ライター/立教大学社会デザイン研究所研究員
ほしの・さとし 1962年生まれ。元朝日新聞記者。30年ほど前、墓や葬儀の変化に関心を持って以降、終活関連全般、特にライフエンディングについて取材、研究を続けている。2016年に独立。立教大学大学院、東京墨田看護専門学校で教えるほか、各地で講演活動も続ける。「つながり」について考えるウエブサイト「集活ラボ」の企画・運営も手がける。著書に「寺、再起動:ゾンビ寺からの脱出!」(法蔵館)、「人生を輝かせるお金の使い方 遺贈寄付という選択」(日本法令)、「『定年後』はお寺が居場所」(同、集英社新書)「終活難民-あなたは誰に送ってもらえますか」(2014年、平凡社新書)ほか。
専門家・執筆者記事 61件
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東日本大震災を機に考え始めた死後の世界
街のお坊さん 生と死を語ります
東日本大震災で町民の8%にあたる1286人が亡くなった岩手県大槌町。町の高台にある吉祥寺(曹洞宗)住職の髙橋英悟さんも、多…
2023年3月3日
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葬儀は故人との「出会い直し」の場
街のお坊さん 生と死を語ります
コロナ禍では志村けんさんのように、遺族が遺体と対面できないまま火葬されてしまう事態も起き、別れの場のあり方が改めて問われた…
2023年2月3日
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カードで「死の体験」を学ぶ
街のお坊さん 生と死を語ります
横浜市の慈陽院なごみ庵(浄土真宗)住職、浦上哲也さんは、2013年からワークショップ「死の体験旅行」を開講している。これま…
2023年1月4日
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死別の悲しみに寄り添う
街のお坊さん 生と死を語ります
三重県桑名市の善西寺(浄土真宗本願寺派)住職・矢田俊量さんは、「いのち」をキーワードにさまざまな活動に取り組む。「いのちを…
2022年12月7日
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介護者カフェ、緩和ケア病棟から見えるいのちへの思い
街のお坊さん 生と死を語ります
山形県米沢市の西蓮寺(浄土宗)住職、伊藤竜信さんは、家族の介護をしている人や、介護を終えた人らが集まって介護の悩みを語り合…
2022年10月28日
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心の整理と宗教儀礼の関係
街のお坊さん 生と死を語ります
意外と知られていませんが、民生児童委員のような大切な役割を担い、社会のために地道に活動しているお坊さんは少なくありません。…
2022年10月7日
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人生最後の「証人」として
街のお坊さん 生と死を語ります
病院やホスピスで死を前にした患者と対話する活動を長年続けている、大阪市の願生寺(がんしょうじ)住職、大河内大博(だいはく)…
2022年9月2日
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いのちを積み木でたとえてみると
街のお坊さん 生と死を語ります
街のお坊さんが生と死を語る企画の第5回は、宇都宮市・光琳寺住職の井上広法(こうぼう)さんです。「いのち」のつながりの不思議…
2022年8月3日
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死について語り合うことの意味とは?
街のお坊さん 生と死を語ります
社会のさまざまな課題に向き合い活動しているお坊さんに問いかけ、語り合うシリーズの4回目。千葉県船橋市の上行寺(じょうぎょう…
2022年7月4日
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自死遺族に「絶対」言わないこととは?
街のお坊さん 生と死を語ります
社会のさまざまな課題に向き合うお坊さんに、問いかけ語り合うシリーズの3回目。実家の寺を継いだ神奈川県横須賀市の独園寺住職の…
2022年6月3日
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残された人たちの生きる力になるものとは?
街のお坊さん 生と死を語ります
社会でさまざまな活動をしているお坊さんに問いかけ語り合うシリーズの2回目。東京都台東区の光照(こうしょう)院住職の吉水岳彦…
2022年5月5日
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死ぬことは生まれること 宗教者に悩みをぶつけてほしい
街のお坊さん 生と死を語ります
生命維持や出生前診断の技術が進み、ウイルス変異で繰り返される感染症の拡大など、私たちは今、命や死について身近に意識する機会…
2022年4月3日
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カードで向き合い、伝える自分の価値観
百年人生を生きる
医療の進歩などで、自身あるいは家族の生命維持治療をどうするか、どこで最期を迎えるかなど「死生観」が問われる場面が増えている…
2022年3月6日
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「親なきあと」はお寺のネットワークで
百年人生を生きる
知的障がいなどがある子どもや、ひきこもりの子が親のいなくなった後も安心して暮らせるようにするにはどうしたらいいのか――。こ…
2022年2月6日
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未来の子どもたちから見て、私たちの行動は?
百年人生を生きる
一年の計は元旦にあり。お正月は、未来に目を向ける機会だ。今、気候変動問題や膨大な国の借金など、未来世代にまで大きな影響を及…
2022年1月7日
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「認知症になってわかったこと」を生かして
百年人生を生きる
認知症になった人が、尊厳をもって住み慣れた地域で自分らしく暮らし続けられる社会を目指す――。2020年10月に施行された東…
2021年12月5日
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岐路に立つ「生前契約」という事業
百年人生を生きる
1人暮らしや夫婦のみ世帯が増えている。それに伴う課題が、「入院や施設入居時の保証人を誰に頼むか」だったり、「葬儀やさまざま…
2021年11月10日
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お金をかけずにICTで介護を良くするには?
百年人生を生きる
高齢者がますます増えていくなか、介護現場の人手不足は大きな課題だ。ICT(情報通信技術)を活用して業務を効率化することも対…
2021年10月3日
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身近なお寺に介護を語るカフェ
百年人生を生きる
超高齢社会のいま、多くの人にとって介護は人ごとではない。親や配偶者など家族だからこそ感じる葛藤や、肉体的なしんどさ、社会か…
2021年9月5日
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散骨ガイドライン公表が問う葬送の新しい形
百年人生を生きる
最後に眠る場所はどこ? そんな問いに、お墓や納骨堂ではなく、遺骨を粉状にして海などにまく「散骨」を思い浮かべる人もいるだろ…
2021年8月5日
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困っている人を地域で支える 「社会的処方」をゲームで体験してみた
百年人生を生きる
引きこもりや1人暮らしの高齢者など社会的孤立が深刻化するなか、世界で初めて孤独担当相を置いた英国に続き、今年2月に「孤独・…
2021年7月1日
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いつか別れが来るからこそ 絆を見直すセレモニー
百年人生を生きる
子どもの入学や卒業、夫婦の銀婚式、親の喜寿など、家族にはさまざまな記念日や節目がある。そんな節目に、ちょっとあらたまって日…
2021年6月3日
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持続可能な街へ 「ニュータウン」再生
百年人生を生きる
高度成長期を中心に各地で開発が進んだ郊外型住宅団地「ニュータウン」の多くは、住民の高齢化が進み、いまや「オールドタウン」と…
2021年5月4日
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障害ある我が子に 「親なきあと」相談室
百年人生を生きる
知的障害や発達障害などがある子どもが、親がいなくなった後も安心して暮らせるようにするにはどうしたらいいのか――。そんな不安…
2021年4月6日
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ステイホームを支援する 町会の新しい形
百年人生を生きる
コロナ禍で、自治会の行事も中止の案内が目立つ。だが、こんなときだからこそ「つながり」を感じてもらいたいと、東京都三鷹市の「…
2021年3月8日
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共に成長する「もう一人の私」
百年人生を生きる
高齢になって若いころのようにはできなくなることが増えていく。そんなとき、自分と同じ考え方や動作をする「分身」がいたら――。…
2021年2月10日
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朝活でコロナ感染も孤立も防ぐ
百年人生を生きる
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず医療崩壊も伝えられる中、重症化リスクの高い高齢者は自宅にこもる生活を続ける人が少なく…
2021年1月7日
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「今年限り」で関係を見つめ直す終活年賀状
百年人生を生きる
年賀状シーズンがやって来た。いま、高齢などを理由に年賀状を出すことをやめる「年賀状終活」をする人が増えている。「今年限りに…
2020年12月6日
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新たなつながり方を生む住宅プロジェクト
百年人生を生きる
地縁や血縁が薄いといわれる東京などの大都市部で、高齢者の1人暮らしが今後、急速に増えていく。家族だけで支えられないなら、新…
2020年11月14日
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自筆証書遺言保管制度を利用してみた
百年人生を生きる
自分の死後に残った財産をどうするか考えることは、終活の柱の一つだ。争いのないように、自身が希望するように相続や遺贈を行って…
2020年10月14日