代表的な銀行の住宅ローンを調査
昨日までの記事で住宅ローンの店頭表示金利と実質金利には差がある事をみてきました。
では実際の各銀行の実質金利がどうなっているのかが、住宅ローンを借りる事を検討している方の気になるところだと思います。
ちなみに住宅ローン金利は毎月月初に切り替わります。
毎月違う金利が出てくるため、いざ住宅ローンを借りようと思って手続きして審査が通った月に「金利が上がってた!」なんて事もよくあるのですが、まぁ検討するのにはまずは今月の金利を見て判断材料にしていくしかありません。
ではでは住宅ローンで人気のある銀行10銀行ほどの2014年1月時点の住宅ローン金利を調査しました。
調査した銀行は以下の通りです。
- みずほ銀行
- 三井住友銀行
- 三菱東京UFJ銀行
- みずほ信託銀行
- 三菱UFJ信託銀行
- りそな銀行
- 新生銀行
- 東京スター銀行
- 住信SBIネット銀行
- イオン銀行
普段なじみのない銀行も多いかと思いますが、実は住宅ローンはネット銀行や信託銀行がオススメなんです。
住宅ローンを借りる時に掛かる保証料(金利0.2%に相当)が掛からなかったり、繰り上げ返済の手数料が無料だったりします。
検討していない人にはピンとこない話だとは思いますが、保証料0.2%は平均的な住宅購入金額3,000万円の場合60万円にもなりますし、繰り上げ返済手数料も銀行によっては21,000円とか掛かったりするので、バカにできません。
住宅ローンを借りる際には普段利用している銀行だけではなくて、こういったネット銀行や信託銀行も候補として検討してみましょう。
変動金利の低い順
では最近の住宅ローントレンドである変動金利の金利が低い順に並べてみましょう。
おぉー、1位が住信SBIネット銀行で
変動金利 0.67%
の金利!安い!っていうか低い!
1%を切るだけじゃなくて、0.7%すらも切っています。
ものすごい低い金利で住宅ローンが借りられるんですねー。
これは低い。
2位以下の銀行も結構低めの金利ですね。
こんなに低金利を出されたらそりゃあ
「じゃあ最初の内は金利の低い変動金利で始めて、金利上昇局面がきたら固定金利に切り替えよう」
と思って住宅ローンを組む方が多いかもしれませんね。
10年金利の低い順
つづいて10年金利の低い順です。
10年金利と表示しているのは実際には固定金利期間選択型の当初10年間固定金利の住宅ローンを示しています。10年経過後には、変動金利にするかまた固定金利期間選択にするかを選びます。
ここの1位はイオン銀行ですねー。
10年金利 1.25%
これは低いなぁ。
私が以前住宅ローンを検討した頃は、10年金利で2.3%程度がせいぜいだったのに、さらに1%も金利が下がっている・・・。
まぁイオン銀行は新しい銀行ですから、貸出を増やしたくて低金利にしているのかもしれませんねー。
20年金利の低い順
20年金利の低い順に並べてみます。
20年金利までくると固定金利期間選択型というよりは全期間固定で返済期間が20年みたくなってきますね。
こちらの1位は新生銀行です。
20年金利 2.1%
これも低いですねぇ。
返済期間35年を20年に縮めて、この20年固定で金利低くして返済するっていうのも手かもしれません。
今後、景気がよくなってきて金利が高くなってくるともう2度とこんな低金利で長期間借りることは出来なくなりますから、検討の余地ありかもしれません。
まとめ
・銀行によって実質金利は全然違う
・変動金利や10年金利、20年金利それぞれに低金利で提供してくれる銀行が違う
・自分の知っている銀行だけではなくネット銀行や信託銀行も検討対象と含めた方が良い
追記(2014/02/09)
2014年2月の金利動向をまとめました。
住宅ローンの2014年2月の金利を知りたい方は下記記事をご参照下さい。