ねおと早稲田ビヨンセ研究所・大田 ビヨンセの魅力を語る

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早稲田ビヨンセ研究所の大田脩生さんが2025年1月25日放送のTBSラジオ『TALK ABOUT』に出演。ねおさんとビヨンセの魅力やすごさを話していました。

(ねお)『ねお TALK ABOUT』では今年もどんどん部活動を立ち上げていきます。今日、行う部活動はこちら。『ねお TALK ABOUT』ビヨンセ部! 

(ねお)ビヨンセって皆さん、ご存知のこの曲(『Crazy In Love ft. JAY Z』)のあのビヨンセですかね? 改めてどこがすごいのかとか、なんで世界中の人から共感を得ているのかとかね、この方に来てもらったので、いろいろ教えてもらいたいと思います。ご挨拶、お願いします。

(大田脩生)ビヨンセは私にとってクリエイティブの源です。早稲田ビヨンセ研究所の大田脩生と申します。よろしくお願いいたします。

(ねお)太田さん、お願いします。私も10年ぐらいダンスをやってたので、ビヨンセの曲をたくさん聞いてきたつもりではあるんですけど。なんでここまで支持されてるのかまで理解できてないので、いろいろ今日聞いていきたいと思います。お願いします。

(大田脩生)お願いいたします。

(ねお)ちなみに太田さんは何者なんでしょうか?

(大田脩生)まず早稲田ビヨンセ研究所っていうところからお伝えできればと思うんですけれども。基本的にはビヨンセの魅力を広めたり、さらにビヨンセのステージの再現パフォーマンスっていうところまで行っております。そこで見る方々にとって楽しい時間を提供するっていうところを主軸とした日本で唯一の団体だと思っております。早稲田大学だけのサークルというわけではなくて、団体を立ち上げた代表が早稲田大学出身だったということで、そのルーツを示すために今でも「早稲田」という名前をつけておりまして。学生、社会人を問わず参加できる、そういった団体になっております。

(ねお)じゃあ学生じゃなくても入れたりとかできるってことですね?

(大田脩生)左様でございます。

(ねお)これが太田さんが踊ってる動画……えっ、こんなに踊れるの? もうブンブンですよ! 髪の毛をブンブン振り回しちゃって。かっこいいな! こういう活動をされてビヨンセを広めていらっしゃると?

(大田脩生)そうですね。

(ねお)太田さんがどんな人か知りたい方はぜひ、SNSの方に上がってると思いますので。一旦、ビヨンセ太田を見ていただいて。リポストしますね。『TALK ABOUT』のSNSの方で。ぜひ見てください。

(ねお)うわっ、ちょっと気になることたくさんあるんですけども。じゃあ今回のテーマ、発表します。これを聞けばみんなBeyHive。徹底解説スーパースタービヨンセ3つの魅力! このBeyHiveというのは何のことなんですか?

(大田脩生)「BeyHive」っていうのは、ビヨンセのファンの総称になってるんですね。

(ねお)なるほど。

(大田脩生)で、ビヨンセって言うとなんとなくご存知の通り、スーパースターで歌って踊ってっていうイメージがあると思うんですけども。それだけ評価されてるアーティストでもあります。わかりやすく言えば、直近でもっとも権威ある音楽系の賞と言われているグラミー賞でも今回、11部門にノミネートされております。これでノミネート数が歴代最多となったんですね。その他、賞の受賞数も今、歴代トップになっているというところで、外からの評価もしっかり得ている、そんなアーティストでございますね。

(ねお)すごい! もうすごいですけどね。

(大田脩生)ということで、そんなビヨンセのどこがすごいのかというところを今日はお話したいと思います。

(ねお)じゃあ早速ひとつ目、お願いします。

(大田脩生)スーパースタービヨンセの魅力、ひとつ目は女性のエンパワーメントを牽引するアイコンであることです。

(ねお)これはどういうことなんでしょうか?

女性のエンパワーメントを牽引するアイコン

(大田脩生)聞き慣れない言葉もあったかもしれないんですけども。ビヨンセは音楽を通してまず女性のエンパワーメント。自信を持ち、力を与えるという、そんなイメージですかね。っていうのを力強く訴えてきたアーティストです。特に彼女はジェンダー平等の実現に向けて大きな影響を与えていて、たとえば自立した女性像の確立であったりとか、女性が男性に依存することなく自分自身で人生を切り開いて社会で活躍する姿というのを描き出しているんですね。

(ねお)かっこいいな!

(大田脩生)特にビヨンセのキャリアの前半では「女性が出しゃばっていてはモテないからやめなさい」とか「女性は男性を支えるのが美徳だ」といった、そういう「女性らしさの呪縛」から解き放つ曲が多いんですね。その他にも自分の体型を肯定するボディポジティブ。

(ねお)めっちゃいいな!

(大田脩生)私も実はビヨンセを知る前は結構、自分の体にコンプレックスあるというところもあったんですけれども、ビヨンセを知ってからそういうのを前向きに捉えられるようになった。まさにビヨンセの発信するメッセージが直に刺さった1人でもあったりします。

(ねお)この女性のエンパワーメントを歌う曲、たとえばどんな曲がありますか?

(大田脩生)皆さん、ご存知かもしれないんですけども。『Single Ladies』っていう、左手をクルクルさせる曲があるんですけれども。この曲は最近、別れたばっかりの女性が昔の彼氏に言い寄られているんだけれども……「そんなに大切に思うんだったら、さっさと指輪をはめておけばよかったんじゃない? 私はもう次、前に進んでいるから」っていう、そんなさっぱりした曲ですね。

(ねお)かっこいい! もう拍手しちゃう! じゃあ2つ目、聞いていいですか?

(大田脩生)社会の差別に真っ向から立ち向かい、人々に元気を分かち合う英雄です。

(ねお)英雄なの?

社会の差別に立ち向かい、人々に元気を分かち合う英雄

(大田脩生)ビヨンセは差別というものに対して真っ向から立ち向かっている人で。彼女、アフリカ系アメリカ人の血を引くいわゆる黒人女性なんですね。で、人種差別とかジェンダー不平等って今でも強く残っているんですけれども。ビヨンセも「黒人」と「女性」という、その2つの要素で漏れなく差別に苦しんだ1人でもあります。そんな状況を変えていくため、彼女が取った道というのが音楽で差別に立ち向かうということです。で、先ほど申し上げた通り女性の社会的地位の向上から始まって、今では人種であったり、性的な少数派っていうところまでテーマに扱っているんですね。最新のアルバムでは今の音楽がその出来上がる上で重要な役割を果たしたにも関わらず、虐げられてきた属性の人たちにスポットライトを当てるといったようにより、全人類的な感じで活動の規模がさらに大きなものになっているわけですね。

(ねお)大きくなっている!

(大田脩生)ただ単に音楽でメッセージを発信するのも大事なんですけれども、きちんと自分自身が説得力を持てるようにビッグになって影響力を携えるというところ。その冷静さが彼女らしさでもあるなと思いますね。

(ねお)では太田さんが考えるビヨンセの魅力3つ目を聞いていいですか?

(大田脩生)何でもありと言いたくなるようなクリエイティビティに富んだパフォーマンス。

(ねお)なんだ? 気になるな……。

クリエイティビティに富んだパフォーマンス

(大田脩生)私が特にはまった部分がやはり、ここなんですね。ビヨンセというと基本的には圧倒的な歌唱力と圧倒的なダンスがベースにある、まあスパルタンなスタイルなんですけれども。音楽のアレンジやリミックス、もしくは演出の仕方っていうのが毎度毎度、ファンの想像を上回ってくるという、そんなクリエイティビティを携えたアーティストでもあるんですね。その予想のつかなさと秀逸な話題の作り方っていうのがよりビヨンセの影響力を大きいものにしているんじゃないかなと思っております。

(ねお)今までで一番、びっくりしたパフォーマンスはありますか?

(大田脩生)はい。ちょっとマイナーになってしまうんですけども『6 Inch』っていう曲があるんですね。で、どんなところにびっくりしたかと言うと大きな箱……ビルぐらいの大きな箱がステージの上にあるんですけど。その一角にビヨンセが壁に貼り付けられて、グルグル周りながら、上下運動しながら歌うっていうパフォーマンスで。

(ねお)ええっ? できるものなの?

(大田脩生)私がこれまで見てきた中で一番ゾッとした演出でしたね。

(ねお)ええっ、そんなことできるの?っていう感じですけども。

(大田脩生)曲調も相まって非常に不気味で。ゆえに印象的でもありますね。そんな既成概念を超えてくるような様子を見ている私たちも、誰しもがクリエイティブであり、それを全力で発揮することって素晴らしいんだなっていうのを実感させられますね。

(ねお)うわっ、めっちゃめっちゃ素敵だな! 今週はここまでということで、来週もね、太田さん、来てくれるんですが。来週は太田さんがセレクトしたビヨンセの聞くべき曲を教えてくれます。太田さん、来週もお願いします。

(大田脩生)We are classy for this world! Thank you so much, God bless you! Have a Good Night!

(ねお)わわわ、わーお! これはどういう意味ですか?

(大田脩生)それは来週、わかるかと思います。

(ねお)うわっ、気になる! なんだこれ? ということでここまでです。ねおTALK ABOUT、また来週! ありがとうございました!

早稲田ビヨンセ研究所の太田さん、とてもわかりやすくビヨンセのすごさを説明してくれていますよね。全てのマイノリティを肯定し続けるビヨンセのメッセージは多くの人に力を与え続けており、個人的にはここが一番すごいと感じている部分です。太田さんが最後に言っていたのは『ALIEN SUPERSTAR』の「I’m too classy for this world」からの引用だと思うんですけど、どうでしょうかね? 次回も楽しみです。

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