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特集

ウクライナ侵攻

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻から2年。長期化する戦闘、大きく変化した国際社会の行方は……。

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スウェーデン加盟前進、NATOに実利 実は北欧きっての軍事大国

トルコのエルドアン大統領らとの会談後、記者会見するスウェーデンのクリステション首相=リトアニアの首都ビリニュスで2023年7月10日、ロイター
トルコのエルドアン大統領らとの会談後、記者会見するスウェーデンのクリステション首相=リトアニアの首都ビリニュスで2023年7月10日、ロイター

 スウェーデンのクリステション首相は10日、北大西洋条約機構(NATO)加盟が事実上決まったことを受け、「待ち望んでいた瞬間だった。わが国は非常に大きな一歩を踏み出した」と述べた。ロシアによるウクライナ侵攻以降、共に加盟を申請していたフィンランドは今年4月に先に正式加盟を認められ、スウェーデンだけがいわば「取り残された」形となっていた。念願の加盟がほぼ確実になったことで、今後の焦点は現実的なロシアの脅威への対応に移る。

 大きな意味を持つのは地政学的な変化だ。スウェーデンが正式加盟した場合、バルト海沿岸のほぼ全域がNATOの勢力圏となる。特にロシアにとって痛手なのは、ロシアの飛び地カリーニングラード州がNATO側に完全に「包囲」されることだ。

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