間も無くゴング! 井上尚弥戦を熱望するWBCフェザー級王者vs.モンスターに屠られたフルトン戦
間も無くWBCフェザー級タイトルマッチのゴングが鳴る。今日の試合に勝ち、次戦で井上尚弥と戦いたいと繰り返すブランドン・フィゲロアと、モンスターに屠られた元WBC/WBOスーパーバンタム級王者スティーブン・フルトン・ジュニアが再度拳を合わせるのだ。
前日計量をフィゲロアは125.8パウンド、フルトンはリミットいっぱいの126パウンドでパスした。
チャンピオンのフィゲロアは、最終記者会見で語った。
「才能あるボクサーたちと一緒に、この興行に出場出来ることをとても嬉しく思う。それぞれが血と汗と涙を流して準備し、2025年のボクシング界をスタートさせるためにこうして集まった。個人的にはフルトンとのリマッチが実現し、ファンにファイト・オブ・ザ・イヤーをプレゼントできることに興奮している。すべてはそこにある。
フルトンとの再戦は素晴らしい気分だ。初戦がファイト・オブ・ザ・イヤーの候補となったのには理由がある。全力でファンを楽しませたからな。この体重なら、最高のコンディションを作れる。自分はフェザー級にフィットしており、強く、完成されたと感じている。爆発力もあるし、スピードもある。とても自信を持っている。早くリングに上がり、フルトンに俺のパワーを感じてもらいたい。
俺が世界最高の126パウンドであることを証明するためにここにいるんだ。偉大な選手になりたい。メキシコを代表し、アメリカを代表し、世界を征服したいね。誰も怖くないよ。このスポーツに最大限の情熱を注いでいるからね。この試合を無駄にするつもりはない。当日の夜には100%の準備が整っている。122パウンドで戦った時とは全く違う。自分のプライドを取り戻す」
フィゲロアとの初戦で勝利したものの、モンスターの強打に沈んだフルトンも話した。
「自分の人生とボクシングキャリアにおいて、またとない絶好のチャンスだ。お互いに彼はこれ以上ない状態でリングに上がることになる。とはいえ、今回は思考が違うんだな。私は初めて戦った時より、人間的にもファイターとしても成長したよ。自分の唯一の目的は勝利することであり、どのように勝利の形でも良い。私は2階級制覇の世界チャンピオンになる。この手を上げて終わらせなければ。
私が目指しているのは2階級制覇することだけだ。他のファイターのことは考えていない。今を生き、一日一日を大切に過ごしている。当日は、ベストコンディションでリングインするよ。
トレーナーのボジー・エニス(IBFウエルター級王者ジャロン・エニスの実父)は、攻守両面で私に違った視点を与えてくれた。彼は、自分がすでに持っているものにプラスアルファを加えてくれる。大きな財産だよ。また、ジャロンのような若いファイターに囲まれていることも、私のモチベーションを高めてくれる」
間も無くゴングだ。目が離せない!