2012年08月28日
コーキングの着色と、詰め替え方法!
防水やスキマを埋めるために使われるコーキング剤。
白・黒・透明の他、アイボリーやグレーなど、様々な色が市販されています。
現場によって、色を使い分けますが、それでも色が合わないとき、僕はその場で調色しちゃいます。
このネタは前にも書いたっけ。
⇒ シリコンコーキングへの着色方法!
いつもは、ペンキを調色する業務用の顔料を使うのですが、ちょっと実験。
テストしたのは業務用顔料、100均の油性/水性絵の具の3種。
目分量でだいたい同量をシリコンコーキングに混ぜていきます。
ベース色は、白とクリアの2種類。
発色(色の出方)は、業務用の顔料が一番キレイ。次が水性で、油性の青は緑が混ざったような濁った色でした。
乾燥性については、どれも問題なし。
比較用の絵の具を混ぜないコーキングと較べ、指触乾燥時間に大差有りませんでした。
ただし、混合する顔料(絵の具)は最小量に抑える必要があります。
何回か実験する中で、絵の具が多いとコーキングが固まってもベタつきが残る場合が有りました。
これは好奇心で試してみたけど、かなり微妙な結果‥。
一応、シリコンコーキングはシンナーに溶けます。
1対1程度でシリコンとシンナーを混ぜると、とろとろの粘りのある液体になり、乾燥させるとちゃんと固まります。
ただ、固まってもしばらくはシンナー臭いし、施工後に表面のツヤが完全に無くなります。
夏場など、硬化が早すぎる場合、調色に時間がかかる場合はシンナーを使うのも手かも知れません。
なお、下地がペンキの場所に施工する場合、長時間シンナーが触れる事で塗料を犯してしまう可能性も有ります。
プロはアルミ製の、詰め替えできるコーキングガンを使います。
⇒ コーキングガンの例
最初から筒に入っている、普通のシリコンコーキングの場合はどうしよう。
‥ある時、現場でひらめきました。
作っちゃえ!
というわけで、使い終わったコーキングの筒から、中のピストン部分を押し出して、内部を拭き取り・乾燥させてみます。
▲写真左:ドライバーを差し込んで、中のピストンを押し出します。 / 中:固まったら、シリコンを指でこそげ取ります。 / 右:この部分に一箇所、穴を開けると空気の逃げ道になります。
結果はバッチリ。
裏側から調色したコーキング剤を詰め込み、ノズル側を内側にして、ブンブン振り回します。
遠心力を利用して、奥側に偏らせて空気を抜くんですね。(ピストン部はしっかり押さえてないと中身が飛び散る惨事になりますので注意)
現場の石種によって、色を合わせて使い分け。
しっかり馴染んでいます。
▲写真左:現場で数回目の詰め替え。 紙コップで調色しています。 / 右:場所により違う色のコーキングを使い分けます。
普通はプロのコーキング屋でも、ここまではしません。
色を作る事が得意な、僕ならではの付加サービスと言うことで‥。
⇒ なおす人(なおすんちゅ)日記
白・黒・透明の他、アイボリーやグレーなど、様々な色が市販されています。
現場によって、色を使い分けますが、それでも色が合わないとき、僕はその場で調色しちゃいます。
着色方法、混ぜる顔料について
このネタは前にも書いたっけ。
⇒ シリコンコーキングへの着色方法!
いつもは、ペンキを調色する業務用の顔料を使うのですが、ちょっと実験。
テストしたのは業務用顔料、100均の油性/水性絵の具の3種。
目分量でだいたい同量をシリコンコーキングに混ぜていきます。
ベース色は、白とクリアの2種類。
発色(色の出方)は、業務用の顔料が一番キレイ。次が水性で、油性の青は緑が混ざったような濁った色でした。
乾燥性については、どれも問題なし。
比較用の絵の具を混ぜないコーキングと較べ、指触乾燥時間に大差有りませんでした。
ただし、混合する顔料(絵の具)は最小量に抑える必要があります。
何回か実験する中で、絵の具が多いとコーキングが固まってもベタつきが残る場合が有りました。
すぐに固まってしまう対策。 シンナー混合。
これは好奇心で試してみたけど、かなり微妙な結果‥。
一応、シリコンコーキングはシンナーに溶けます。
1対1程度でシリコンとシンナーを混ぜると、とろとろの粘りのある液体になり、乾燥させるとちゃんと固まります。
ただ、固まってもしばらくはシンナー臭いし、施工後に表面のツヤが完全に無くなります。
夏場など、硬化が早すぎる場合、調色に時間がかかる場合はシンナーを使うのも手かも知れません。
なお、下地がペンキの場所に施工する場合、長時間シンナーが触れる事で塗料を犯してしまう可能性も有ります。
コーキング容器への詰替え
プロはアルミ製の、詰め替えできるコーキングガンを使います。
⇒ コーキングガンの例
最初から筒に入っている、普通のシリコンコーキングの場合はどうしよう。
‥ある時、現場でひらめきました。
作っちゃえ!
というわけで、使い終わったコーキングの筒から、中のピストン部分を押し出して、内部を拭き取り・乾燥させてみます。
▲写真左:ドライバーを差し込んで、中のピストンを押し出します。 / 中:固まったら、シリコンを指でこそげ取ります。 / 右:この部分に一箇所、穴を開けると空気の逃げ道になります。
結果はバッチリ。
裏側から調色したコーキング剤を詰め込み、ノズル側を内側にして、ブンブン振り回します。
遠心力を利用して、奥側に偏らせて空気を抜くんですね。(ピストン部はしっかり押さえてないと中身が飛び散る惨事になりますので注意)
コーキング施工
現場の石種によって、色を合わせて使い分け。
しっかり馴染んでいます。
▲写真左:現場で数回目の詰め替え。 紙コップで調色しています。 / 右:場所により違う色のコーキングを使い分けます。
普通はプロのコーキング屋でも、ここまではしません。
色を作る事が得意な、僕ならではの付加サービスと言うことで‥。
⇒ なおす人(なおすんちゅ)日記
Posted by IGU at 16:49│Comments(2)
│工作、いろいろ
この記事へのコメント
初めまして。コーキングそのものに着色出来るんですね!以前の記事も読みました。見た所通常のコーキング剤のようですが、変性タイプでもいけますかね?水性アクリル絵具でいいと言うことは、アイピーグロスやエージングアートカラーでもいけますよね?早速実験してみようと思います。コーキングの保蔵方法もすごくいいこと知りました。ありがとうございます!
Posted by かもじ at 2017年02月26日 12:55
お役に立てて光栄です。
いろいろ実験してみて、何か気がついた事が有ったらフィードバックして下さるとありがたいです!
いろいろ実験してみて、何か気がついた事が有ったらフィードバックして下さるとありがたいです!
Posted by IGU at 2017年02月27日 22:45
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