たびたび書いてきたけど、もう戦後80年になるのに、第二次世界大戦時の構造のまま一向に変わらず、かつ、ボラれてばかりの日本。ドイツやイタリアも、いくら金払ったって常任理事国になる可能性はゼロだろう。
産経新聞のweb版を見て、ちょっと安心した。
国連って、ヒマでおせっかいなのか、日本によく「勧告」を入れてくる(C国には絶対しないだろうけど)。日本は、言いやすい国なのだろう。女性差別撤廃委員会とやらの内政干渉に、いつも「余計なことを言いやがって」と思っているが、あの「勧告」は、実際は、我々日本人がムカつくほどの強度ではない、ということを、この葛城奈海さんという方の記事で知った。
女性天皇を認めない日本の皇室に対し、また例によって「勧告」を入れてきたのだが、よく読んでみると、その「勧告」を「聞く、聞かない」は国次第である(まあそりゃ当然だ)、ということを委員会の委員自身も言っている、とのこと。
日本人は、「国連」というと、あたかも「お上」のように思っているし、「勧告」と言われれば「絶対命令」のように感じてしまうが、これは実は「おすすめ」程度の意味合いで、無視して全く構わないのだ、という。
そうか、ほっとした。日本人は、生真面目すぎるからなあ。いちいちムカつくのも精神的に損だとわかった。
ヒマな組織が何か仕事しないといけないから、また言ってきているな、ハイ、ハイ、という具合に流してしまえば良いとのこと。
日本が国連の常任理事国になる可能性は微塵もないが、そもそも、その「常任理事国」という制度自体が、この組織機能不全にしている。いくら議論しても、R国とかC国が反対すればすべておじゃんになる体制。ほんとアホくさい。こんな組織に、世界第3位の分担金を拠出する意味なんかない。
日本は、お人よしをやめよう。金払ってばっかりで何の見返りのない国連に代わる新しい組織を作る主導を取るべきではないか。西側諸国だけで構成してもいいかもしれない。