
スムージーとは何?他の飲み物との違いや自宅で簡単に作れるレシピも紹介!
美容や健康意識の高い方に人気のスムージー。「スムージーとシェイクやジュースと何が違う?」「スムージーにはどんな効果がある?」「おすすめのスムージーレシピはどれ?」など気になる方も多いのではないでしょうか。今回はスムージとは何か、他の飲み物との違いや効果などについて解説します。おすすめのスムージーレシピも紹介するので、参考にしながら作ってみてくださいね。

管理栄養士下田由美
管理栄養士として約10年間、病院・施設・保育園で幅広い年代の「食と健康」に携わってきた。その中で「食」と「心」は密接に関係していると気付く。利用者様の気持ちに寄り添いながら、無理なく安全に食べられる方法を探求し続けた。食に問題を抱えていた利用者様から、「ありがとう。美味しかった」と感謝された経験は、今でも忘れられない。現在は、「食はココロとカラダを元気にする」をモットーにフリーランスの管理栄養士として活動中。健康や栄養に関する記事執筆や監修、レシピ作りなどを行っている。また、美容や健康でお悩みの方に対して栄養指導を行い、日々多くの方々をサポートしている。続きを読む
スムージーとは何か?意味や語源も解説

健康や美容意識の高い方に人気のあるスムージー。名称は知られているものの、実際にスムージーがどのような飲み物を指すのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
スムージーには似たドリンクが多く存在しています。スムージーの意味や語源を理解して、普段の生活のなかでいろんな味のスムージーを取り入れてみてください。
監修者
管理栄養士下田由美
スムージーとは野菜や果物をミキサーにかけた飲み物の総称
スムージーとは、果物や野菜を丸ごとミキサーにかけて作る飲み物をいいます。なめらかな食感に仕上がるので、食欲がないときや忙しいタイミングでの栄養補給にも向いています。
ミキサーにかけるだけで食事から不足しやすい果物や野菜を手軽に摂取できるので、ビタミンやミネラルなどの栄養素を効率よく補えます。
スムージーの語源は英語の「smooth(スムーズ)」
スムージーは「smooth(スムーズ)」という言葉が由来となっています。「smooth(スムーズ)」は日本語でなめらかという意味があり、スムージーの口当たりが表現されています。
スムージーの発祥は1920年代のアメリカ西海岸といわれていますが、現在ではさまざまな国でバリエーション豊富なスムージーが楽しまれるようになりました。
日本でも健康や美容の意識が向上したことから、栄養補給を目的として、スムージーが人気のドリンクとして流行り始めました。
スムージーと他の飲み物は何が違う?

スムージーには、似た飲み物がたくさん存在しています。ジュースやシェイク、コールドプレスジュースなどの飲み物と何が違うのか気になりますよね。
今回はスムージーと、他の似た飲み物との違いについて解説します。それぞれの特徴や製造方法の違いなどを知って、自分の好みに合わせた飲み物を取り入れるとよいでしょう。
スムージーとジュースの違い
スムージーとジュースは製造方法が異なるため、摂取できる栄養成分や口当たりが違っています。
スムージーは果物や野菜を丸ごとミキサーで粉砕しているのに比べ、ジュースは果物や野菜を絞り出した果汁から製造されています。
そのためスムージーにはビタミンやミネラルだけでなく食物繊維も豊富に含まれており、使用する食材の栄養素を無駄なく摂取できるメリットがあります。なめらかな口当たりではあるものの、とろみがしっかり付いている特徴があります。
一方果汁が使用されているジュースでは、軽い味わいでサラサラとした喉越しが特徴的です。食物繊維はほとんど含まれていませんが、果物や野菜に豊富なビタミンやミネラルを補えます。
スムージー | 果物や野菜を丸ごと粉砕したものを使用 | とろみが強く満腹感を感じられる | 食物繊維、ビタミン、ミネラルが補える |
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ジュース | 果物や野菜の果汁を使用 | サラサラとしていて喉を通りやすい | ビタミン、ミネラルが補える |
食物繊維が多いスムージーは、消化吸収に時間がかかるため満腹感を維持しやすく、ダイエット中の間食予防にもおすすめです。
スムージーとシェイクの違い
スムージーとシェイクは原材料が異なるため、補える栄養成分や健康効果が違っています。スムージーかシェイクどちらを飲むか迷っている場合は、自分の目的に合わせた方を取り入れるとよいでしょう。
スムージーは果物や野菜、氷や牛乳、ヨーグルトやアーモンドミルクを原材料として使用することが多い飲み物です。一方でシェイクは牛乳やアイスクリーム、砂糖やシロップなどが主成分であるため、スムージーに比べてカロリーや糖質量が多い特徴があります。
シェイクには乳製品が使われることも多いので、スムージーでは摂取しにくいカリウムやカルシウムなどの栄養素を補えるメリットもあります。
スムージー | 原材料:果物、野菜、氷、水や牛乳、ヨーグルトやアーモンドミルク | とろみが強く満腹感を得られる | 食物繊維、ビタミン、ミネラルが補える |
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シェイク | 原材料:牛乳やアイスクリーム、シロップ、砂糖、プロテインパウダーやチョコレート、バニラなどのフレーバー | どろっとしている濃厚な口当たり | カロリーや糖質量が多い。カリウムやカルシウムが補える |
ダイエットや美容目的として取り入れたい場合は、食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富なスムージーを取り入れるとよいでしょう。筋肉の回復や体重増加を目的としている場合には、シェイクが向いています。
スムージーとコールドプレスジュースの違い
スムージーとコールドプレスジュースは製造方法が異なるため、摂取できる栄養素、味や口当たりが違っています。
スムージーは果物や野菜をミキサーで粉砕して液体状にしますが、コールドプレスジュースでは低速の圧搾機(コールドプレスマシン)を使って、果物や野菜の水分を抽出します。そのためスムージーよりもビタミンやミネラルを効率よく摂取できるメリットがあります。
スムージーはとろみがあるため、飲むというよりも食べるという感覚に近いものの、コールドプレスジュースは水のようにサラサラしていて、喉を通りやすい特徴があるのでジュース感覚でスムージーを楽しみたい方におすすめです。
コールドプレスジュースは専用の機械が必要になるため、家で手軽に作るのは難しいというデメリットもあります。
スムージー | 果物や野菜を丸ごと粉砕したものを使用 | とろみが強く満腹感を感じられる | 食物繊維・ビタミン・ミネラルが補える |
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コールドプレスジュース | 低速の圧搾機を使い、果物や野菜の水分を抽出 | 水のようにサラサラとしている | ビタミンやミネラルの吸収が早いが食物繊維はやや少ない |
健康にいい飲み物を取り入れたいと考えている方は、プロテインもおすすめです。プロテインについて詳しく知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね。
監修者
管理栄養士下田由美スムージーは栄養価の高い飲み物であり、単なるジュースとは異なります。果物や野菜を丸ごと使用するため、食物繊維や食物酵素なども効率良く摂取できます。ただし、使用する食材や使用量には注意が必要です。カロリーや糖質を摂り過ぎないよう気を付けましょう。
スムージーの効果やメリットは?

健康や美容にいいといわれているスムージーですが、一体どんな効果やメリットがあるのでしょうか。スムージーを毎日継続的に取り入れることで期待できる健康効果やメリットについて解説します。
①野菜や果物の栄養素を丸ごと補給できる
スムージーは果物や野菜を丸ごと粉砕して製造されているため、ビタミンCやビタミンA、カリウムやマグネシウムなどのミネラル類が豊富に含まれています。
これらの栄養素は免疫力向上や肌の健康をサポートする効果が期待できます。
特にブルーベリーやストロベリーなどのベリー類を使ったスムージーには、抗酸化作用のあるポリフェノールが多く含まれているため、美容目的として取り入れるのもよいでしょう。
②食物繊維をしっかり摂れる
果物や野菜の繊維を丸ごと摂取できるスムージーは食物繊維が豊富に含まれているため、消化に時間がかかりやすく、満腹感を維持しやすい特徴があります。ダイエット中の間食対策や食べ過ぎ防止として、スムージーを取り入れるのもよいでしょう。
また食物繊維は腸内環境を整えて便通を促進してくれる働きがあるので、便秘対策にも向いています。
美容や健康には欠かせない食物繊維は、さまざまな食品に含まれています。より効率よく食物繊維を補いたい場合は、オートミールなどの食品を取り入れてみるのもよいでしょう。
③低カロリーでダイエットのサポートに適している
スムージーは摂取カロリーを抑えながら、不足しがちな栄養素を補いたい方におすすめの飲み物です。また食物繊維が豊富で満腹感も維持しやすいので、ダイエット中の方にも向いています。
ダイエットサポートとしてスムージーを取り入れる場合は、砂糖やはちみつなどの甘味料を抑えながら自然な甘さを楽しむことを意識しておくとよいでしょう。
またグリーンスムージーなどの一部のスムージーには、代謝を促進させる成分が含まれていることもあります。ダイエット目的として取り入れる場合は、脂肪燃焼をサポートする成分を補えるスムージーから選ぶのもよいでしょう。
脂肪燃焼をサポートしてくれる成分や自分に合ったダイエット方法を探している方は、ぜひこちらの記事もチェックしてみてください。
④スムージーなら苦手な野菜も摂りやすい
スムージーでは苦手な野菜と好きな果物を組み合わせることで、飲みやすくなる場合もあります。
生野菜の食感が苦手な方でも、液体のスムージーであれば飲みやすいメリットがあります。毎日継続して果物や野菜を摂取したい方は、スムージーを習慣化してみるのもよいでしょう。
ミキサーがあれば、忙しい朝のタイミングなどの時間がないときでも手軽にスムージーを作れます。大人だけでなく野菜嫌いの子どもの栄養補給としてスムージーを取り入れてみるのもよいでしょう。
監修者
管理栄養士下田由美カテキンを含む「抹茶パウダー」やカフェインを含む「純ココア」などを加えてスムージーを作ると、脂肪燃焼効果が期待できます。ただし、選ぶ食材によってはカロリーや糖分が多くなってしまうことも。野菜や果物をバランス良く組み合わせて、適量摂取を心がけましょう。
おすすめのスムージーレシピと作り方5選

果物や野菜を手軽に摂取できるスムージー。スムージーにはさまざまなレシピが存在しているので、自分の目的や好みに合わせたスムージーレシピを取り入れてみてくださいね。
今回は初心者向けの基本的なスムージーの作り方と健康や美容目的におすすめのスムージーレシピを紹介します。
基本的なスムージーの作り方
基本的なスムージーを作る際に使用する食材は、果物や野菜と水などの液体です。果物や野菜のみをミキサーにかけると、刃がまわりにくい可能性もあるので、水や牛乳などの液体を一緒に入れてから撹拌させましょう。
- ミキサー
- 好きな果物や野菜
- 液体ベース:水や牛乳、アーモンドミルクやヨーグルトなど
- ミキサーに液体ベースを入れる
- 果物や野菜を適当な大きさに切って、ミキサーに入れる
- ミキサーのスイッチを入れて、なめらかになるまで撹拌する
- 味見をして、必要であればはちみつなどで甘さを調節する
ダイエット目的として取り入れるのであれば、満腹感を維持しやすいチアシードやプロテインパウダーを加えるのもよいでしょう。美容目的の場合は、抗酸化作用のあるアサイーやビーツを組み合わせるのがおすすめです。
また子ども向けにスムージーを作る場合は、カカオパウダーやはちみつを加えて飲みやすくするのもよいでしょう。
①たっぷり果物で飲みやすい!グリーンスムージー
果物をふんだんに使用したスムージーは、野菜の青臭さが苦手な方やスムージー初心者の方におすすめのレシピです。
- バナナ……1本
- りんご……1/4個
- オレンジ……1個
- ほうれん草……1/4袋
- 水……50ml
- バナナとりんごは一口大に切る。オレンジは皮を剥き、薄皮の筋にそって包丁を入れて実を取り出し、種を取り除く。
- ほうれん草は根元を切り落として一口大に切る。
- ミキサーに全ての材料を入れて撹拌する。
②朝食にも嬉しい!簡単ブルーベリースムージー
忙しい朝でも簡単に作れるブルーベリースムージレシピ。冷凍のブルーベリーを使用することで、ひんやりした味わいを楽しめます。
- ブルーベリー(冷凍)……100g
- プレーンヨーグルト……50g
- 牛乳……100ml
- はちみつ……大さじ1
- ミキサーにブルーベリーとヨーグルト、牛乳、はちみつを加えて撹拌する。
③ダイエットにもおすすめ!緑の2層スムージー
小松菜の茎の部分と葉の部分で分けて作るスムージーレシピです。砂糖不使用なので、ダイエット中の方にもおすすめ!甘みが欲しい場合は、はちみつや砂糖を加えて作るのもよいでしょう。
- 小松菜……1/2束
- バナナ……1本
- キウイ……2個
- 水……50ml
- 小松菜を5cm幅に切り、茎と葉に分ける。キウイは1/2個分5mm幅にスライスする。
- ミキサーに小松菜の茎部分、バナナ、水200ccを入れて回す。
- グラスの側面にスライスしたキウイを貼り、②を注ぐ。
- 同じミキサーに残りの小松菜、キウイを入れて撹拌する。
- ③のグラスに2層になるように④を注いで完成。
引用:macaroni
④お肌が喜ぶ、キャロットマンゴースムージー
美容目的としてスムージーを取り入れたい方におすすめのキャロットマンゴースムージー。マンゴーは冷凍のものを使用すると、ひんやりとした食感を楽しめます。
- マンゴー缶……60g
- にんじん……20g
- オレンジジュース……300ml
- ミントの葉……2枚
- マンゴー(缶)は2cm角に切る。ニンジンは繊維に逆らった薄切りにする。
- マンゴーとニンジン、オレンジジュースをミキサーにかける。
- グラスに注ぎ、ミントの葉を飾る。
引用:erecipe
⑤温めてもおいしい!ゆずとりんごの甘酒ホットスムージー
スムージーは、温めて飲むのもおすすめの飲み物です。ゆずやりんごを使った甘酒のスムージーは、冷えが気になるときやリラックスしたいときの飲み物に向いています。定番のスムージーに飽きた方は、ぜひ試してみてください。
- りんご……1/2個
- ゆず……1/4個
- 甘酒(砂糖不使用)……150ml
- りんごを小さめにカットし、ゆずは種をとってから果汁を別容器に絞っておく。
- カットしたりんご・甘酒・ゆずの果汁をミキサーにかける。
- 耐熱性のカップに2を入れ電子レンジで加熱する。
- すりおろしたゆずの皮をトッピングして出来上がり。
引用:dヘルスケア
監修者
管理栄養士下田由美スムージーの魅力は、野菜や果物を自由に組み合わせられることです。飽きずに続けられるよう、栄養バランスを考えながら好みに合わせてアレンジしましょう。栄養価の高い、季節の食材を取り入れるのもおすすめです。
【下田先生おすすめのレシピ】
罪悪感なく楽しめる!ヘルシーチョコバナナスムージー
バナナ……1本
純ココア……小さじ2
アーモンドミルク……150ml
ミントの葉……お好みで
バナナは皮を剥いて輪切りにする。ミキサーにバナナと純ココア、アーモンドミルクを入れて撹拌する。グラスに注ぎ、お好みでミントの葉を飾る。
ポイント→純ココアを使うことでカロリーオフに。バナナの自然な甘みを活かせます。凍らせたバナナを使ってもOK。甘さを調整したいときは、はちみつやメープルシロップを加えると良いでしょう。
スムージーにおすすめの食材9選

スムージーには、さまざまな果物や野菜が使われています。自分でスムージーを作る際は、好みの味の食材を使ったり目的に合わせた成分が補える食材から選んだりするとよいでしょう。
スムージーにおすすめの野菜4選
スムージーで野菜を取り入れると、ビタミンやミネラル以外にも普段の食事で不足しがちな食物繊維をしっかり補えます。健康意識の高い方やダイエット中で糖質量を抑えたい方は、野菜がメインのスムージーを取り入れてみてください。
ほうれん草
栄養成分 | ビタミンA、ビタミンK、鉄分、食物繊維など |
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効果 | 骨の健康、血液循環改善、免疫力をサポート |
味の特徴 | 味が穏やかでフルーツと合わせやすい |
ケール
栄養成分 | ビタミンK、ビタミンC、カルシウム、マグネシウムなど |
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効果 | 抗酸化作用、骨の健康、デトックス |
味の特徴 | クセのある味のため、フルーツとのバランスで美味しく仕上げる |
にんじん
栄養成分 | ビタミンA(カロテノイド)、カリウム、食物繊維など |
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効果 | 目の健康、免疫力強化、肌の健康 |
味の特徴 | 甘みが強いため、自然な甘さを加えられる |
きゅうり
栄養成分 | ビタミンK、ビタミンC、水分など |
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効果 | 体内の水分補給、消化促進 |
味の特徴 | 水分が豊富で、スムージーがさっぱりとした味わいに仕上がる |
監修者
管理栄養士下田由美食材選びは栄養価だけでなく、相性も重要です。ほうれん草などの植物性食品に含まれる非ヘム鉄は、オレンジなどに含まれるビタミンCと組み合わせることで、吸収率が高まります。ほかにも、にんじんなどに含まれる「脂溶性ビタミン」の吸収をサポートするために、アボカドやナッツ類を少量加えるのも効果的です。また、スムージーに使用する食材として、リコピンが豊富なトマトや食物繊維が豊富で皮ごと食べられるりんご、血行促進効果が期待できるしょうがなどもおすすめです。
スムージーにおすすめの果物5選
スムージーで使う果物類は、ビタミンやミネラルをしっかり補えるものから選ぶとよいでしょう。美容目的としてスムージーを飲む場合は、ビタミンCが豊富なものや抗酸化作用のある果物を取り入れるのもおすすめです。
バナナ
栄養成分 | カリウム、ビタミンB6、食物繊維など |
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効果 | エネルギー補給、腸内環境の改善 |
味の特徴 | 甘みとクリーミーな食感が特徴的で、腹持ちも良い |
ベリー類(ブルーベリー・ストロベリー・ラズベリーなど)
栄養成分 | ビタミンC、抗酸化物質(ポリフェノール)、食物繊維など |
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効果 | 抗酸化作用、老化防止、免疫力強化 |
味の特徴 | 低カロリーで栄養価が高く、色鮮やかで見た目も華やか |
アボカド
栄養成分 | 健康的な脂肪、ビタミンE、カリウム、食物繊維など |
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効果 | 美容、肌の保湿、エネルギー供給 |
味の特徴 | クリーミーでなめらかな口当たりでコクが出る |
オレンジ
栄養成分 | ビタミンC、カリウム、フラボノイドなど |
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効果 | 免疫力アップ、肌の健康 |
味の特徴 | 爽やかな酸味と甘みで、さっぱりとした味わい |
パイナップル
栄養成分 | ビタミンC、マンガン、ブロメライン(消化酵素)など |
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効果 | 消化促進、抗炎症、デトックス |
味の特徴 | 爽やかな風味で甘酸っぱい味わい |
スムージーの正しい飲み方と注意点

ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素を手軽に摂取できるスムージー。スムージーを健康的に楽しむためにも、正しい飲み方や注意するべきポイントなどを知っておくとよいでしょう。
①飲むタイミングは朝食代わり・間食など
スムージーをどのタイミングで飲めばいいか迷っている場合は、朝食代わりや間食に取り入れるとよいでしょう。
朝食代わり
普段から朝食を食べる機会がない方や、朝は食欲がなくて食事を食べられない方は、朝食にスムージーを飲むのがおすすめです。
朝食代わりにスムージーを取り入れる場合は、ヨーグルトやナッツなどの食材を組み合わせて栄養バランスを整えるのもよいでしょう。
間食代わり
小腹が空いてしまう方や食事で不足しがちな栄養を補うためにスムージーを取り入れたい場合は、おやつ代わりに飲むのもよいでしょう。
食物繊維やタンパク質が豊富な食材を使用したスムージーは、満腹感を維持しやすいのでダイエット中にもおすすめです。
また運動後の筋肉の疲労回復のためにスムージーを取り入れたい場合は、タンパク質やアミノ酸、炭水化物などの栄養成分が豊富な食材から選ぶのもよいでしょう。
②適量は200〜300ml程度!飲み過ぎるとカロリーオーバーに
スムージーを飲む際は、1杯あたり200〜300mlを目安にして楽しみましょう。健康や美容にいいからといって飲みすぎると、カロリーオーバーになって太ってしまう恐れもあります。
特に砂糖やはちみつなどの甘味料やジュースを多く使用すると、高カロリーな飲み物になってしまいます。
ダイエット中でスムージーを飲む場合は、飲み過ぎないように注意して高カロリーな食材を避けておくのもよいでしょう。
③スムージー以外の食べ物でバランスの良い食事を心がけて
健康や美容のためにスムージーを飲む場合は、他の食事でバランスのいい食事をとることを意識しましょう。
スムージーだけで食事を済ませてしまうと、特定の栄養素に偏ってしまったりタンパク質が不足してしまったりする恐れがあります。
炭水化物やタンパク質、ビタミンやミネラルなどの栄養素をバランスよく摂取できるように、スムージー以外の食事で調整するとよいでしょう。
監修者
管理栄養士下田由美スムージーは手軽で時短になりますが、それだけに頼ってしまうのはおすすめできません。バランスの良い食生活の一部として、位置づけることが大切。例えば、固形物の果物や野菜も食べることで、咀嚼回数が増えて唾液の分泌が促されます。また、食べ応えがあり、満足度アップにつながるでしょう。それぞれのメリットとデメリットを知ったうえで、さまざまな食品から栄養を摂ることをおすすめします。
スムージーとはおいしく野菜や果物の栄養をたっぷり摂れる飲み物だった!

健康や美容目的として取り入れられることの多いスムージー。ミキサーで果物や野菜を撹拌するだけで、ビタミンやミネラル、食物繊維などの栄養素を簡単に補えます。
スムージーは果物や野菜の組み合わせによってさまざまな味わいが楽しめるので、いろんなレシピを試しながら自分のお気に入りのスムージーを見つけてみてくださいね。
監修者
管理栄養士下田由美スムージーは栄養補給のためにおすすめですが、過信するのは禁物です。スムージーは食物繊維やビタミン・ミネラルが豊富に含まれていますが、それだけでバランスの良い食生活を目指すことは難しいでしょう。スムージーを楽しみつつ、さまざまな食品を取り入れることが大切です。健康を維持するために、食事と合わせて適度な運動も心がけましょう。
スムージーは健康や美容が気になる方だけでなく、調理時間が取れない方や料理が苦手な方でも簡単に作れるのが魅力です。前日に果物や野菜をカットしておけば、忙しい朝の時間を有効活用できますよ。