覚えるかどうかはご自身で判断されても良いと思います。必要を感じないのに覚えようとしても、頭に入らないことも多いでしょう。必要かどうかは、ご自身でその都度判断されるのが良いと思いますよ。
ただ、老婆心で付け加えるなら、コードやスケールは覚えておくに越したことはありません。特に、アドリブで何かをやるとか、オリジナル曲を作る・演奏するなどを志望しているのであれば、よほどのセンスの持ち主でない限りは、コードやスケールを覚えることを避けて通るのは難しいでしょう。
また、単純にギターの取り扱いに馴染みの薄い時には、いきなり曲の練習に手をつけても、指が追いついていかないと言うことも珍しくはないでしょう。そういうケースにおいては、まずは基礎を固めるつもりで、いわゆるローコードなどで指の使い方や力加減などを学ぶのも筋道と言えるでしょうし、単音フレーズを弾きこなそうとする上でスケールについて意識したりすることは有益でもあるでしょう。
いずれにしても、必要性を感じるかどうかを基準に、何をどう習得するかの筋道を立てていくのが良いと思います。また、状況に合わせて臨機応変に、柔軟に対処することも大切でしょう。
教本についても、絶対にそこから順序よくやっていかなければいけないと言うものではありません。やりたいと思わないのに嫌々やっても、大して意味はないでしょう。知らなければいけない、手をつけないと先に進めないと感じることがなければ、教本に固執しなくても良いと思います。ただ、わからないことを調べたりするのに、教本を特に避けることはないでしょう。必要があれば、いつでも柔軟に利用できるものを利用するつもりで、教本を読むなりしていろいろと試してみるのが良いと思いますよ。
参考まで。