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シリア混乱でIS戦闘員9000人収容の施設管理に懸念 鍵握るトルコ

通りを歩く市民ら=シリアの首都ダマスカスで2024年12月10日、ロイター
通りを歩く市民ら=シリアの首都ダマスカスで2024年12月10日、ロイター

 シリアのアサド政権の崩壊に伴い、同国北部にある過激派組織「イスラム国」(IS)の戦闘員らを収容する施設の管理について懸念の声が上がっている。管理を担うクルド人主体の反体制派組織「シリア民主軍」(SDF)は親トルコの勢力と対立しており、情勢が流動化しているためだ。SDFを支援する米政府は混乱に乗じて戦闘員が逃げ出したりしないよう、トルコ側と協議している。

20以上の施設で約9000人を拘束

 「シリアの収容施設では主に下級の戦闘員が拘束されており、非常に懸念している。トルコを含む全ての関係国と、施設の現状や戦闘員が解放されたり逃げ出したりする可能性について懸念を共有し協議している」。カービー米大統領補佐官は10日、記者団にこう明かした。

 ISは2014年にシリア北部ラッカを「首都」と定め、シリアやイラクの一部を実効支配。17年に米軍などの支援を受けたSDFがラッカを奪還し、ISが標ぼうした「国家」は崩壊した。ただISは現在も…

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