ＣＤ－ＲＷについて

(1) 結論から申し上げますと、音質に違いはありません。 デジタルデータとして記録されますので、CD-RだろうとCD-RWだろうと、記録されるデータは同じだからです。 仮に、再生音質に違いが出るとすれば、それは再生時に発生する読み取りエラーの発生率の違いによるものでしょう。読み取りエラーが頻発すれば、読み取り機器(CDプレーヤー)がその処理に追われて、電子回路に余計な電流が流れて…などの変化は確かにあるでしょう。 しかし、その音質への影響は、相当耳を訓練されたオーディオマニアでもない限り、全く気にならないレベルだと思われます。もちろん、復元不可能なまでにエラーが多いのは論外ですが。 それよりも、CD-RよりもCD-RWの方が反射率が低く、読み出し機器によっては再生出来ない場合がある、という問題の方が大きいと考えます。もっとも、この問題が発生するのは、CD-RWが普及する前の昔の読み取り機器なので、今では気にする必要はほとんど無いはずです。 (2) 需要が少ないから、という単純な理由だと思われます。CD-Rの方がCD-RWよりも安いので、同じCD-RWに記録したり消したりまた記録したりするよりも、その都度別のCD-Rに記録した方が、お手軽だと感じる人が多いのだと思われます。 (3) 私が体験した限りでは、安いものほど質が悪い、と感じました。具体的には、記録に失敗したり、記録には成功しても経年劣化で再生出来なくなったりする場合があります。 その他、記録面に傷が付きにくい加工がされていると、値段が上がります。 また、記録速度が速い程、値段が上がります。 品質は同じでも、パッケージの違いで値段が変わります。 さらに、レーベル面にインクジェットプリンタで印刷可能だったり、印刷可能面積が広かったりすると、値段が上がります。 以上、ご参考になりましたら幸いです。