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Oculus創業者のMetaへの辛口コメント、中国の国家計画、HaptXが新型触覚グローブ発表

XRに関連するハードウェアやソフトウェア、サービスまで、アップフロンティアが気になった記事を紹介していく連載です!

Oculus創業者パルマー・ラッキー氏がMetaの「Horizon Worlds」に辛口コメント

Oculusの創業者であるパルマー・ラッキー氏は、マーク・ザッカーバーグ氏のXR・メタバース分野での取り組みについて言及しました。
パルマー・ラッキー氏は、2012年にOculusを創業しました。Oculusはクラウドファンディングでの記録的な調達や2回にわたる開発者版リリースを経て、2014年にFacebook(現Meta)によって20億ドルで買収されました。

Metaの「Horizon Worlds」についての印象を聞かれた同氏は、「良い製品だとは思わない」と語りました。続けて「良いものでもなければ、楽しいものでもない。ほとんどの人が、良い製品でないという意見に同意するだろう」とコメントし、「Horizon Worlds」への批判的な意見を明らかにしました。
一方で、「マーク・ザッカーバーグは、バーチャルリアリティの世界一のファンであり、彼は歴史上の誰よりも多くのお金と時間をつぎ込んでいる」、「Horizon Worldsはプロジェクトカーのようなもので、時間がかかり、失敗も伴うだろう。今はひどいものだが、将来はすばらしいものになるかもしれない。彼(ザッカーバーグ)はそのために資金をつぎ込んでいる。長い目で見るならば、最も勝てる立場にある」ともコメントしています。


中国がVR領域における国家計画を発表

中国政府がVRに特化した初の行動計画を発表しました。2026年までに2500万台以上、金額にして3500億元(約7兆円、2022年11月2日時点)超相当の関連機器を出荷するとの目標を打ち出しました。

計画文書内では「ARとMRもVRの一つである」と定義しており、VR産業をデジタル経済における重要な産業と位置付けています。目標とされている3,500億元以上の市場規模はハードウェアとソフトウェア、双方の合計を指す模様です。
同計画では「2026年までに100の中核企業を育成し、10の公共サービスプラットフォームを形成する必要がある」としているとのこと。
VR技術で世界をリードするという北京の野心を顕著に反映した計画であることが伺われます。


HaptXが新型触覚グローブ「HaptX Gloves G1」を発表

触覚デバイス開発を手がけるHaptXは、新型の触覚グローブ「HaptX Gloves G1」を発表しました。HaptX初となる商用デバイスで、発売は2023年の第3四半期を予定しています。
予約受付が既に開始しており、価格は1ペアで5,495ドル(約81万円、2022年10月31日時点)です。SDKやメンテナンスなどが同梱された、企業向け月額サブスクリプション(月495ドル、約7万円)も用意されています。

「HaptX Gloves G1」には、数百個のマイクロ流体アクチュエーターが搭載されています。装着者がバーチャルなオブジェクトに接触する際、圧縮空気の流れを制御する「エアバックパック」がアクチュエーターを動作させ、触覚フィードバックを実現します。

本デバイスは企業、軍事、教育での使用などが想定されており、4種類のサイズ(Small、Medium、Large、Extra Large)が用意されています。
HaptXは本デバイスを「次世代のヒューマン・マシン・インターフェース技術の基礎である」と説明しています。従来のデバイスと比べて「人間工学的な改良や新型のハプティクス機能などが導入されている」と解説しています。


Oculus創業者パルマー・ラッキー氏は辛口コメントではありましたが、Metaに期待もしていそうです。中国が国家単位でVRに投資するという大きな動きがあり、業界としての成長に拍車がかかりそうですね!
アップフロンティアでは10月末に新作のコントローラーを紹介しました。またおもしろそうなXR機器が登場したので、こちらも調査を進めます。

アップフロンティア株式会社では、一緒に働いてくれる仲間を随時、募集しています。 興味がある!一緒に働いてみたい!という方は下記よりご応募お待ちしております。


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