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株式投資、映画鑑賞、野球観戦、読書

ファスト&スロー(上)

2025-02-18 19:30:00 | 読書
「ファスト&スロー(上)」
ダニエル・カーネマン著、村井章子訳、ハヤカワ・ノンフィクション文庫、2014年6月





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人が判断エラーに陥るパターンや理由を、行動経済学・認知心理学的実験で徹底解明した本。

行動経済学の本を多数読み、当ブログでレビューしておきながら、
行動経済学のバイブルとも言える本書をまだ読んでいませんでした。
上下巻に分かれており、まずは上巻を読みました。

著者のダニエル・カーネマンはキャリアのスタートがイスラエル国防軍心理学部門なだけあって、心理学、統計学の観点での説明が多いです。

人の思考を直感的思考のシステム1と熟慮的思考のシステム2に分類し、実験や日常において、それぞれどのように働いているかを解説しています。

行動経済学について8~9割は面白くて役立つと思いつつ、1~2割は懐疑的に感じています。

本書でもシステム1、システム2の考え方は納得できるところが多い一方で、
それぞれが絶対的ではなく相対的な分類で、直感的なシステム1が案外複雑に働いているケースもあるように思いました。

アンカリング、ヒューリスティック、バイアス、平均への回帰、後知恵、ハロー効果などは行動経済学の頻出ワード。

第20章で投資について。
予測は不可能でほとんどは運とのこと。
これも行動経済学の書籍でよく言われていることです。



関連エントリ:
【行動経済学関連書籍】
愛と怒りの行動経済学

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【ダン・アリエリー著書】
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