
「ワセリンで日焼けする」はウソ!日焼けとワセリンの関係をコスメコンシェルジュが解説
ワセリンを塗ると日焼けする、ワセリンは日焼け止め効果がある、などなど、まざまな説がある「ワセリンと日焼けの関係」についてコスメコンシェルジュが解説!ワセリンを使った日焼け後のケアや、日焼けしにくいおすすめのワセリン、ワセリン使い方などをご紹介します。
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「ワセリンを塗ると日焼けする」はガセ
肌や唇のケアに重宝するワセリンですが、一部で「ワセリンを塗ると日焼けする」「だから、外出前や日中はワセリンを塗らないほうがいい」という説がささやかれています。結論から言うと、この説はウソ!
この説が広まったのは、「油焼け」という現象の存在が関係しています。油焼けとは、肌に塗られた油分が紫外線によって酸化し、その結果として色素沈着(日焼けやくすみ)が起こること。ワセリンは原料が鉱物油(石油)であることから「ワセリンを塗ると日焼けする」という誤解が生まれたようです。
しかし、油焼けという現象において酸化するのは油そのものではなく“油に含まれる不純物”。昔よりも「精製技術」の精度が上がったことで純度が高くなった現代のワセリンにおいては、日焼けのリスクはほとんどないと言えるでしょう。また、これはワセリン以外のオイル系スキンケアアイテムにも言えることです。
「ワセリンを塗っても大丈夫=日焼けしない」ではない
ワセリンを塗っても日焼けしないとはいえ、紫外線対策を怠れば日焼けしてしまいます。また純度の高いワセリンを選んだとしても、不純物が「絶対に入っていない」とは言い切れません。医薬品に分類されるワセリンにも、「日焼けの可能性がある」と記載されていることもあります。
そのため、ワセリンやほかのオイル系アイテムを使うときはアイテムを使ったあとの紫外線対策が必須!外出前や日中にスキンケアでワセリンを使うときは、ワセリンのあとに日焼け止めをしっかり塗ってくださいね。
日焼け後の“皮むけケア”にはワセリンが◎
そもそもワセリンは、肌や唇に“うるおい”を与えるものではありません。コーティング剤として、肌や唇の水分や油分が逃げるのを防いでくれるものです。そのため、ワセリンは日焼け後などにできやすい「皮むけ」のケアに最適!というのも、皮がむけている肌はバリア機能が低下している状態です。ワセリンを塗ると、ワセリンが「肌本来が持つバリア機能」の代わりとなり、肌の水分を蒸発や外部ストレスから肌を守ってくれます。その結果、肌状態の悪化や皮むけを抑えてくれるのです。
ワセリンで皮むけをケアするときは、熱を持っている肌を冷やしたあと、気になる部分に薄くワセリンを塗りましょう。皮むけが少し落ち着いたら、乳液やボディクリームに切り替えて肌の保湿を継続してください。
【日焼けしにくい】おすすめのワセリン3選
日焼けや肌負担のリスクを最大限少なくするためには、純度の高いワセリンを選ぶのがおすすめ!ワセリンには「黄色ワセリン」「白色ワセリン」「プロペト」「サンホワイト」の4種類があり、後のほうになるほど純度が高いという特徴があります。「純度が高い=不純物が少ないから油焼けのリスクが少ない」ということなので、少なくとも白色ワセリン以上のワセリンを選ぶといいでしょう。
ちなみにワセリンと混合されがちな商品である「ヴァセリン」は、実は黄色ワセリンに属します。日焼けが気になる方、敏感肌・乾燥肌の方は、黄色ワセリンは避けるのがベターです。ここからは、「純度が高い」という意味で日焼けしにくいと考えられる、おすすめのワセリンをご紹介します!
4種類の中で最高純度◎敏感肌・ゆらぎ肌にもおすすめの「サンホワイト」
LIPSの口コミでは「5点満点中4.5点」の高評価を獲得しているサンホワイト(2020年10月時点)。値段もやさしく、純度も高いのが魅力です。白色ワセリン100%配合で、香料や着色料、保存料は無添加。0歳の赤ちゃんから使えます。チューブタイプ、大と小のジャータイプと合計3種類の大きさがあるので、使用用途によって選び分けることも可能です。
敏感肌・ニキビ肌に支持される医薬品の白色ワセリン
第3類医薬品に指定されている白色ワセリンです。口コミでは、ニキビなどの肌荒れに悩む多くの敏感肌さんに支持されているよう!さまざまな用途に使えるワセリンが500円以下で手に入るのもうれしいポイント。1つあれば重宝するはずです。
唇のケアにはこれ!ベビーワセリンリップ
天然由来のワセリンを100%配合した、赤ちゃんの唇にも使えるワセリンリップです。香料着色料、パラベンは無添加。外出前、食事の前後、就寝前に使うことで、唇の水分を逃がしません。
ワセリンと日焼けに関するQ&A

Q.ワセリンは赤ちゃんの紫外線対策に使える?
A.使えます。大人と同様に、赤ちゃんも紫外線ダメージから守るために日焼け止めが必要です。しかし、肌に負担のかかる紫外線吸収剤は赤ちゃんの肌には避けるのが無難。乳幼児の紫外線対策ならワセリンでも充分です。
Q.日焼け後のケア、ワセリンの代わりにオロナインが使えるって本当?
A.オロナインも、ワセリンと同じく保湿剤の一種。どちらのアイテムも、日焼けによりダメージを受けた肌の保護に使うことができます。ただし、オロナインは湿疹や虫刺されには使えないので注意してください。
また、日焼けがヒリヒリと痛みを感じる場合は、必ず冷やして炎症を抑えてからワセリンやオロナインでケアしましょう。水ぶくれには、何も塗らないのがベスト。痛みがある場合、水ぶくれができるほどの日焼けの場合は、速やかに皮膚科を受診してください。
Q.日焼け止めはワセリンで手作りできる?
ワセリンには、大人の肌を日焼けから守るほどのUVカット効果はありません。ナチュラルな成分で日焼け止めを手作りしたい方は、ワセリンよりも、穏やかな紫外線対策効果がある以下のような成分を使うのがおすすめです。
▼紫外線対策効果のある天然オイル成分
- ココナッツオイル
- シアバター
- オリーブオイル
- ホホバオイル
- アルガンオイル
上記の成分を日焼け止め代わりに肌に塗れば、紫外線ダメージから肌を守ってくれます。しかし、どの成分もSPFは約5から10に届かない程度のため、自宅で過ごす日や近所へのお買い物、数分の散歩レベルの外出におすすめです。
ワセリンの効果的な使い方
日焼けの皮むけではなく、肌や唇にデイリー使いしたいときはどのように使うのがいいのでしょうか。ここからは、普段使いにおすすめの使い方をご紹介します!
使い方1.スキンケアの最後に使ってバリア機能を保護

特に肌の乾燥や肌荒れが気になるとき、ワセリンをスキンケアの最後に使うのがおすすめ!ワセリンは、乳液やフェイスクリームよりも水分や美容成分の蒸発を強力に防いでくれます。化粧水や乳液を使ったあと、できるだけ薄くムラなく塗るのがポイントです。「肌断食」としてスキンケアをワセリンだけにするケースは多いですが、ワセリンのみでは水分や美容成分を補えないためおすすめしません。
また、オイル系成分であるワセリンは塗るとベタつきが気になることも。そのためメイク前には避けるのがベターです。混合肌の方は、乾燥が気になる部分だけにピンポイントで塗るのもおすすめ◎もし外出前にワセリンを使うときは、必ずワセリンの上から日焼け止めを使いましょう!
使い方2.唇に使って乾燥・唇荒れを予防
肌とは違い直接粘膜が外気に触れる唇は、とても乾燥しやすくデリケート。ワセリンをコーティング剤として使うことで、乾燥やホコリなどの外的ストレスや、食事や会話による負担から唇を守ってくれます。
唇が荒れているときは、美容成分や水分が入った唇専用美容液を塗ったあとワセリンでコーティングする使い方がおすすめ!唇美容液とワセリンを塗ったあとは、唇にラップを貼ってパックしてもいいでしょう◎
使い方3.体の乾燥が気になる部分に狙って使う

上の二つの項目でも解説した通り、ワセリンは肌から水分が蒸発するのを予防してくれるアイテムです。またベタつきもあるので、ボディケアに使いたいときは“乾燥が気になる部分だけ”に使うのがおすすめ。ヒジ、ヒザ、かかと、手肌など、気になる部分を狙って使いましょう!
ワセリンに日焼けの心配はほとんどナシ!
純度の高いワセリンであれば、外出前に塗っても日焼けの心配はほとんどありません。ワセリンを使ったあとは日焼け止めを塗ることを習慣にして、紫外線による肌老化や日焼けを予防しましょう!
この記事で紹介した商品
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