日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)のノーベル平和賞授賞式が10日、ノルウェー・オスロで開かれる。福岡県内の被爆者団体「福岡市原爆被害者の会」は高齢化に伴い会員が年々減り続けているが、被爆者は「今回の受賞は我々の活動のゴールではなく、核兵器がなくなる世界を実現するための新しいスタートだと思っています」と語る。【日向米華】
「80年目を待っていたら、果たして原稿を書いてくれる人が何人残っているだろう。そう不安になった」。
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