石丸伸二氏とは？ 質問者を論破…真意を直撃 元乃木坂46とも「真剣勝負」
グッド！モーニング
[2024/07/11 10:11]
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10日、東京都知事選で躍進を果たした石丸伸二氏（41）が1時間20分にわたって番組の取材に応じました。質問者を論破するような言い回しがネット上で「石丸構文」と揶揄（やゆ）され、「パワハラ気質」と批判されていることについて、本人はどう捉えているのでしょうか。
■コメンテーターの質問に答えず「内心おちょくってた」
斎藤ちはるアナウンサー
「貴重な機会を」
「貴重な機会を」
石丸氏
「何を今さらというね。チクチク行きますよ、チクチク」
「何を今さらというね。チクチク行きますよ、チクチク」
石丸氏の演説（6日）
石丸氏（6日）
「もはや単なる聴衆ではありません、仲間です。石丸伸二とゆかいな仲間たち、こんなにそろいました」
「もはや単なる聴衆ではありません、仲間です。石丸伸二とゆかいな仲間たち、こんなにそろいました」
石丸氏（先月）
「もういっぺん、この場で改めて伝えてますよ。アップデートできていないのは、政治とメディアです。報じといてください」
「もういっぺん、この場で改めて伝えてますよ。アップデートできていないのは、政治とメディアです。報じといてください」
メディアにはめっぽう厳しい「石丸節」
聴衆に深く訴え掛けながらも、メディアにはめっぽう厳しい「石丸節」。しかし、10日の単独インタビューでは様子が変わっていました。
石丸氏「プレッシャー与えている」
石丸氏
「何聞いても大丈夫ですよ。分かるんですよ、自分がいかにプレッシャーを与えている存在か。本当にごめんなさいね。そりゃそうですよね、開票速報の時のアレを見てたら、（斎藤アナに）嫌な仕事来たと思いますよ」
「何聞いても大丈夫ですよ。分かるんですよ、自分がいかにプレッシャーを与えている存在か。本当にごめんなさいね。そりゃそうですよね、開票速報の時のアレを見てたら、（斎藤アナに）嫌な仕事来たと思いますよ」
「緊張している」斎藤アナ
斎藤アナ
「緊張はしてます、正直」
「緊張はしてます、正直」
「石丸構文」と揶揄も…
落選が伝えられた直後のテレビ中継では、コメンテーターの質問に対し、石丸氏は終始厳しい表情。「同じ質問を繰り返してます？」などと切り返し、結果、質問には答えませんでした。インターネット上では、これを「石丸構文」として揶揄されるようになりました。
石丸氏「内心おちょくっていた」
石丸氏
「（コメンテーターが）自分の主張を前提に置きすぎてて、全部が誘導なんですよ、質問が。でも、そんなのに乗るわけないじゃないですか。テレビで言うと、また問題なんだろうな。でも、ぜひ使ってください。内心おちょくってました」
「（コメンテーターが）自分の主張を前提に置きすぎてて、全部が誘導なんですよ、質問が。でも、そんなのに乗るわけないじゃないですか。テレビで言うと、また問題なんだろうな。でも、ぜひ使ってください。内心おちょくってました」
斎藤アナ
「おちょくって…そうなんですか」
「おちょくって…そうなんですか」
石丸氏
「あ、ムキになってる、ムキになってるって。嫌でしょ、こういうやつね。だから、ネットに『こいつ友達少ない』とか書かれるんですよ」
「あ、ムキになってる、ムキになってるって。嫌でしょ、こういうやつね。だから、ネットに『こいつ友達少ない』とか書かれるんですよ」
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■「石丸構文」SNSで大喜利状態も…「めっちゃ面白い」■「石丸構文」SNSで大喜利状態も…「めっちゃ面白い」
小泉進次郎氏と近いイメージも
発信力のある言葉の選び方に、小泉進次郎氏と近いイメージを重ねる人もいます。
斎藤アナ
「小泉進次郎さんの語録と言いますか、言い方と比較されながら、紹介されていることがあって」
「小泉進次郎さんの語録と言いますか、言い方と比較されながら、紹介されていることがあって」
石丸氏「並んできてる」
石丸氏
「それは誇らしいですね。小泉進次郎さんにちょっと今、並んできてるって感じですか。いや面白いですね」
「それは誇らしいですね。小泉進次郎さんにちょっと今、並んできてるって感じですか。いや面白いですね」
ふかわりょうさんのXから
ふかわりょうさんのXから
「心配。石丸さん、サブウェイ注文できるんだろうか」
「心配。石丸さん、サブウェイ注文できるんだろうか」
SNSは「石丸構文」で、大喜利状態になりました。
「石丸構文」SNSで大喜利状態
石丸氏
「BLTで」
「BLTで」
店員
「パンの種類は何に？」
「パンの種類は何に？」
石丸氏
「私、パンの話しました？」
「私、パンの話しました？」
店員
「改めてパンの種類を聞いてるんですけど？」
「改めてパンの種類を聞いてるんですけど？」
石丸氏
「同じ質問を繰り返されてます？さっき答えたばかりですけど」
「同じ質問を繰り返されてます？さっき答えたばかりですけど」
本人は、こうした投稿を見ていなかったようですが…。
石丸氏「めっちゃ面白い」
石丸氏
「それ（石丸構文の大喜利）めっちゃ面白いじゃないですか。この後、サブウェイ行こうかな。そこでやってみましょうか。『一体、何の話されてます？』って。逆にサブウェイの注文はめちゃくちゃ速いですよ。具体的に聞かれた時は即答します」
「それ（石丸構文の大喜利）めっちゃ面白いじゃないですか。この後、サブウェイ行こうかな。そこでやってみましょうか。『一体、何の話されてます？』って。逆にサブウェイの注文はめちゃくちゃ速いですよ。具体的に聞かれた時は即答します」
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■元乃木坂46の質問に厳しい発言…後悔はないも反省■元乃木坂46の質問に厳しい発言…後悔はないも反省
選挙戦中の印象は…
笑顔も垣間見える石丸氏。選挙戦中とは印象がかなり違います。
石丸氏（先月）
「（Q.誰が応援に駆け付けるのかというのを）応援？何、応援するんですか？」
「（Q.SNSや動画配信が今回のポイント？）何で最後ちょっと自信がなさそうなんですか。まだその時間軸ですか？」
「（Q.誰が応援に駆け付けるのかというのを）応援？何、応援するんですか？」
「（Q.SNSや動画配信が今回のポイント？）何で最後ちょっと自信がなさそうなんですか。まだその時間軸ですか？」
元乃木坂46のタレントの質問に…
開票速報インタビューでは、元乃木坂46のタレントの質問に対して、「前提が正しくない」といった厳しい発言で返したこともありました。
石丸氏「ちょっとかわいそうだった」
石丸氏
「元アイドルか現役アイドルかの方がインタビューされた。乃木坂の方ですか？質問をされてきて、いつもの調子で返して、それがあまりにもひどかったという評価で。ご本人も『怖かった』みたいな感想を言われたらしいんですよ。そういう方に対しては、ちょっとかわいそうだったかなって」
「元アイドルか現役アイドルかの方がインタビューされた。乃木坂の方ですか？質問をされてきて、いつもの調子で返して、それがあまりにもひどかったという評価で。ご本人も『怖かった』みたいな感想を言われたらしいんですよ。そういう方に対しては、ちょっとかわいそうだったかなって」
後悔はないとしながらも、今は反省もしているそうです。
石丸氏「真剣勝負で斬ったら…」
石丸氏
「真剣勝負で斬ったら、相手、竹刀も持ってなかったみたいな。ただあれはもう一回あの場にいても、同じふうにやっちゃうんです。女、子どもに容赦をするっていうのは、優しさじゃないと思ってる。優しく言ってあげれば、良かったのかな。ポンポンってやってあげる感じが良かった？それでも失礼ですよね、やっぱり失礼じゃないですか。相手もプロとして、あの場にいらっしゃるんだったら」
「真剣勝負で斬ったら、相手、竹刀も持ってなかったみたいな。ただあれはもう一回あの場にいても、同じふうにやっちゃうんです。女、子どもに容赦をするっていうのは、優しさじゃないと思ってる。優しく言ってあげれば、良かったのかな。ポンポンってやってあげる感じが良かった？それでも失礼ですよね、やっぱり失礼じゃないですか。相手もプロとして、あの場にいらっしゃるんだったら」
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■SNSで目立つ「アンチ」…「圧力がダイヤモンドを作る」■SNSで目立つ「アンチ」…「圧力がダイヤモンドを作る」
安芸高田市長時代に「恥を知れ」発言
石丸氏（2022年6月）
「恥を知れ、恥を」
「恥を知れ、恥を」
石丸氏は、広島県安芸高田市長時代からYoutubeなどを駆使し、若者世代から支持を得てきました。
石丸氏（6日）
「選挙が最高に楽しいです。皆さんに盛大な拍手を」
「選挙が最高に楽しいです。皆さんに盛大な拍手を」
SNS上で目立つ「アンチ」の存在
多くのファンを味方につけた一方で、SNS上で目立つのは「アンチ」の存在です。
斎藤アナ
「やっぱり、批判的な意見をする人もいると思うが」
「やっぱり、批判的な意見をする人もいると思うが」
石丸氏
「なるほど、いい視点ですね」
「なるほど、いい視点ですね」
批判的なSNSも見る？
斎藤アナ
「批判的なSNSもご覧になるんですか」
「批判的なSNSもご覧になるんですか」
石丸氏
「正直、そんなに自分自身がSNS見てないんですよ。ざわついてるなぐらいの感覚で。エゴサ（＝自分の名前を検索）わざわざしない。昔は『石丸伸二 独身』『彼女』とか、そういうフレーズが多かったが、今はアンチコメントで埋まるんじゃないかな。『石丸伸二 パワハラ』とかそんなんで」
「正直、そんなに自分自身がSNS見てないんですよ。ざわついてるなぐらいの感覚で。エゴサ（＝自分の名前を検索）わざわざしない。昔は『石丸伸二 独身』『彼女』とか、そういうフレーズが多かったが、今はアンチコメントで埋まるんじゃないかな。『石丸伸二 パワハラ』とかそんなんで」
石丸氏「圧力がダイヤモンドを作る」
「ただちょっとやりすぎは程度の問題があるので、ひどい誹謗（ひぼう）中傷はやっぱり良くないんですけど。ただ、政治家が政治をやっている間においては、やむを得ないのかなと。僕のすごい好きな言葉で、プレッシャーメイクスダイヤモンズっていう言葉があって。圧力がダイヤモンドを作るっていう言葉があるんですよ。プレッシャーというのは、必要な力だっていう思いがあるので。きっとそれが、自分にプラスになると思います。これ今、自分に言い聞かせてて、いつも自分に言い聞かせてる」
斎藤アナ
「選挙戦を見ているなかで、『言葉の発言力』の強さといいますか、言葉をどう切り取られるのかというのは全部計算？考えている？」
「選挙戦を見ているなかで、『言葉の発言力』の強さといいますか、言葉をどう切り取られるのかというのは全部計算？考えている？」
石丸氏「かなり考えてる」
石丸氏
「全部というと言い過ぎですけど、かなり考えてますね」
「全部というと言い過ぎですけど、かなり考えてますね」
斎藤アナ
「そういったのは、どこで勉強された？映画とか本とか？」
「そういったのは、どこで勉強された？映画とか本とか？」
石丸氏
「独学です」
「独学です」
斎藤アナ
「独学ですか」
「独学ですか」
石丸氏
「自分の講演会セミナーを1時間録音して、必ず後で聞き返して、自分でダメ出しをする」
「自分の講演会セミナーを1時間録音して、必ず後で聞き返して、自分でダメ出しをする」
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■ネットとリアルで戦略 「政治屋を一刀両断」真意は…■ネットとリアルで戦略 「政治屋を一刀両断」真意は…
SNS戦略について…
今回の都知事選で注目された、SNS戦略については…。
斎藤アナ
「ネットでの支持がすごく高かったなかで、それに加えて、リアルでの街頭演説にも力を入れた戦略の意図は？」
「ネットでの支持がすごく高かったなかで、それに加えて、リアルでの街頭演説にも力を入れた戦略の意図は？」
石丸氏
「一部のメディアが『奇策を打ち出した』とか、空中戦的な感じで、石丸伸二の選挙戦を振り返るきらいがあるが、全く当てはまらないなというか、どこを見ているんだろうなと思っていました。圧倒的に不利な立場ですから。使えるものは全部使う、出し惜しみしている場合じゃなかったので。ネットはネットで全部フル活用してますし、リアルの方でも、街頭演説は朝から晩までとにかく回る」
「一部のメディアが『奇策を打ち出した』とか、空中戦的な感じで、石丸伸二の選挙戦を振り返るきらいがあるが、全く当てはまらないなというか、どこを見ているんだろうなと思っていました。圧倒的に不利な立場ですから。使えるものは全部使う、出し惜しみしている場合じゃなかったので。ネットはネットで全部フル活用してますし、リアルの方でも、街頭演説は朝から晩までとにかく回る」
石丸氏「政治でもできる」
「世界的な音楽業界のビジネスモデル。ミュージックビデオとかはYouTubeでタダで見られる。あれでとにかく広めて、最後は“ライブ”に集める。全く同じ話。ミュージックシーンでそれができてるんだったら、政治でもできるだろうなと思って」
斎藤アナ
「それも戦略ですか？」
「それも戦略ですか？」
石丸氏「“オワコン”が選挙であり政治」
石丸氏
「戦略というほど立派ではなくて、単にまねしただけ。（街頭演説は）まさに“ライブ”をしに行っているつもりで。有権者はつまんないと思っている。（終わっているもの）“オワコン”が選挙であり、政治なんですね。ウケる形でやってあげないと、もったいないじゃないですか。有権者・国民のために政治ってのはあるので。何でつまんないやり方を繰り返すんだって。そのあたりが僕が政治屋っていうふうに、一刀両断するゆえんなんです」
「戦略というほど立派ではなくて、単にまねしただけ。（街頭演説は）まさに“ライブ”をしに行っているつもりで。有権者はつまんないと思っている。（終わっているもの）“オワコン”が選挙であり、政治なんですね。ウケる形でやってあげないと、もったいないじゃないですか。有権者・国民のために政治ってのはあるので。何でつまんないやり方を繰り返すんだって。そのあたりが僕が政治屋っていうふうに、一刀両断するゆえんなんです」
（「グッド！モーニング」2024年7月11日放送分より）
