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「身長でばれてしまうことも（笑）」あの“春高ヒロイン”は今…母になったバレー二見梓の“引退その後”「メールの打ち方もわからない」からのセカンドキャリア

posted2025/02/05 11:02

text by

吉田亜衣Ai Yoshida

photograph by

Takuya Sugiyama

かつて“春高ヒロイン”として注目を浴び、東レでVリーグ優勝に貢献、全日本でも活躍した二見梓さん。23歳でのビーチバレー転向でも話題を集めた彼女の姿は今、東京駅からほど近いオフィスにあった。アスリートの“その後”を追ったNumberWeb「アスリート転身特集」二見梓さんのインタビュー最終回／全3回。

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　現役引退から3年。再び巡ってきたオリンピックでは、5年間ともにしてきた元パートナー・長谷川暁子（NTTコムウェア）が、パリ五輪に出場。24年ぶりに決勝トーナメント進出を決め、9位タイに入った。

「本当にすごい活躍でしたよね。空港にお迎えに行きたくて、息子と一緒に会いに行っちゃいました」

　二見はビーチバレー引退後、所属先だった東京に本社がある東レエンジニアリングの広報宣伝課に配属された。そこに身を置きながら、2023年7月に結婚、2024年1月に第一子を出産した。

「社業に専念するとき、私が職場の希望を言える立場じゃないと思ったので、『なんでもやらせてください』という感じだったんですけど、広報宣伝課に配属されました。今は仕事にやりがいを感じています」

　アスリート社員として会社の名前を売ってきた二見の今度の役目は、会社の魅力を社会に宣伝することだ。

「装置やプラントなど、一般消費者の目には留まりにくいですが、生活を支える製品を製造するBtoBの会社です。選手時代は宣伝してもらう立場というか、前に立つ立場だったんですけど、今は会社の事業、社員の皆さんをPRする側。どうやったら魅力的に、格好よく伝えられるか日々考えています」

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