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無印良品の本気アイテム「ブランド品の風合い」「悪いところが見当たらない」業界関係者も最注目の“7つの傑作”

 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第519回をよろしくお願いします。
メンズファッションバイヤーのMB

メンズファッションバイヤーのMB。「『おしゃれに見える』にはちゃんと理由があるんです」が持論(撮影/難波雄史)

値段は高いけど、クオリティは間違いないMUJI Labo

 MUJI Laboの本気を見た!  今回は無印良品の特別ライン『MUJILabo』新作をご紹介。昨年からリブランディングして高クオリティ高価格路線となったこちら。値段は高い……けどモノはピカイチです……!

本格的なモッズコートなのに機能性も十分

紳士 ライナー付きモッズコート 1万9900円
紳士 ライナー付きモッズコート

紳士 ライナー付きモッズコート

 トレンドが再び戻りつつあるモッズコート。  無印らしくあまり余計なデザインを入れず原型に忠実に作ってるこちら。素材はミリタリーベースではなく、撥水加工を施した高密度のポリエステルを採用、これがなかなかいいのです。  量販店の作るモッズコートはどこか安っぽく、とりわけこうした化学繊維を使ったものはペラペラでチープな印象が多いものですが……今回のMUJI Laboのモッズコートはハリ感のある重厚な素材を使い、光沢感も抑えたマットな表情。  大人顔の本格的なモッズコートに見えるのに、撥水性が高くレインコートとしても使えるくらい。

悪いところが見当たらない優等生

紳士 ライナー付きモッズコート また、ライナーベストが付属しており、寒い今の時期からも着用可能。暖かい季節になったらベストを外して一枚で使うこともできる上、ベスト単体でも使えるという一石三鳥な出来。  コンパクトサイズが多い無印の中ではややオーバーサイズに作ってあり、ボリューム感あり。そのため、中にいろいろ着込むこともできるの春秋だけでなく、冬シーズンに厚手のニットを入れて使うこともできそう。  モッズコートにしてはやや首元が少し開いたデザインになっており、色っぽい印象があるのも◯。1万9900円とやや高めの値段設定ですが、高級感ある素材、ライナー付きの凝ったディティール、色気のあるバランスのいいリラックスサイズと悪いところが見当たらない優等生的に仕上がっています。
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Tシャツ感覚でラクに羽織れ
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