おすすめ顔用マッサージオイル11選｜エステティシャン直伝！顔のマッサージ方法も

マッサージオイルと聞くと体に使うものを思い浮かべやすいかもしれませんが、顔のスキンケアのためにもとっても重要なアイテム。

顔のマッサージをする時には、摩擦を減らすためにマッサージオイルは必須です。まずは顔用のマッサージオイルを使うことのメリットを2つご紹介します。

肌への摩擦はさまざまな肌トラブルの要因となるため、気をつけていきたいですね。

「ボディ用のマッサージオイルで顔もマッサージしてはダメなの？」とお考えの方もいらっしゃるかもしれません。

確かに顔も体も同じ皮膚に覆われています。しかし、顔は体と違って肌が薄いところがあるため肌荒れが起きる可能性があるのです。低刺激のボディ用オイルでもお肌にとっては負荷が大きすぎるものも。

顔のマッサージに使うオイルは「顔用」または「全身用」と書かれているものを使うようにしましょう。

ピュアオイルなど添加されている成分の少ないオイルには「全身用」と表記されているものがあります。顔や髪、体にも使えるので1アイテムで済ませたい！という方にはおすすめです。

顔用のマッサージオイルは顔用の美容成分が配合したものを使うことができます。

体にはむくみや冷えなど体の悩みに合わせたオイル、顔には顔の悩みに合わせたオイルを使うことでマッサージの効果も高まります。

オイルを使って顔をマッサージすることで顔に付着しているオイル汚れも落とすことができます。

メイク汚れや皮脂が固まってできた角栓は油に溶けやすい汚れです。これらの汚れは洗浄料を使うよりも油にじっくり溶かしたほうが洗い流しやすくなります。

マッサージオイルを使うことで、マッサージをしながらも毛穴を塞いでいる汚れを落とすことができるのです。

角栓の原因について、以下のように解説しています。

顔のマッサージに使うことができるオイルは大きく分けて以下の2つです。

• ピュアオイル
• 顔用マッサージオイル

この2種類のオイルから選ぶことになるのですが、少量から購入できるものも多くあり、どのアイテムが合っているのか悩むかもしれません。

顔用のマッサージオイルを選ぶ時にチェックするポイントは3つあります。自分が大切にしたいポイントはどこかを考えるときの参考にしてみてください。

顔専用のマッサージオイルには、美容効果が期待できる有効成分が配合されているアイテムがあります。

マッサージによる血行促進やむくみ予防以外にも肌のコンディションを整える効果を得られると嬉しいですよね。

保湿効果が高いものや、ニキビ肌でも使いやすいアイテムなど様々です。自分の肌で気になるポイントに合わせてオイルを選びましょう。数種類揃えて日々のコンディションに合わせてオイルを選ぶのも楽しいですよ♡

同じオイルでも、サラサラのものからこっくりしたものまで様々なテクスチュアーのものがあります。

自分のマッサージのしやすさや、マッサージ後に洗い流す際に落としやすいものを選びましょう。保湿のためにマッサージ後洗い流さずにそのまま顔にのせておく場合でも、ベトベトすぎず程よい保湿具合かを選ぶといいですね。

顔のリンパマッサージはできるだけ毎日の習慣にすると効果が現れやすいものです。肌の負担にならず、続けやすいアイテムを選ぶためにはテクスチュアーに注目してみましょう。

顔をマッサージする時には美容効果ももちろん大切ですが、リラクゼーション効果も忘れてはいけません。

実は五感の中でも嗅覚によって感じる心地よさはリラクゼーション効果がとても高いと考えられています。

見たり聞いたりして得た刺激は情報を分析する場所に送られますが、香りの情報は快・不快を判断する大脳新皮質に直接伝達されます。より本能に近い部分に香りは働きかけてくれるということです。そのため自分にとって快い香りというのは本能的なリラックス効果を得られるのです。

顔用のマッサージオイルは嗅覚を使う鼻そのものはもちろん、鼻の近くで使います。マッサージオイルを心地の良いものにすると高いリラクゼーション効果を得ることができるので、ぜひこだわりたいポイントです。

ピュアオイルとは植物などから抽出したオイルを使いやすく加工されたものです。

ピュアオイルの良いところは使われている成分が少ないところ。ホホバオイルやアルガンオイルなど様々な種類がありますが、香料などの添加物が使われておらずシンプルなアイテムなので、顔にも体にも使うことができます。

追加の美容成分などはありませんが天然由来のピュアオイルは、保湿効果や美容効果が期待できるアイテムも多くあります。

• 全身のマッサージをひとつで済ませたい
• シンプルなものを使いたい
• 化粧品で荒れやすい

以上のポイントにひとつでも当てはまる方におすすめです。

保湿効果が高く、伸びが良いためにマッサージに適したホホバオイルが無印良品で手軽に購入することができます。

適度なもったり感で摩擦になりにくいので、初めてのフェイシャルマッサージで不安な人にも使いやすいアイテムです。

食用が一般的なオリーブオイルですが、実は角層への浸透性や保湿力が高く美容オイルとしても優秀なアイテムなんです。

皮脂の状態をバランスよく整えてくれるビタミンA、Eが含まれているのに加えて、皮脂の成分であるオレイン酸が多いため肌になじみやすい特徴があります。

ちふれのピュアオリーブオイルはコスパが良いので、普段使いにぴったり。ポンプ式の容器で出しやすい点も◎

天然由来のスクワランを厳選して作られたHABAのスクワラン。スクワランはもともと肌に存在している保湿成分スクワレンを安定させたものです。ですから保湿効果もバッチリ◎サラサラで肌馴染みが良く、軽いフェイスマッサージにはぴったりのテクスチュアーです。

ちなみに同じHABAから出ている『スクワランⅡ』は植物由来のスクワラン100％で作られています。こちらは今回ご紹介している『スクワラン』よりお手頃価格で、成分や使用感に違いはありません。お好きな方をお使いください！

アルガンオイルは肌荒れ予防に効果的とされているビタミンEを多く含む天然の美容オイルです。肌になじみやすく、付け心地も◎

髪にも使うことができるのでお風呂上がりのケアに使えます。スポイト付きの瓶で清潔に使い続けられるのも嬉しいですね。

マッサージ用のオイルでありながら、美容成分も配合し肌表面の状態を整えてくれるアイテムもあります。

• 肌で気になっているところがある
• マッサージのついでに肌も整えたい

以上のポイントにひとつでも当てはまるひとにおすすめです。

自分が気になるところに効果があるマッサージオイルを選んで使ってみてください。

オイル配合のアイテムは控えがちのニキビ肌でも使えると評判のクナイプビオのオイル。100%天然由来の成分で作られており、肌にもなじみやすいオイルです。

ニキビあとに使うことで滑らかな肌に整えるサポート役も担ってくれます。グレープフルーツのさわやかな香りで気分もリフレッシュできます♡

乾燥が気になる方におすすめなのが肌潤トリートメントオイル。皮膚に必要な油分をバランスよく保ち、乾燥やカサつきをケアするライスパワーNo.7が配合されています。

つけ心地も軽く、うるおいを保護しながらするんとした肌を目指します。

とても軽いつけ心地のキールズのフェイシャルオイル。

夜のスキンケアでしっかりお手入れをすることで、日中に受ける紫外線などの刺激から肌を守ることができます。寝る前に顔のマッサージをすることで血行もUP！血色の良い美人肌へと整えます。

角質層に水分を補充するうるおい層と肌を柔らかくするオイル層の二層になっているRMKのトリートメントオイル。お肌にしっかり水分を染み込ませながらマッサージで血行を促進することができるので効率よくお肌のコンディションを整えることができます。

使った後はお肌のツヤがアップ！導入液の働きもするので入浴後、スキンケアを行う前にマッサージがおすすめ。

香りが良いものやアロマを使ったオイルを3つご紹介します。

• 顔に疲れが出る
• 自分のご褒美にマッサージをしたい
• マッサージの時間をリラックスタイムにしたい

という方におすすめのマッサージオイルです。

リラックス効果が高いとされている香りのオイルをご紹介しますが、最もリラックスできる香りは自分が「好きだな」と直感で感じる香りです。

可能であればテスターなどを利用して、お気に入りの香りを見つけてみてください！

ピュアオイルでも紹介したHABAのスクワランにラベンダー精油が配合されたラベンダースクワラン。ラベンダーの香りはストレスを和らげて気分を穏やかにしてくれます。気分が落ち込んでいる時や、なかなか眠れない時におすすめの香りです。

寝る前に保湿もかねてスッと顔全体に広げると、質の良い睡眠をとるための良いサポートになってくれるでしょう。

さらっとしたテクスチュアーでオイルが苦手な人も使いやすいFEMMUEのアイディアルオイル。保湿効果の高いカメリアオイルやローズヒップオイルをブレンドし、気分が上がる香りに仕上がっています。

気分を変えたい時に数滴使ってリフレッシュするのもおすすめの使い方。香りを楽しんで使いたいアイテムです。

イギリス初のアロマオイルブランドの老舗ニールズヤードから販売されているフェイシャルオイル。貴重なネロリというビターオレンジの花から抽出されたアロマオイルを使っており、柑橘系のさわやかで甘い香りがリラックス効果をもたらしてくれます。

お肌にうるおいを与えてハリをUPさせてくれるざくろオイル配合されているため保湿効果もバッチリ！乾燥肌の方にもおすすめのアイテムです。

マッサージオイルを使ったセルフフェイシャルマッサージは毎日行うといいでしょう。

皮膚のダメージにならないように注意点さえ守れば、血行を促進しさらにマッサージの効果を高めることができます。

顔のマッサージをするタイミングはメイクをしていない時であれば、いつでも構いません。

朝のスキンケアと一緒に、入浴中やお風呂上がりなど、自分が取り入れやすい時に行いましょう。

顔用のオイルを使ってマッサージをするときは、使う量に注意してください。

血行促進や肌表面のコンディションを整えてくれるフェイシャルマッサージですが、摩擦で傷をつけてしまっては肌にマイナスになります。

マッサージ中に肌が指先に引っかかる感じがないくらい十分に使うようにしましょう。

メイクをしたままマッサージをすると汚れを擦り付けてしまい思わぬダメージに繋がることがあります。

メイクをしている場合には必ずクレンジングをメイクを落とした後に行ってください。

風邪をひいているなど体調が悪い時もリンパは流さないようにしてください。体内の免疫機能のはたらきを邪魔してしまうことがあります。

体調が良い時に心地よくマッサージをするようにしましょう。

ここからは顔用のマッサージオイルを使ったマッサージ方法のご紹介です。

エステティシャンの私が実際にお客様に行っていたマッサージの方法を自分で行えるようにアレンジしてお伝えいたします！

セルフマッサージの基本の手順は3つです。

1. リンパの流れをよくする
2. 顔の中心から外側に向かってマッサージをする
3. デトックスできるように首を流す

慣れてくれば全部で5分程度で終わるマッサージです。

朝のスキンケアにも取り入れやすいと思いますので、毎日の習慣にできるようにやってみましょう。

さらに基本の手順に加えて2つ応用パターンをご紹介します。

• 目元のマッサージ
• 小顔になりたい人向け

ぜひ自分用にアレンジして実践してみてください♡

まずはリンパの通りをよくします。リンパの通りが滞ったままだと、せっかくマッサージをしても老廃物が顔に残ったままになってしまいます。

耳の裏の部分には大きなリンパ節があり、顔の老廃物のほとんどは一度ここを通ります。

耳の裏にある骨のくぼみを優しく押しましょう。押しやすい指で構いません。

軽く押してみて痛いと感じていれば、リンパが詰まっているかも。心地よい加減で良いので周辺をグニグニとマッサージしてあげてください。

10回を目安に押し終わったら、軽く耳元から方にかけて数回首をさすって流しておきましょう。

顔のリンパは基本真ん中から外側に向かって流れています。

左右で同じ回数になるように、顔の中心から外側に向かってマッサージをしましょう。ポイントは生え際や、耳、顔の輪郭まで届くようにしっかり隅々まで流し切ることです。

この時の手先は

• 指をぴったりとつけてゆっくり肌を撫でるように行う方法
• クルクルと回しながら行う方法

の二つがあります。

自分が気持ち良い方法でやってみてください♪

ゆっくりを肌の表面をなでてマッサージします。

しわができないくらいの軽い圧で指を肌に乗せましょう。できるだけ広く指をくっつけるのがポイントです。

人差し指と中指、薬指を揃えて、指先から第二関節くらいまでを肌につけます。

内側から外側に向かってくるくると円を描くようになぞっていきます。この時下から上に回転するとき(図の赤い矢印)は少し圧をかけましょう。

逆に上から下に下ろすとき(図の青い矢印)はほとんど力をかけないように注意します。少しでもたるみを抑えるように、ここだけは注意が必要です。

流した老廃物を外に排出するためには一度血流に乗って心臓まで戻らなければいけません。

顔の中心から外側へ流したものを顔の輪郭に沿って、一度耳の裏のリンパ節まで流します。

その後首の側面を肩に向かって優しく撫でましょう。この時鎖骨も中心から外側に向かってマッサージすると、よりリンパの流れが良くなります。

目の疲れやまぶたの腫れぼったさを解消するために目の周りのマッサージは有効です◎

しかし、目の周りの皮膚はとても薄く擦るようなマッサージはおすすめできません。目の周りをマッサージするときは皮膚を擦らず、指先を当てて押すように刺激していきましょう。

ポイントは目の周りの骨の形に沿って指を優しく押し付けること。骨のフチを確かめるように順番に押していきます。

押す指はやりやすい指で構いません。目に当たらないように気をつけて、内から外に向かってマッサージしましょう。

小顔に見せるポイントは顔のエラと呼ばれているところにある「咬筋」です。

唇の端から耳にかけての大きな筋肉でものを噛むために使われます。ものを噛むということは何かを食べる力ですから、とても大切な筋肉。生きるために必要ですからとても発達しやすく、硬くなった筋肉がエラはりの原因になってしまいます。咬筋をほぐすことで輪郭を細くすることができます。

写真のように指をまげて、第一関節と第二関節の長いところを顔の輪郭に当ててマッサージします。

唇の端からまっすぐ下から耳のあたりにあるのが咬筋です。指を動かす方向は顎から耳に向かうようにほぐしましょう。

最初は痛みを感じるかもしれません。少し痛みがマシになったかなと感じるくらいまでマッサージするのがおすすめです。

おすすめの顔用マッサージオイルとセルフマッサージの方法をご紹介しました！

フェイシャルマッサージは健やかな素肌を保つためにとても効果的なスキンケアです。お気に入りのオイルを見つけて楽しく日常に取り入れてみてください♪