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てぃーだブログ › 作る人 (つくるんちゅ)日記 › 料理とか保存食 › 2010-梅干しの仕上げ! (5日間の天日干し)



2010年09月16日

2010-梅干しの仕上げ! (5日間の天日干し)

2010-梅干しの仕上げ! (5日間の天日干し)

今年の春に漬けた梅‥。 → 梅干しを漬けてみよう!

忘れていたワケではないのですが、今年は特に天候が不順で、沖縄では梅を干すのに必要な「3日間の晴れ間」が、判断できませんでした。

もちろん仕事もあるし、自分が確実に家にいて、晴れる日が続く‥というのは、なかなか難しいのです。(晴れたら、遊びに行きたくなる性格だし 笑)

が、9月に入って、ついに決心しました。天気予報は、一週間晴れマーク!

今週を逃すと、もう後がない!
というわけで、先週は梅干しに付き合った一週間です(結局5日付きっきり)。

まぁ、手間を食ったワリには、
「朝、梅を板に並べ、夕方また漬け汁に戻しました」×5
と、一行で済んでしまうのが悲しい所(笑)。


あまりドラマチックでは無いのだけど、今年は初めて「沖縄産の完熟梅」で仕込んだ、こだわりの一品。
約半年に渡る保存食作りの、最終仕上げの工程です。



2010-梅干しの仕上げ! (5日間の天日干し)  2010-梅干しの仕上げ! (5日間の天日干し)
▲左:漬けてあった梅。左(橙)の留め具が15%。右(紫)が18%。 / 右:一個一個、梅を取り出し、汁を切って並べていきます。

梅干しを干す時期は、「土用の頃」と言われています。
だいたい、梅雨明け後の、晴れ間が続くあたりでしょうか(2010年の土用の日は7月26日

日中、太陽に当て、夕方取り込んで漬け汁に戻し、また翌日干す。の繰り返し。
最後の3日目は、そのまま夜も干して、しっとり仕上げるようです。

昔ながらの方法では、よしずや竹のすだれなど、風通しが良い素材を下に敷きます。
が、何度か試して解ったのですが、乾燥した梅がくっついてしまい、表皮が剥がれる事が結構あるんです。

なので、今回はクッキングシートを敷いてみました。

シートは、水分はあまり通さないので、梅の下側が乾燥しにくいものの、皮はくっつきにくいようです。
(完全ではありません。何個かは、皮が剥けてしまいました)
でも、これは良い方法ですね。

2010-梅干しの仕上げ! (5日間の天日干し)  2010-梅干しの仕上げ! (5日間の天日干し)
▲左:まずは干す準備。カメラの三脚とベランダの手摺に板を乗せ、クッキングシートを広げます。 / 右:十分に漬かった完熟梅は、今にも皮が破れそうなくらい、頼りないです。

以前、泡瀬(沖縄本島東部)の静かな海岸沿いに住んでいた頃は、午前中は自分の車の屋根で乾し、午後はベランダというテクを使ったものですが‥(笑)。

さすがに、今住んでいる場所は少し都会なので、ベランダのみでガマンします。

時々「スーサー」(スズメより大きな沖縄の野鳥)がやって来ては、「この赤い実は俺のだぞー!」と騒いでいるのが聞こえて来ます。
で、一口ついばんでは、逃げていくのですが、時々落っことすのが迷惑な所。

そんなこんなで、3日干したのですが、天気が悪いのと、西向きの部屋のため日照時間が足らず、前に干したような「しわくちゃ」に仕上がりません。

2010-梅干しの仕上げ! (5日間の天日干し)  2010-梅干しの仕上げ! (5日間の天日干し)
▲左:初日。だんだん太陽が当たってきました。 / 右:一日目。夕暮れ時。

2010-梅干しの仕上げ! (5日間の天日干し)  2010-梅干しの仕上げ! (5日間の天日干し)
▲左:2日目。指先で梅をひっくり返している所。クッキングシートのおかげで、あまりくっつきません。 / 右:梅酢の中の紫蘇の葉は、溶ろけていたので、今回は捨てました。

2010-梅干しの仕上げ! (5日間の天日干し)  2010-梅干しの仕上げ! (5日間の天日干し)
▲左:5日目。かなり乾燥してきました。 / 右:夕日と、梅。

結局、5日目の夕方、いい感じに乾いたのでフィニッシュしました。

表面に粉を吹いてますが、密閉容器に入れておけば、全体がしっとりするので大丈夫。

2010-梅干しの仕上げ! (5日間の天日干し)  2010-梅干しの仕上げ! (5日間の天日干し)
▲左:出来上がった梅干し。左:15%濃度、543g。18%濃度、473g。(仕込みは各1Kg) / 右:梅酢を濾します。

で、肝心の味!
今年は、地元の沖縄産の梅にこだわり、しかも完熟梅で梅干しを仕込んであります。
どうなったのでしょうか?

2010-梅干しの仕上げ! (5日間の天日干し)

これは、干す時から感じていたのですが、以外と表皮が薄く、全体に柔らかな仕上がりです。
時々、産地によって皮が妙に固くて歯触りが悪い梅干しもあるのですが、これは口の中で「ホロッ」と溶け、柔らかな梅肉の味わいがします。 そして、種のサイズも、それほど大きくなくていい感じ。

2010-梅干しの仕上げ! (5日間の天日干し)最初に塩分18%を食べ、次に15%を食べると、とても甘く感じます。
いや、実際はかなり酸っぱいのですが、梅の味が残っているような感覚。これは美味い。

結論! 農家さんにもよると思いますが、沖縄産(原木は台湾)の梅でも、上等な梅干しは作れます。

来年は、15%を中心に、もう少し多めに漬けてみようと思います。楽しみ!


  ◇梅の実、その他のレシピ◇
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この記事へのコメント
オレもいつかやろう

自分の城で
(コレばっかm(_ _)m)






ばいや~。
Posted by 超酒酔人 at 2010年09月17日 02:02
うわぁ~

みてるだけで口のなかにジュワ~っと…
美味しそう
Posted by 知念っち at 2010年09月18日 00:03
◇ 超酒酔人 さん
城が無くても、梅干しは作れるさー。

僕なんか、車の上に乾したもんね!


◇ 知念っち さん
うん、15%の梅が、ことのほか美味くて!!

あまり、すっぱしょっぱくなくて、梅の味がするんですよー。
Posted by iwaana!iwaana! at 2010年09月19日 00:38
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