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MariaDBがクラスタ「MariaDB Galera Cluster」のGA版リリース

 MariaDB Foundationは3月5日、MariaDBを用いたクラスタ環境を構築するためのシステム「MariaDB Galera Cluster」で初めての安定版リリース「MariaDB Galera Cluster 5.5.29 Stable」を公開した。同期レプリケーション、マルチマスタトポロジ、メンバーシップやノードの自動管理などた特徴。

 MariaDB Galera ClusterはMySQLのクラスタ技術を持つフィンランドCodershipと共同で開発されたクラスタ技術。クラウド型の環境上に、マルチマスター型トポロジーを持つクラスタ環境を構築できる。同期型で全ノードがマスター/アクティブになり、どのクラスタノードでもリード/ライトが可能。これによりサービスの可用性を向上でき、また複数のデータセンターにデータを自動分散配置できるという。

 レプリケーションにはCodershipのGalera Libraryを利用するのが特徴。「Write Set REPlication(wsrep) API」をサポートするようMariaDBを拡張し、これを利用してGalera Replicationとの連携を行うという。クラスタ内でのメンバーシップは自動で制御され、ノードの追加や障害のあるノードのドロップは状況に応じて自動的に行われる。スレーブラグやトランザクションのロスがなく、クライアントの遅延も最小にとどめるという。

 MariaDB Galera ClusterはMariaDBのWebサイトよりダウンロードできる。ライセンスはGPLv2。SkySQLがサポートサービスを提供することも発表している。

MariaDB Galera Cluster
https://downloads.mariadb.org/mariadb-galera/5.5.29/

MariaDB Foundation
https://mariadb.org/