
シャンプーを使わない《湯シャン》の効果やメリット!臭いや汚れ落ちは大丈夫?
シャンプーを使わず洗髪する【湯シャン】。芸能人などにも実践者が多く、気になっている人もいるのでは?そこで今回は、湯シャンの効果や詳しいやり方、注意点などをまとめてみました!気になる臭いや、汚れ落ちについても解説します。

医療法人容紘会高梨医院 院長吉岡 容子
東京医科大学卒業、麻酔科学講座入局。 麻酔科退局後、 皮膚科・美容皮膚科を経て、平成24年より医療法人容紘会 高梨医院皮膚科・ 美容皮膚科を開設。 院長として現在も勤務。 日本レーザー医学会、日本抗加齢医学会、日本美容皮膚科学会など数多くの学会に所属する。続きを読む
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シャンプーを使わない《湯シャン》の効果やメリット!
敢えてシャンプーを使わないで、お湯だけで髪と頭皮を洗う「湯シャン」。
湯シャンには、以下の効果が期待できます。
- 頭皮の乾燥を防いでフケなどのトラブルを予防できる
- 抜け毛・薄毛を予防できる
- シャンプーを使わない湯シャンだけでも汚れは落ちる
それぞれ見ていきましょう。
頭皮の乾燥を防いでフケなどのトラブルを予防できる

シャンプーを使わないことで洗いすぎによる頭皮の乾燥などのトラブルを防止する効果が期待できます。
洗浄力の強いシャンプーの使用や洗いすぎは、乾燥に繋がります。
頭皮は乾燥すると、フケ・かゆみ・赤みなど、さまざまなトラブルを引き起こします。
フケや頭皮のかゆみに悩む人は、ぜひ湯シャンを検討してください。
抜け毛・薄毛を予防できる

薄毛にもいろいろな原因がありますが、間違ったシャンプーによって抜け毛・薄毛が進行するケースもあります。
過度の洗浄はもちろん、洗浄不足も頭皮環境を悪化させる原因であり、そこから抜け毛や薄毛につながることも少なくないからです。
一番良いのは自分の頭皮・毛髪にぴったり合ったシャンプーを選び正しい洗髪をすることですが、湯シャンによって洗髪頻度を調整し、頭皮や毛髪への負担を減らすのも、試してみる価値ありです。
シャンプーを使わない湯シャンだけでも汚れは落とせる

髪の汚れは汗や埃、皮脂などがメイン。汗・皮脂は水でザッと流すだけで落とすことができ、皮脂に関しては38度以上のお湯で溶け出し、流れ落ちます。
そのため、頭皮・毛髪の汚れはお湯だけでも80%程度は落とすことができるといわれています。
とはいえ、残りの20%や頭皮の毛穴の奥に溜まった汚れは、すすぎ洗いだけではなかなか落とすことができません。シャンプーを使う日は頭皮をしっかりもみ洗いすることをお忘れなく!
正しい湯シャンのやり方をポイントごとに解説!
続いては、正しい湯シャンの方法についてを紹介します。
ただお湯をかけて適当に頭皮と髪を洗うだけでは不十分!ここではポイントごとに細かく解説しますね。まずは様子見!週に1回から
湯シャンを始めるときは、いきなりシャンプーの頻度をガクッと落とすのではなく、徐々に落とすことをおすすめします。まずは週に1~2回、シャンプーを使わない日を設けます。
そこから少しずつ回数を増やし、髪や頭皮の様子を見ながらちょうど良い頻度を見つけてください。
湯シャン前のブラッシングが大事
湯シャンをするときは、事前にしっかりブラッシングをしましょう。頭皮の汚れを浮かせたり、毛髪に付着したホコリなどのゴミを取り除くことができます。
湯シャンそのものの洗浄力は強くないので、こうした一手間がとても大切なのです。
ちなみに、普通のシャンプーのときでも事前のブラッシングは有効です。泡立ちもよくなり、サッパリしますよ。せっかくだからブラシにこだわってみるのも良いかもしれませんね♪
お風呂に入る前のブラッシングにおすすめな、マッサージ効果のあるパドルブラシです。
ブロードライしながら使用すると毛先まで絡まらないなめらかなストレートヘアに仕上がりますよ♡
お湯の温度は38~40度を目安に
髪についたホコリや水溶性の汚れは水でも十分洗い流すことができますが、べたつきの原因である皮脂などは水だけでは落とせません。すでに解説したとおり、皮脂は38度以上で溶けて流れ落ちるので、お湯の温度は38~40度くらいに設定するといいでしょう。
ただし、お湯の温度が高すぎると必要以上に皮脂を落としてしまい、頭皮の乾燥を招きます。頭皮が乾燥するとフケや赤み、かゆみなどの原因になるので、温度設定には注意しましょう。
監修者
医療法人容紘会高梨医院 院長吉岡 容子
指の腹を使って頭皮を揉むように!
ブラッシングによって髪に着いた汚れの大半は落とせています。湯シャンでは頭皮をメインに洗うようにしましょう。ポイントは、指の腹を使ってもみ洗いすること。
爪を立てず、じっくりマッサージするようにもみほぐしてください。血行が促進されて頭皮と毛髪の健康にも良いし、気分もよくなりますよ。
頭皮用のマッサージブラシなどもあるので、そういうアイテムを活用するのもいいでしょう!
頭皮を洗うのにおすすめな、お風呂で使えるスカルプブラシです。
柔らかな質感で、心地良い頭皮マッサージが叶いますよ!
リンス・コンディショナーは時と場合によって使用する
湯シャンでは基本的にリンス・コンディショナーも使用しません。慣れるまでは髪がきしんだりツヤがなくなったり、臭いが気になったりと、頭皮や髪に違和感があるでしょう。
どうしても指通りやツヤのなさが気になる時はリンスやコンディショナーを少量使うのもありです。
湯シャン実践者のなかには、髪を保護することを重視し、シャンプーだけ避けてリンスはしっかり行う、という人もいます。どちらが正しい・悪いということはないので、自分に合っていると思う方法・やりやすい方法を取り入れてくださいね。
湯シャンをする上での注意点
今すぐ試したい湯シャン。でも、なかなか思い通りの結果を得られないケースもあるでしょう。ここでは事前に知っておいてほしい3つの注意点についてお話します。
生乾きは臭いやすい!洗髪後はしっかり乾かすこと

シャンプーを使用していたときは香料の香りが強く髪と頭皮に残りますが、湯シャンだとそういうわけにはいきません。とくに生乾きの臭いはとても目立ちやすくなります。
湯シャンをしたときは、髪を根元からしっかり・完璧に乾かすようにしましょう。
湯シャンで白髪は消えない
白髪改善を期待して湯シャンをする人もいますが、湯シャンでは白髪は消えません。
白髪については現代医学をもってしてもいまだ不明な事が多く、はっきりした原因も解明されていません。わかっていることは、なんらかの原因で毛球(髪の根元部分)でメラニンがつくられなくなった、あるいは毛髪にメラニンが受け渡されなくなったことで白髪になること。その要因としては加齢やストレス、生活習慣の乱れ、遺伝的要素などが考えられます。
湯シャンで頭皮環境が改善されたことで白髪に対し何らかの効果がないとは言い切れません。
もし白髪が気になっているのであれば、頭皮マッサージや生活習慣の見直しを行い、ストレスを上手く発散するように心がけてみてください。
シャンプーをやめた結果(湯シャンを続けた結果)が出るまで時間がかかる!

湯シャンは1日2日で効果がでるものではありません。頭皮環境が変わるのには時間がかかります。頭皮の表面だけに着目した場合でも、ターンオーバーを考慮して最低でも効果が出るまでに1か月はかかると考えてください。
髪にまで影響を与えるほど頭皮の環境を変えるには、数ヶ月単位で様子を見た方がいいでしょう。
湯シャンしない方がいい人の特徴!おすすめのシャンプーは?
髪のダメージ軽減や頭皮の乾燥予防を期待できる湯シャンですが、もちろん不向きな人もいます。
- 整髪料やワックス・オイルをたっぷり使う人
- 脂性肌の人(頭皮がべたついている人)
上記の人が湯シャンをすると、髪や頭皮のべたつきが悪化し、臭いやかゆみなどのトラブルの原因になるでしょう。こういったタイプの人は汚れをしっかり確実に落とすことが大事。
髪へのダメージを減らしたいのであれば、洗浄力が比較的マイルドなアミノ酸系のシャンプーを使い、丁寧に髪と頭皮をもみ洗いしてください。
シャンプーで頭皮に使わない方がいい成分はある?
アミノ酸系洗浄成分が洗髪による頭皮へのダメージを抑えやすい一方、以下の成分には要注意!
- ラウレス硫酸ナトリウム
- ラウリル硫酸ナトリウム
市販のシャンプーによく配合されている洗浄成分です。どちらも洗浄力が非常に強力で、頭皮が乾燥しやすくなるという特徴があります。
頭皮の乾燥はフケやかゆみに繋がるので、洗浄成分には注意してくださいね。
監修者
医療法人容紘会高梨医院 院長吉岡 容子皮脂汚れを落とし、清潔に保つためにはシャンプーで洗髪する方法が確実です。肌に刺激の少ない配合成分だったり、自分に合ったシャンプーなら毎日シャンプーをしても問題はありません。
脂性肌やニキビ肌の方は湯シャンが自分に合ってるか、医師に相談してみましょう。
髪をいたわりたい方におすすめなシャンプー
しっとりまとまる髪に導く、アミノ酸系シャンプー。
キメ細やかな泡が摩擦を防ぎながら汚れを落とし、うるおいとツヤを与えてくれます。
乾燥やパサつき、ダメージが気になる方におすすめです。
男性・女性芸能人にも湯シャン派は多い!気になったらノーコストで湯シャンを試してみて
湯シャンのいいところは、正しく行えば頭皮や髪に良い影響を与えられることに加え、ノーコストで今日から始められること!
美容にかけるコストを抑えたい人にもおすすめだし、界面活性剤に敏感な人・気になる人にもおすすめです。
「やってみようかな?」と思ったらさっそく今日からトライ!頭皮を休ませて健康的で綺麗な髪を目指しましょう♪
監修者
医療法人容紘会高梨医院 院長吉岡 容子皮脂汚れや皮膚に付着したほこりや雑菌は洗浄成分で洗うのが一番効果的です。
しかし、乾燥や皮膚疾患があって毎日の洗髪に刺激を感じる場合は必ずしも毎日シャンプーをする必要はありません。
肌に合うシャンプーで自分に合う洗髪の頻度を見つけましょう。
この記事で紹介した商品
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乾燥肌、アトピー性皮膚炎の方は頭皮も同様のトラブルが起きやすくなっています。
シャンプーを毎日するとかゆみや乾燥が悪化する場合は無理に毎日シャンプーをする必要はありません。