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16年度予算案

生活支援、実感乏しく…96.7兆円決定

臨時閣議に臨む安倍晋三首相(左から2人目)と麻生太郎副総理兼財務相(同3人目)ら=首相官邸で2015年12月24日午前10時3分、徳野仁子撮影
臨時閣議に臨む安倍晋三首相(左から2人目)と麻生太郎副総理兼財務相(同3人目)ら=首相官邸で2015年12月24日午前10時3分、徳野仁子撮影

 政府は24日、一般会計総額で過去最大となる96兆7218億円の2016年度予算案を閣議決定した。子育てや介護支援など、安倍晋三首相が掲げる「1億総活躍社会」実現への緊急対策に15年度当初比約5000億円増の2兆4000億円規模(特別会計分も含む)を充当。企業支援に重きを置いた前年度までと比べ、生活支援色を前面に出す予算とした。しかし、財政難で支援対象は所得が低い人に限られ、幅広い生活者が変化を実感できる内容にまではなっていない。

 16年度は6月に閣議決定した財政健全化計画の初年度である一方、安倍首相が「1億総活躍社会」実現を打ち出して臨む初の当初予算編成で、生活者支援と財政再建の折り合いをどう付けるかが焦点だった。

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