本日の寄港地は、ミュンヘンに次いで人口が多く、ドイツ第二の都市と呼ばれるハンブルク。
欧州最大級の貿易港を有していますが、海に面している訳ではなく、エルベ川の河口から約100kmも上ったところに位置しています。
河の上流までクルーズ船のような大きな船が入れるのは凄いですね
この日の下船は、朝の7時半。
当初は日曜日だけしかオープンしていない、恒例朝市の「フィッシュマルクト」へ行くつもりでしたが
冬は夜が明けるのが遅く、未だ真っ暗だったほか、冷たい雨もかなり降っていたため、屋内観光へと予定変更。
ドイツの観光人気ランキングNo.1の常連「ミニチュア・ワンダーランド」へ向かうことに。
ところが、オンライン予約を試みたところ、全ての時間帯で完売していることが判明
窓口で当日券を購入するためには、朝8時のオープン直後でなければチャンスは無いとのネット情報から、急いで港からタクシーを拾い向かいます。
施設は世界遺産となっている赤レンガの倉庫街内に位置し、クルーズターミナルからのタクシー運賃は30ユーロ前後。
モナコの街並みではF1が走り、殆どのジオラマで幾つもの列車が交差。
因みに、列車の数は全部で1,231、鉄道レールの長さは累計16,491mでギネス記録なのだそうです。
ハンブルク空港を模した架空のナフィンゲン空港では、コンコルド等の実在の飛行機に混じって
スター・ウォーズのファルコンまでが飛び立ちます。
製作者側の遊び心が面白く、クスッと思えるような仕掛けが至るところにあります。
白雪姫と7人の小人たちが山を登っていたり、煙突に入ろうとするサンタクロースがいたりと
隠れキャラ探しも楽しかったりします。
息子が、「ここは、いつまでも居れる」と感じたほどに興味は尽きることなく、結局5時間近く滞在していたでしょうか。
2026年には、アジアのコーナーを作る予定らしく、今後も楽しみですね
今回、事前にハンブルク交通局のホームページから電車やバス等の公共交通機関が一日乗り放題となるグループチケット(4人で13ユーロ)を購入。
改札が無いので、一度もEチケットを見せる機会がありませんでしたが、特に家族連れにはグループチケットはお買い得かもしれません。
ハンブルク市庁舎は、1842年の「ハンブルク大火」で焼失した旧庁舎を建て替えるため、40年以上の歳月を費やし
市庁舎前の広場は、クリスマスマーケットが開かれ多くの人で賑わっていましたが
如何せん、店を物色しつつ通りを傘さしながら巡るには、通りが狭すぎました。
ジャーマンドッグを買っただけで、次に向かいます。
これまで、悲しいかな旅行中全ての街歩きが雨です
電車に乗って訪れたのは、レーパーバーン。
船員たちを相手にした性風俗産業が古くから盛んであり、「世界で最も罪深い1マイル」などとも称されることのある歓楽街です。
そんなところに向かったのは、そこがロンドン同様に「The Beatles」の聖地だったから。
生前ジョン・レノン氏は、「僕らはリヴァプールで生まれ、ハンブルクで育った」と語っており
ビートルズとして大活躍する前の下積み時代は、ハンブルクのライブハウス等で活動していたのでした。
ビートルズが始めてハンブルクの舞台で演奏したインドラクラブや
金属モニュメントを設置しているビートルズ広場へ訪問。
モニュメントのドラマーは、リンゴ・スター氏ではなく、ハンブルク時代のドラマーだったピート・ベスト氏の名前になっています。
そして、4人と離れた場所に21歳の若さで亡くなった、元メンバーであるスチュアート・サトクリフ氏のモニュメントがあるのも
実にハンブルクらしいと思った次第です。
こうして、初めてのドイツを満喫できたのですが、残念だったのは降りしきる雨と冷たい風
冬だから仕方が無いとは言え、街歩きですっかり冷えてしまいました。
クルーズ船に戻り、熱い紅茶を飲んで一息ついたのは、言うまでもありません。
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