イエルカの薪ストーブどんぐりを約1ヶ月使用してみて、購入前に期待していた4つの項目についての検証結果を一昨日と昨日の記事で前半、後半に分けて公開しましたが、本日はその続きで番外編をお届けします。
シーズン初めという事もあって その間我が家はコロ薪しか焚いていなかったのですが、ある日、薪ストーブがボッボッボッボッ音を立てて燃焼しだして爆発するのではないかという現象が起こった。
薪ストーブは今まで何台か経験していますが、ボッボッボッボッ音を立てて燃焼するのは今回が初めてになります。
この件について詳しく解説したいと思います。
応援ポチお願いします!
予めお断りしておきますが、大人しく焚く人だとこの現象は起こらないと思います。
我が家は普通の家よりも暖房面積が広く(35帖)、しかも壁一面が障子で隣の神殿は寒々としている条件なので、大人しく焚いていては暖が取れないため薪ストーブの能力を最大限に発揮させる事が多いのですが、最初にボッボッボッボッ音を立てて燃焼し始めたときは何が起こったのか分からず、障子戸がガタガタ揺れるので、家族の何人かは地震と勘違いしたくらいでした。
こんな感じで、レギュラー薪を井桁に組んで焚く場合は薪の表面積が限られるのでボッボッボッボッ現象は起きにくいのですが
コロ薪をこんな感じで燃焼させて、火の回ったコロ薪を炉床に広げて更に追加薪をすると燃焼する薪の表面積が大きくなるので起こり易くなります。
追加薪後にドアを閉めて、ドアにある一時給気口も閉め
更に煙突ダンパーを45度くらいにするとボッボッボッボッ音を立てて燃焼が始まります。
天板にある2つの二次給気口は全開ですが、炉内の燃焼が激しくて多くの酸素が必要なのに供給量が不足していて起こるようです。
一旦炉内の燃焼が激しくなると、煙突ダンパーが垂直で抵抗無しの状態にしてもボッボッボッボッ音を立てての燃焼は収まりません。
正面のドアを開ければ静かになりますが、更に燃焼が激しくなるので、それを調整するためにダンパーを絞って、排気を少なくして、熱エネルギーが煙突から逃げるのを防いで薪ストーブ本体を熱くします。
この激しい燃焼の起こった時は煙突からの煙は見えませんが、ガラスが白く曇ってしまいます。
又、この現象の際に煙突ダンパーを絞りすぎると、ボッボッボッボッの爆発リズムが遅くなってバックパフ現象が起こり、閉めてあるフロントドアの隙間から爆発後に黒い煙が少し出て、酷い時は天板の給気口から高さ10cmくらいの火柱が立ちますので、爆発リズムはある程度速くしてやらないと危険です。
慣れてきた今では「ターボチャージャー」と命名し、わざとこの現象を起こして部屋を早く暖かくするようにしています。
という事で、イエルカの薪ストーブがボッボッボッボッ音を立てて燃焼する原因と、それを活用した 焚き方の裏技 についてでした。
完
この記事を読んで良かったと思った方は下のバナーをクリックして下さい。このブログを登録しているカテゴリーで10ポイント加算され上位にランキングされますので、ご協力お願いします。
これが励みになっています!
いつもブログを読んで、ポチッと応援して頂いているみなさんに心から感謝申し上げます。
お気軽に読者登録してくださいね!