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米OracleがMySQL Cluster 7.1をリリース、次期MySQLの新機能詳細なども公開

 米Oracleは4月13日(米国時間)、米O’Reilly Media主催の「MySQL Conference&Expo」にて「MySQL Cluster 7.1」のリリースを発表、一般提供(GA)版の公開を開始した。また、MySQLへのコミットを再度強調するとともに、現在開発中である「MySQL 5.5」の計画も発表された。

 現在開発版(Development Release)が公開されているMySQL 5.5では、デフォルトのストレージエンジンが「MyISAM」から「InnoDB」に変更され、信頼性や安定性が改善されるという。InnoDBはバージョン1.1となり、複数のバッファプールインスタンスのサポート、復旧のパフォーマンス改善などの機能が加わっている。有償のEnterprise Editionでは、無料でInnoDBをバンドル提供するという。Oracleは2005年にInnoDBを買収している。

 そのほか、メタデータロック、セミシンクロレプリケーション、Windows(32ビット/64ビット)の性能と拡張性などが強化点となる。

 MySQL Clusterはリアルタイムのトランザクションデータベース。最新のGA版となる7.1では、管理機能「MySQL Cluster Manager」を導入、クラスタを容易に自動化・管理してダウンタイムのリスクを削減できる。JCBCやJPAを利用して直接MySQL Clusterと接続できるJavaアプリケーションを作成できる「MySQL Cluster Connecter for Java」も加わった。

 MySQL 5.5の開発版およびMySQL Cluster 7.1のGA版はMySQLコミュニティサイトからダウンロードできる。ライセンスはGPL。MySQLのGA版バージョンは5.1であり、5.5のGA版リリース計画については現時点では明らかにされていない。

米Oracle
http://www.oracle.com/

「MySQL Community Server 5.5」Development Releaseダウンロード
http://dev.mysql.com/downloads/mysql/5.5.html

「MySQL Cluster 7.1」ダウンロード
http://dev.mysql.com/downloads/cluster/7.1.html