幼児教育について
少子化なのに都内では産院が不足していたりするのと同じ構造で、少子化→幼稚園がつぶれる→幼稚園倍率が上がるという魔のスパイラルに陥っています。
なのでいわゆるお受験園でなくても、ここのお庭は土でいいな☆レベルでも数倍の倍率が付くきったはったの競争社会。
お受験と聞くと、本質を見誤り見栄とかで暴走する母みたいなイメージがありますし、中にはそういう方もいるのも事実です。BUT小さいうちからある明確な方針を持って教育するというのはいいことだと思いますし、これだけ多くの人が入りたいと思うところにはそれなりの魅力があるというのもまた事実だと思います。
でも、幼稚園受験かなんかのデータブックを読んだ夫、とある問題に
「まじでこれができたら一体なんだっていうの?」
と素で聞いてきたくらい、ヘンなのもあるんだよね。
というか、全般的に
求められてる像が、お行儀がよく、常にママの隣で本を読んでいて、住んでるマンションからはビルしか見えないのに昆虫や植物や四季の行事を知っていて、お絵かきで「自由に」自分の表現したいものを描けて、カードゲームに的確に答えられる口数少な目の良い子
がほとんどな気がする。
まあ実際そうでなくてバラけた個性の子を取ってるかもしれないし、それぞれの園の個性もあるんだけど、習い事とかで求められるのはほぼ上記のようなことです。
お勉強系がいかにもできるんじゃなくて、元気で子どもらしい子とかいう場合もあるんだけど、それもいかにも大人が考えた「良い子像」だったりして。
いやそれももちろん良い子だし、すばらしいんだけど、破天荒な才能のある子とかはとらないんだろうな〜そしてせっかくお金をかけて教育をほどこすのに、そんな同じのばっか集めてどうなる日本。
それともあれか、ある程度資産のある子女は、そのままで十分食っていけるからあとは暇つぶしに有職故実に詳しくなったり和歌でもよんでりゃいーよってことなの?
だったら母子手帳にそうかいておいて!恥かかされるとこだった。
でそう考えると、「荒れてしょうがない」なんて悩んでる公立学校は、開き直ってヤンキーとか勢いのある人たちに
「おとなしい秀才をいかに使って金儲けするか」
とか教えたらよくない。
一番テストでいい点とった人が超一流企業に。
そこそこの人は中堅企業に。
それより点を取れなかった人は零細に。
という勝てないルールの中、無理やり勉強とか教えるから荒れるんだ。
古来ヤンキーが秀才を使って天下統一しちゃう事例はいくらでもあるので、勢いのある人は自分の勝てる土俵で技を磨こうよ。起業したら学歴いらないじゃん。
というわけで明日から息子には歌って踊れ、バラエティーでもそこそこしゃべれる二歳児を目指して特訓する