熱さ、苦しさを忘れさせるサウナ室でライブ15分。
日本一楽しい汗をかける熱波ライブ!?
ーーまずアイドルになった理由を教えてください。
なみきんぐ：ルーツをたどれば、高校3年生の文化祭です。私が通っていた高校は普通科なのに、文化祭では演劇部でなくても”舞台発表”が必須。だからクラスメイトとミュージカルの「ライオンキング」をしたら……みんなで作り上げていく一体感、お客様の反応に「これはヤバい。私の求めたいたのはコレだ！」と気づきました。普通の大学進学予定が、急遽「音大」のミュージカル化に進学先を変えたほどです（笑）。
ーールーツはミュージカル。
なみきんぐ：はい。授業や私生活でもさまざまなミュージカルを観劇するなかで、2・5次元系が特にハマって。そこに男女含めて多数のアイドルが出ていて、「アイドル……いいなぁ」と興味を持ちはじめて。正直、オーディションを受け始めた年齢が遅かったこともあり、なかなかうまく行かず。そのなかで、JAPANARIZM が「日本一楽しい汗をかけるライブ」がコンセプトで、法被や祭りをイメージしてデザインされた衣装で、楽曲も祭囃子的で。私、お祭りが大好きだったから「このグループしかない！」と思って（笑）。このグループがダメだったら諦めよう……ぐらいに思ってました。
ーー結果は合格。
なみきんぐ：私の覚悟が伝わったのかな、と思っています。私は幼少期の頃から本当にお祭りが大好きで。近所の町内会のお祭りの日程をメモに残していたほど（笑）。そして、温浴施設も好きだったでんすよ。子供の頃から。中学時代から友達とスーパー銭湯に通うこともあったほどです。
アイドル時代のなみきんぐさん、気持ちいい汗をかいています。
：そうなってしまいました（笑）。
ーー熱波師を志した理由は？
なみきんぐ：アイドルをやり切ったと思えたんです。次の道……を模索しいて、某サウナフェスで”盛り上げ系のアウフグース”を初体験し、お客さんと一つになる感覚に感動したんです。アイドルライブ終演後と、アウフグース後の“ととのう”快感が近くて……。私の目指すべきは、熱波アイドルかな、と思えたんです。
ーーなるほど～。
なみきんぐ：ネットで調べたら「熱波師検定」があると知り、講習を受けました。ただ、実際に熱波師になるのには施設で働くことが必要。たまたま実家に帰ろうと悩んでいたときに、「大阪サウナDESSE」がオープンすると（笑）。7種類のサウナ!? えっ、ヤバ。しかも施設のコンセプトが「WONDERFUL NORMAL…最高！」。また繋がりますが、私、アイドル時代「最高！」って連呼していたので（笑）。ここでも繋がったから、絶対働きたいとアルバイトで応募しました。
サウナ室で大歓声とコール&レスポンス！
この熱狂体験、普通のライブではアウフグースではありえません！
：はい、現在の「ネパドルライブ」の構成が完成したのは、1年ほど前ですね。アイドル時代の対バンライブは15～20分で終わるので、ネパドルライブもそれぐらいの長さです。入場曲を流し、MC、楽曲は3曲、コール&レスポンス……普通のアウフグースではないですね（笑）。最近はレディースデイなどに登場することも増えてきて、女性のほうがノリがいいです。スーパー銭湯でやったときも、素敵な御婆様がノリノリで嬉しかったです。男性はちょっと恥ずかしがってしまうけれど、一度ノッたら絶対楽しいです。アイドルライブのように全力でサウナの空間を楽しんでもらって、”今”に集中する。ある種のマインドフルネスとして”最高のととのい”を体験させたいです。
ーーアウフグース日本選手権「Aufguss Championship Japan」に出場するそうですね。
なみきんぐ；はい、DESSE のチーム『DESSE 熊s』として出場します。私自身、アウフグースマスターとしてもう一段階レベルアップしたい気持ちがあり、やっぱり扇ぐときの基礎技をもっと上手くなりたい。ショーアウフグースの第一人者である鮭山未菜美さんにも大阪にきていただき、色々指導してもらっています。大会に出ることで、自分をより高めたい。ネパドルとして、誰もできないもの完成させたいという気持ちが強い。是非、進化する私のネパドルライブ、体験してほしいです！
（取材・文／SPA!サウナ部K）
※なみきんぐさんのネパドルライブが味わえる2月28日（金）開催 SPA!主催「SPA!SAUNAFES」チケット予約はこちら！
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