犬が感じている地球をとりまく「磁場」とは?
地球は、大きな磁石です。
「磁極」という場所から磁力が放出されており、それが地球全体をとりまいています。
コンパスが北を向くのは、北側の磁極(磁北極)に引かれているからです。
ちなみに、磁極の軸線は、北極と南極をむすぶ地軸と11.2度ほどズレています。
磁力が生じる原因は、地球内部の外核(地殻の3000キロ下)にうずまく液体金属です。
これによって生まれる地球の磁場は定期的に変動しており、日中の約20%の時間だけ穏やかになります。
基本的には、磁極付近で最も強く、赤道で最も弱いです。
また、磁場は地球上の生命を守るためにたいせつな仕事をしています。
最大の役割は、太陽風が地球表面に侵入するのを防ぐ「バリア」です。
磁場がなければ、ヒトも動植物も生きていけません。
火星や金星に水や大気がないのは、磁場が消失したからだと言われています。
では、犬はこの磁場をどのように感じ取っているのでしょう?