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2016年02月10日

ステンレスで電球のプロテクターを作った話

自作の蛍光灯カバー僕は何かを作るのが好きな人なので、日々いろいろな工作をしています。 
今回は、お仕事に使う、実用品のお話し。

このブログでは過去に光と色の関係について、いろいろ書いてます。 
趣旨は、正しい色を判別するためには、正しい光が必要 という内容。
⇒ 色の道(正しい光を求めて)

そのため僕は、普段から調色作業の照明用に高演色蛍光灯を持ち歩いています。 これ、太陽とほとんど同じ光で色を正確に判別できる、美術館などで使われる特殊な照明。

ただし、高演色蛍光灯は直管タイプしか売ってないので、電球型に無理やり改造したりしてます。
 ⇒ 電球型・高演色蛍光灯を作っちゃった! (演色評価数Ra=95)

せっかく作ったのはいいですが、今まではカバーが無かったので、よくぶつけて割ってました。

そこで今回、ステンレスの針金で、プロテクターを作ってみました。
以下、写真で解説します。

ステンレスの針金でカバーを作る市販のステンレスの針金は、直径2mmでも指でクニクニ曲がるほど柔らかいので、直線部分は硬いステンレス棒を使ってます。
(ピアノ線や真鍮棒などと一緒のコーナーのもの)

逆に円形部分に使うには硬すぎるので、こちらは針金タイプが調度よいです。



ステンレスの針金をロー付け適当に曲げ加工して部品を揃えたら、立体に組み立て。
さて、ここでポイントというかノウハウ。 
ニクロム線実は、ヒーター用に市販されているニクロム線(ニッケル・クロム合金)には、ハンダが付きません。
この事を利用して、固定(仮止め)用にニクロム線を活用しました。
今回、全てのロー付け個所を、このニクロム線で縛って、位置決めしています。

ちな、ニクロム線の応用記事
 ⇒ なんと100円! 電気ストーブ!!
 ⇒ これも100円! 電気オーブン


後は、バーナーで炙って、接続部を順番にロー付けして行けば、完成!

ステンレス用のフラックスを塗れば、普通の半田でステンレスをロー付けできます。
(ロー付けの後、脆いニクロム線はペンチで捩じると、ポロっと外れてくれます)


というわけで、多少、手荒に扱っても、蛍光灯が割れにくい、プロテクターの完成。

道具は、持ち歩いて使ってナンボ! なので、さらに正しい光「高演色蛍光灯」の、活躍の場が広がりそうです!!
(最近は、感度が鍛えられて、蛍光灯でも十分に調色できてます。 でも、ここぞという時は、高演色管!)


完成した蛍光灯プロテクター(電球ガード)
完成した蛍光灯プロテクター ( 上側 )。 電球の先端部は、アイデアが思い付かなかったので、タコ糸で位置決めしてますw。

 





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