直属の上司で、仕事ができる人。キアラにはあくまで上司として…続きを読む

ひょんなことからイケメンだらけの王都警備隊の秘書になった薬師の娘、キアラ。

まだ途中までしか読めていませんが、彼女が持ち前の医術と毒物の知識をもって問題解決に当たる様は、欧風・薬◯のひとりごとのようで、とてもワクワクさせられます。

前述のようにいろんなタイプのイケメンが登場しますので、必ずあなたの推しが見つかりますよ！

絶対最後まで追いかけたい作品です😊

剣も銃も使えない、武器は薬の知識と毒液のみ。そんな主人公キアラは王都警備隊に秘書として入隊するが、そこは大男の小隊長、長身痩躯三白眼の隊長など、一癖もふた癖もある男たちばかり。彼らはキアラの容姿を見て「雪ん子」だの「白ウサギ」だの「白猫ちゃん」と呼んでなかなか人間扱いしてくれなかった。

しかし、男臭い職場に細くてかわいい女の子が来れば男心は沸き立つもので、キアラの周りの男性も彼女を雪ん子呼ばわりしながらも歓迎していたが――ある殺人事件をキアラが見てしまってから、事態は急転する。


感想：警備隊の面々が人間味のあるメンツで、良き上司もいれば中にはセクハラまがいのことをするイケメン輩もいるが…続きを読む

新人さんの初々しい緊張が伝わる出だしと、建物や人物などリアルに想像できる描写が良いです。癖のある上司しかいないけど（個人的にはレンナートという上司が好き♡）、なんだかんだでうまいことやっていけそうな前途多難なような、とにかく主人公を応援したくなる作品です！

主人公（女の子）の配属先は男だらけの王都警備隊。
秘書（内勤）のはずなのに……。

彼女にはとある目的があって入隊したのだが、初日から色々とありすぎ。
個性が豊かすぎるというか、濃すぎるイケメン上司たち（複数！）に色々とイジられ、まあ、彼ら流の歓迎というか洗礼にあいます。
次から次へと起こる騒動は、緻密な描写と軽妙な会話で語られていきます。
徐々に明かされる彼女の過去と目的。
目が離せません。

王都警備隊に新しく入隊する事になった女主人公（キアラ）の物語。

入隊するシーンからですが、警備隊に女子は自分しかおらず、周りは鍛えられたイケメンだらけ！

しかし、全員キャラクターが濃い！

いきなり名前で呼んでもらえず、雪ん子というあだ名で呼ばれる等、軽快で笑えるストーリーが多いです。

多種多様なキャラクターが生き生きしていますが、それだけが魅力じゃありません。
たしかな文章力で綴られる情景描写は、ファンタジーの世界に一気に引き込まれるでしょう。

まだ十話までしか読んでいませんが、この先にドタバタ以外の深いストーリーも進みそうです。

乙女系異世界ファンタジーが好きな方にお勧めです！

王都警備隊、隊長秘書となった薬師の娘キアラ。
警備隊の平凡とは言い難い面々に囲まれ、秘書の仕事、行政解剖、お料理、毒薬をぶちまける等々、日々の業務を頑張るキアラだが、彼女には暗い過去があった――。


なんと言っても詳細な描写が圧巻です！
美しい街並み、個性豊かなイケメンたち、美味しそうな料理に美麗な服装。
隅々まで繊細に語る文章力は見事の一言に尽きます！

この描写力を多くの人に読んでもらいたいと、切に思います！