2006-01-01から1年間の記事一覧
「抑圧」を巡って メディアにおける男性と女性の扱われ方について、異なる観点からの記事を読んだ。 一つは、イケメンは女性に優しい。(非モテにまつわる抑圧の話)、もう一つはそれにあえて異論を唱える形での女性専用車両に乗れない”恋愛強者”たち(次の…
「見られること」を求める恋愛 「革命的非モテ同盟」を標榜する古澤克大氏は、自身のブログで、非モテの脱非モテ(自意識の変革)を個人しか救済しえないとして放棄し、すべての非モテを救うためには「恋愛の否定」しかないと主張している。 曰く、恋愛至上…
「おう、久しぶりだな。最近どうだ。‥‥‥‥おまえ保険やっとんの?‥‥‥‥‥‥‥‥そんな儲かっとんの? ‥‥‥でなに‥‥合コンやる? おう、俺も呼んでくれ。保険のおばさんばっかじゃないんか、けけけ。‥‥‥‥ほんで何だ。‥‥‥‥‥‥‥なに、おまえまだそんなこと言っとんの?‥…
「俺、それじゃモテないってよく言われるんだわ」 と、その男は言った。 「で、じゃあどうしたらモテるんかつって後輩の女の子に聞いたんだ。そしたら、そのブッキラボーでオッサン臭い言葉遣いと名古屋弁を直して、もっと女の子の話題に合わせて、服装もそ…
夫は若い女に興味がないと言う。「女は腐る直前がいい」んだそうだ。 「柿でもな、腐る直前が一番うまいんだ。なんでか知ってるか」 「糖分がいっぱい出るからでしょ」 「なんでその時に糖分がいっぱい出るか」 「なんで?」 「腐る直前に思い切り甘い匂いを…
なぜ男は女に奢るのか 男女の奢り奢られ問題について。男どもはいったいどうしたら満足するのかと「女子力」の弱い女とケチな男をどうぞ。 書き手は男性だが、最初の記事では奢られ慣れていない女性の心理を描写してあり、次の記事の後半では恋愛至上主義や…
私のところはセックスレスの夫婦だ。二人とも40代後半で子どもはいない。 こないだセックスしたのは何年前だろう。一応相手がいるわけだからしたい気分になったらいいなと思うことはたまにある。 でもならない。ならなくて淋しいという気分にも、あまりなら…
二日ほど前、深夜のテレビで「怒りオヤジ3」を夫が見ていたので、つられて見た。叱られたい素人を募集し、タレントが説教するという番組である。 和室に素人とタレントが向き合って座り、(確か)三本勝負のベタマジなやりとりが繰り広げられ、時間の采配を…
前回は他人(スタンダールさん)の尻馬に乗って当たり前のことを勿体つけて書いて終わりにしたが、私は"恋愛そのもの"を否定してはいない。そんなことはできない。 かといって肯定もしていない。 繰り返し述べているように、恋愛は「いいもの」でも「悪いも…
問題は一つしかない 「非モテの人の言っていることは概ねモテない「言い訳」と自己の「正当化」であり、自分で解決すべき問題の他への責任転嫁である」。 これが真であるか偽であるか、あるいはどれだけの割合の非モテ(を名乗る人)がそうなのかということ…
それは「性的視線」というよりも、「異性をモノ扱いする視線」ではないかと思った 異性をモノ扱いしたいという欲望そのものはある。 見知らぬ異性を、外見で無意識のうちにランク付けすることもある。 そんなことはあってはいけないと言って、なくなるもので…
仕事の帰り、車を運転して家に向かっている途中の話。 私の前に、荷台に小さめのクレーンを搭載したトラックが走っていた。 信号で止まった時、そのクレーンの後ろの部分に「男→女」とペンキで書いてあるのが読めた。 一辺15センチくらいの白い四角の中に青…
最近、数カ所のブログで展開されている、「非モテ」は他者の性的視線を恐怖するという話について。 私の把握している議論の流れは、 非モテ女性が見えないのはなぜ?(Ohnoblog) 非モテが晒される性的視線(烏蛇ノート) 非モテが晒される性的視点(2)(烏蛇…
10/20の記事非モテ女が見えないのはなぜ?について、「こころ世代のテンノーゲーム」でumeten氏にある部分を抜粋され批判を受けたので反論していたら、「草実スサ日記」で議論のズレが整理されていた。 で、草実氏はumeten氏に向けて、自分であれば(私に対…
1 「男は女を顔で選んでる」と言うと、「女だって男を顔で選んでる」と言われる。 「女の給料は相対的に低い」と言うと、「男だって低い人はいっぱいいる」と言われる。 「女は「女」を仮装しているの」と言うと、「男だって「男」を仮装している」と言われ…
議論をめぐって考えたこと 10/19のコメント欄で紹介した、男は私憤を無理矢理公憤に替えるというエントリを読んで、じゃあ非モテ男性も私憤を公憤(に近いもの)に変えたいのではないかと思った。そういう感情がどこかにあってカミングアウトして、「同志」…
悪女、熟練者、天然 最近、「小悪魔」流行りである。 「小悪魔」でネット検索すると三百万件以上もヒットし、「小悪魔な女になって男心をドウタラしよう」という内容のサイトが目白押しである。書店のモテ本コーナーでも、2年ほど前から「小悪魔」という言…
最近、飲酒運転の取り締まりが異常に厳しい。近場でちょっと一杯飲んで車で帰るということは、できなくなった。 警察の方も巧妙で、飲み屋の近くで張っていて客が出てきたところをつかまえるだけでなく、出た客を追跡して行き次の飲み屋に入ったのも確認し、…
触ってもいいわよ 涼しくなってきたので、そろそろケモノの季節である。ケモノが街に出て来る。 ケモノは大抵メスで、オスをおびき寄せて食うのである。ケモノと見ると、フラフラと吸い寄せられていくオスもいる。オスのケダモノに捕獲されるのを待っている…
「オカマ」のヘアショー 「今回、モデルは全員オカマなの。見に来てね」と美容師に言われたのは、かなり前のことだった。 彼女は名古屋の美容師で、高校時代からの友人。毎年ヘア・ショーを開いているが、「美容師がモデルの頭弄ってるのなんか、すぐ見飽き…
「日本男子再生」計画 KING (キング) 2006年 10月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/09/13メディア: 雑誌購入: 1人 クリック: 33回この商品を含むブログ (11件) を見る9月に入ってからよく駅の構内などに、黒地に白抜きの文字で「日本男子」と…
「ビッグな野望」男をつかまえろ ポジティブな「口ぐせ」によって素晴らしい恋を掴む第一歩は、Dr.佐藤によれば「世界一のいい女」になることである。 「世界一のいい女」になるためには、「こうなりたい自分」を思いつく限りリストアップし、それを毎日声に…
ピンクコーナーの実情 去る5月末、夏目書房という出版社から『モテと純愛は両立するか?』という本を出した。数年前の純愛ブームを受けて、純愛とは何か?について論じ、ブームとなった純愛本やドラマに詳細なツッコミを入れたエッセイ集である。帯には「純…
番組放映まで 「女の闘い」と聞いて、人は何をイメージするか。おそらくそれは、「女と男との闘い」でも、「女と社会との闘い」でもなく、「女と女の闘い」であろう。 そして女同士の闘いと言えば、女子プロレスのキャットファイトのような派手でわかりやす…
ぺ ペ・ヨンジュンが、白金にレストランをプロデュースしたそうだ。そのCM制作の模様が放映されていた。シロガネーゼを全員ファンにするつもりだろう。前から思っていたが、やり手である。 テレビを見ていた夫は言った。 「なんか俺とは方向性が違うな」 は…
猫というセルフイメージ このブログにコメントを下さった人のハンドルネームを、これまで見ていて気がついたことだが、猫(ネコ、ねこ、neko)のつく人の割合が比較的多い。それもみんな女性だ。 猫はもっとも身近な動物だから、猫好きも多いということなん…
多くの人がそうだと思うが、私のパソコンではセフレ募集とかエッチ系のメールが自動的に「迷惑メール」ボックスに放り込まれる。すぐにかなりの量になるので、定期的にまとめてゴミ箱行きにしないといけない。 中身を開けて読むことはほとんどないが、たまに…
筋肉痛 五日ほど前のこと、朝起きたら体の約70%の筋肉がヒステリーを起こしていた。腕と首以外の筋肉が強度の筋肉痛。 特にかがむ、座る、階段を降りるという所作の時は、「あたー、あたたたたた‥‥」というケンシロウのようなセリフ(声は弱々しい)を発し…
内容証明郵便とアポなし訪問 女性向け情報番組の特集にジェンダー論講師という肩書きでコメントを寄せたのに、まったく不備な紹介をされたので頭に来て抗議したら、制作スタッフに「ちゃんと紹介する予定だったけど、ナマなので時間不足になっちゃった、ごめ…
家事万能ホスト 『バックラッシュ!』を非難する(深夜のシマネコBlog)……「女性が社会進出したために仕事を奪われた「弱者」の男は困窮している。誰か僕をお嫁にもらってくれ」という主張。 上のブログ主は、フェミニズムが「男女平等」を唱えるなら、社会…