第97回アカデミー賞の長編アニメーション賞に輝いた映画「
洪水にのまれつつある世界を舞台とする本作では、自分の居場所を捨てて旅立つ1匹の猫が仲間と困難を乗り越え、少しずつ友情を育む様子が描かれる。
ジルバロディスは、猫が主人公の短編「Aqua」を過去に制作し、同作から着想を得て「Flow」を制作したという。彼は「今までは『Flow』の猫のように、一人で映画を作っていた私が、本作ではチームを組み互いに協力することを学びました」と回想。そして本作のキャラクター造形について「猫は独立心が強いけれど、次第に周りを信頼し、協力し合うようになる姿を見せたいと思いました。犬は逆に、独立心を学んでいきます。独立していること、協力し合うこと、それぞれどちらも大切ですが、その間でうまくバランスが見せられればと思っていました」と言及する。
加えてジルバロディスは、「この映画に悪役は存在しません。みなさんが動物たちに共感し、彼らの中に自分とのつながりを見つけてくれることを期待しています」とアピールした。なお、「Aqua」の本編もYouTubeで観ることができる。
「Flow」は全国で公開中。
映画「Flow」監督ギンツ・ジルバロディスのメッセージ映像
短編映画「Aqua」
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「Flow」を監督ギンツ・ジルバロディスがアピール「この映画に悪役は存在しません」(メッセージ映像あり) https://t.co/lv07hF54b8