【徹底比較】デスクライトのおすすめ人気ランキング【2024年11月】

まずは、広範囲を明るく照らせるJIS規格AA形の商品かを確認しましょう。

JIS規格とは、日本の産業製品に関する規格や測定法などを定めたもの。デスクライトは、手元をどの程度明るくできるかを基準に、AA形・A形・一般形の3種類の規格に分けられます。

最上位のJIS規格AA形の商品なら、B5サイズの教科書・ノートと参考書を広げた範囲を申し分なく照らします。机の隅にも光が届きやすく、全体が明るい印象になりますよ。

グレードが1つ下のJIS規格A形の商品は、手元の明るさは十分。一方で、自分の影になりやすい机の手前の明るさが物足りない印象です。机の隅は部屋のメインの照明で補えば作業が捗るでしょう。

JIS規格に関する明記がないものは、一般形にあたります。ライトの真下ばかりが明るいものや、光が弱いものが多く、明るさの保証がありません。検証した商品のなかには、記載がなくともA形相当の明るさで照らす商品はあったものの、いろいろな明るさの商品があるといえます。

今回検証したJIS規格AA形の商品のなかでも、手元から机の隅まで明るく照らせたのは、光源が円形のオーム電機「ODS-LDC6K-W」。光源が直線のものよりも光が広がりやすく、自分の影になりやすい机の手前まで明るく照らせたのが好印象です。

明るく照らして目の疲れやすさを軽減するためには、光の色も重要です。青白い昼光色の光は、黒い文字がくっきりと見えて、手元がより明るい印象を受けます。明るさが同じくらいでも、昼白色より昼光色のほうが文字が楽に読めました。

光の色を変えることは、気分の切り替えにも効果的。スッキリとした印象を受ける昼光色の光で照らせば、気持ちが自然と集中モードに切り替わります。

作業机で使う人は、電球色のみの商品は避けるのがベター。あたたかい色味の電球色に近づくほど気持ちはリラックスモードに切り替わり、作業への集中度が落ちてしまいます。

これらの色を使い分けられる調色機能を搭載した商品が、在宅ワークにはおすすめです。光の色を使い分けると、作業時間と休憩時間を簡単に切り替えられ、より仕事に集中できるでしょう。

気づかないうちに目の疲労をためこまないために、色の見え方もチェックしましょう。色の見え方を確認する際の指標になるのは、演色性。演色性の高さは「Ra（アールエー）」の数値で表示され、太陽光のような、色が最も自然に見える光ほど数値は100に近くなります。

より自然で鮮やかに見える高演色のものほど、目の筋肉を使わないため、目への負担が少ないといえますよ。

ただし、パソコンでの事務作業や白黒の教材で勉強する際は、最低Ra80を確保できていれば問題はありません。Ra80は高演色のものと比べると色がくすんで見えますが、色が不自然に見えてドッと疲れる心配は少ないでしょう。

見るものがカラフルだと気づかないうちに疲れがたまります。そのため、カラフルな教材を使うことが多い場合は、Ra85前後は確保しましょう。

デザイナーやネイリストなど、微妙な色の違いを見分ける必要がある人は、Ra90以上の商品を選んでくださいね。

勉強机のような、書き作業をすることが多い机で使うときは手元の影もポイント。

手元の影が多重にできると目に入るものの数が多いぶん、長時間作業するほど疲労感につながります。集中が長時間続くよう、手元の影にもこだわってくださいね。

とはいえ、影の様子は使ってみないとなかなか確認できません。「面発光」「多重影対策」と記載があれば多重になる心配は少ないものの、どの商品でも記載があるわけではないため、購入前にわからないことが多いのが事実。

本コンテンツではランキングパートの画像で手元の影の様子もお伝えするので、参考にしてくださいね。

決まった机で作業する人は、場所を取らないクランプ式がおすすめ。教科書や参考書をたくさん広げる人や机が狭い人でも広々と作業できますよ。

加えて、モニターを置いている場合でも配置しやすく、机全体を照らしやすい印象。モニターばかりが明るくならず、目の疲労感の原因を抑えられますよ。

一方、クランプ式の購入時に注意したいのは、机の厚さ。挟める最小・最大の厚さが決まっているので、購入前には設置したい机の厚さを確認してくださいね。

リビングで使うときにおすすめなのは、スタンド式。なかでも充電式のものが最適です。

スタンド式は移動させやすいのが最大のメリット。普段はしまっておいたり、リビング以外の場所で使っていたりしても簡単に持ち運べます。

さらに充電式なら、コンセントの場所を考慮する必要がありません。遠くのコンセントから延ばしたコードにつまずくような心配もなく、安全に使えますよ。

寝る前の読書には、クリップ式がおすすめ。ベッドの枠にとめられるので、サイドテーブルがなくても使えます。

また、ちょっとした手元灯として、コンパクトなものがほしいという人も多いのではないでしょうか。コンパクトなものは、照らせる範囲が狭い傾向があります。しかし、クリップ式ならサイドテーブルに置くより近くにライトを設置できるので、照らせる範囲が狭くても手元を照らせるでしょう。