こんにちは、タスマニアでワーホリ中のすずめです!
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本日は、小学生の頃にお世話していた、カナリアの話から。
カナリアと暮らしていました
我が家では、時おり野鳥の一時保護をしていました。
知り合いの獣医さんのお手伝いという形でした。
この活動のきっかけとなったのは、一羽のカナリアを引き取ったこと。
小学校高学年の頃、父が赤カナリアを連れて、仕事から帰ってきました。
迷子として、獣医さんのもとに届けられたのだそうです。
獣医さんのもとには、すでに保護された動物たちがいたため、カナリアをお世話してもらえたらとのことで。
当時、動物保護の児童書を読み漁っていたのもあって、やる気満々な私…😂
父と一緒に、お世話をすることに。
赤カナリアさん
引用元:全日本赤カナリヤクラブ
保護された時点で体調が良くなく、鼻をぐずぐずさせていたカナリアさん。
獣医さんと相談しながら、必死に対策を練りつつ、カナリアさんが少しでも穏やかに過ごせるようにと願いました。
🐦🐦🐦
さて、先日、このような日本のニュースを見かけました。
池の水を抜いて「外来種」のみを駆除し、「在来種」の生態系を取り戻そう!というものです。(一時期、テレビ番組化されたりしていましたね)
ニュースでは、活動の2年後、別の「外来種」が増えていた!とのコトで。
確かに、本来いなかった生物がやってくると、その地の生態系は変わる可能性があるかもしれません。(そもそも生態系自体、変わり続けるものですが)
ただ、そもそも日本の生態系には、他国からやってきた生物がたくさんいます。
私の名前でもあるスズメも、大陸からやってきたと言われています
人間活動と共にやってきた生物と、元からいた生物が、時間をかけて現在の生態系を織りなしています。
人間が「外来種」だからと一気にごっそり取り除いてしまうことこそ、インパクトの大きい行為になるのではないか、と感じてしまいます…😓
カナリアから考えた、「外来種」のこと
我が家のカナリアさんは足環をしていたので、誰かに飼育されていたものと思います。
(足環してなくてもそうだと思いますが)
元々体調が悪かったのか、屋外で体調を崩したのか。
意図があって逃がされたのか、間違って逃げてしまったのか。
どういういきさつがあったかは、わかりません。
ただ、あまり鳴くことなく、ジッとしているカナリアさんを見ていると、外の世界で生き延びるのは、とても恐ろしく大変だったんじゃないかな、と想像せずにいられませんでした…😢
カナリアは、アフリカ大陸の西部に浮かぶ、カナリア諸島が主な棲息地。
温暖で、日本のような明確な四季はない地域です。
我が家のカナリアさんが保護されたのは、冬前。
寒く、車や人や他の動物たちが行きかう外の世界を、どれだけの時間生きてきたのか。
考えただけで辛いです。。
他国から来た生きものたちは、そんな苦しみに耐えながら、必死に生きているんだと思います。
そして、そんな中で生き延びた種は「外来種」として、今度は人間から命を追われることになる。
なんて酷い話だろう、と思います。
悪循環を断ち切ろう!
今回のニュースからは、「外来種の排除」こそが生態系の保護活動といった印象を受けます。
“外来種だから”という理由ばかりが前面に押し出されるのは、どうなんでしょう?
他国の生物が、これ以上日本に来て苦しまないように工夫することこそ、大切なのでは?
ニュースの中に、「生物を外へ放出するということは、生態系を全部潰すかもしれないということを思ってほしい」とあります。
逃がさないことはもちろん、導入の規制こそしていくべきじゃないか、と思います。
ここオーストラリアは、他国から生きものを入れない工夫をしております
完全ではないですが、州や国を挙げて行動を起こしているのは、大切なことだと思います!
日本は、空前のペットブーム。
娯楽目的として、たくさんの生きものたちが、ペットショップなどで取引されています。
この流れを、まず何とかすべきなんじゃないでしょうか。
オーストラリアに棲息するキバタンは、日本で大人気
生きものたちが責任を負わされる社会は、持続可能とはいえない!と考えます。
国も、市民も、みんなで考えていけたら嬉しいです😌
それでは!
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