天国 ゴトウユキコ短編集
ゴトウユキコ2冊目の短編集。webアクションで公開され13万PVを記録しSNSで大反響を呼んだ「天国までひとっとび」、新作「迷子犬とわたしたち」、ビッグコミックスピリッツで発表された「家庭教師」、ヤンマガWebで公開された「2月14日の思い出」の4作を収録。
われわれは地球人だ!
これは・・・・・・女子高生3人組が未知の科学により地球から飛び立った巨大ショッピングモールで宇宙を旅する、友情と冒険と遭遇の物語である――。藤子・F・不二雄先生が提唱した「すこし・ふしぎ」の精神を継承する高橋聖一が放つSFコミック!
だらしないです 堀田先生!
ごくごく普通の高校生・栗林誠。家事代行のアルバイトの依頼先へ向かった先は、全校生徒の憧れの的、堀田留美子先生の家だった――! だけどどうやら、いつもの完璧な先生とは様子が違うようで…? 夢と希望と…ちょっぴり現実? いろいろルーズな先生の赤裸々な私生活をのぞき見しちゃう、ふしだらコメディ!
ひかるイン・ザ・ライト!
アイドルを目指すオーディション・サバイバル、ここに開幕! 銭湯の娘・荻野ひかるは歌うことが大好きな中学三年生。幼馴染の西川 蘭は、大所帯グループ「JP学園」でアイドルをしている自慢の友達。そんな中、世界的プロデューサー、M・葉山による一大オーディション「ガールズ・イン・ザ・ライト」が始まり…!?
漫画版 ファミコンに育てられた男
書籍『ファミコンに育てられた男』のコミカライズ。主人公のフジタ氏はグレープカンパニー所属のゲーム芸人。小学校入学前に母親が急死、父親の育児放棄により壮絶な半生を歩んだ。彼の孤独を癒し、人生を教えてくれたのはファミコンのソフトだった。彼はファミコンに育てられたのだ――。
変な絵(コミック)
【『変な家』著者・雨穴の最高傑作を完全コミカライズ!】オカルトサークルに所属する佐々木は、後輩の栗原からとあるブログの存在を教えられる。そこには、『あなたが犯した罪』という不穏なメッセージと共に投稿者の妻“ユキ”が描いた「絵」が掲載されていた――。9枚の絵に秘められた謎を解き明かす戦慄の国民的スケッチ・ミステリー!その謎が解けたとき、すべての事件が一つにつながる……!!
小林さんちのメイドラゴン お篭りぐらしのファフニール
『小林さんちのメイドラゴン』第4弾スピンオフの主人公は、お宝を愛し、呪いが得意な邪竜・ファフニール!! なぜか人間界に興味を持ち、なぜか小林さんの同僚・滝谷の家に居候することになり、なぜかゲーム三昧の日々に!? 家事をやったり留守番したりコミケに行ったり、引きこもりだって意外と忙しい…!? ドラゴンと人、ニートと社畜、だけど男2人だから楽しいオタクLIFEの幕開けです!!
ヤバマン サレ妻の秘密の離婚準備
古来より日本の「村」には独特の因習があり、夜這いなど奔放に性行為が行われていた。現代では潰えた因習に思われたが、不倫やパパ活が横行しているマンションも実在する。S県平浦駅徒歩10分の場所にある大型マンション『ファミール平浦』。ノース棟とサウス棟が向き合う大規模住宅。現在29歳の河本桃美は、3年前に幸せな家庭を夢見て、子育て世代が多いこのマンションに引っ越してきた。しかし、長女の妊娠中に夫の不倫現場を目撃。しかも、広告代理店勤務の夫は権力を武器にした女遊びの影が常にちらついている。また、マンション内で次々に発覚する不倫現場。サレ妻はモラハラでDV気質もある夫と、乱れたSEXが横行する激ヤバマンションから脱出するべく、秘密の離婚準備を始めた――。 ※第1~3話を収録
黒と誠 本の雑誌を創った男たち
書評誌として、現在も根強い人気を誇っている『本の雑誌』。その後、作家や映画監督として活躍する椎名誠、書評家・北上次郎名義でも知られる目黒考二の二人を中心に創刊された雑誌で、その創刊秘話は椎名誠『本の雑誌血風録』、目黒考二『本の雑誌風雲録』に詳しく描かれている。今回は、その二冊を底本に、関係者への取材をもとに『本の雑誌』創刊時を、こちらも読書界を震撼させた『どくヤン!』の作画担当であるカミムラ晋作が完全漫画化。70年代、もっとも出版と雑誌が熱かった時代が、ここにある!
あのエロい映画なんだっけ?
もし、映画のエロいシーンを検索できるサイトがあったとしたら…? 不意に現れるおっぱい、複数の男性の裸、金玉を蹴り上げるシーン、果ては大爆発のシーンまでもがエロの対象になっていく。やがて、抗えない己の性癖と、溢れ出る映画への愛情を映し出すサイトは、たくさんの人を巻き込んで…。
きづきあきらさん&サトウナンキさんの過去作品『いちごの学校』が、改題され電子書籍として刊行されました。 きづきあきらさん&サトウナンキさんといえば、人間の闇や病みを描くことに定評のあるコンビで私は名前を見掛けたら必ず作家買いするほど好きです。代表作は『ヨイコノミライ』や『うそつきパラドクス』などが挙げられると思いますが、場合によってはこちらを最高傑作と推す人もいるほどの名作です。 改題された新タイトルの通り、本作は女生徒が先生と関係を持ち子供を孕んでしまう物語です。一般的な恋愛マンガでは、男性教師×女生徒という組み合わせはそれなりにポピュラーなジャンルです。しかし、本作の場合はそれが非常にリアルで重いものとして描かれます。 特に印象的なのは、女生徒を妊娠させた主人公の「責任」。「責任を取る」と口で言うのは簡単でも、実際にそうなってしまった時にどうするのが「責任を取る」ことになるのか。相手に対して、相手の親に対して、自分の親に対して、学校に対して、同僚に対して、生徒に対して、そして自分の子供に対して。 愛する気持ちがすべてに勝る甘美で絶対的なものだったとしても、その先にある果たすべき道義や免れない誹りと向き合った時に、生身の人間はどうしたって削れます。現実がそれほど容易くないことを、重みを持って描いています。 主人公が受け持つ現国のテストのように曖昧な部分はあったとしても、それでも学校のテストには答があります。しかし、人生には定型の答はありません。幸せとは相対比較したり誰かに決められるものではありませんが、それでも愛する人と結ばれ愛する人との間の子を授かった彼らが、本当に幸せと言えるのだろうかと考えずにはいられません。 引用される『星の王子さま』や『ひかりごけ』やボードレールなども人によって解釈が様々に分かれる作品であり、そのことを一層強調しているように感じます。 1話ラストの ″自分の命が自分のために存在しなくなった とりあえず今 それだけはわかるんだ″ というモノローグが昔からとても好きでしたが、かつて読んだときよりも実感を伴っています。 余談ですが、甘々な夫婦生活部分と学生時代のツンツンな時の対比をシンプルなラブコメとして描いたら今のTwitterではバズりそうだなぁと詮無きことを思いました。