Q/ホームエディションとプロフェッショナルの違いを教えて下さい。
A/WindowsXP-HomeはProfessionalから次の機能を排除しています。
リモートデスクトップ接続の共有機能
自動システム回復機能(ASR)
ファイルの暗号化EX
64bitプロセッササポート
インテリミラー
グループポリシ
アカウント管理
ディスクマネージメント
ディスククォーター
ドメインアカウントサポート
ダイヤルアップログイン
マルチプロセッササポート(2CPU、HTTは除く)
マルチランゲージサポート
インテリミラーより下の項目はWindows2000Professionalから継承した機能で、これらの機能は一般ユーザーではあまり使わないため排除されています。まあ、2台以上PCを所有されており、LANで一台は管理PCが必要ならProを選んでも良いかも・・・
Q/初心者にはプロフェッショナルは控えたほうが良いのでしょうか?
A/別に控えなければならないというものではなく、必要に応じて導入するものです。上の機能の意味が分からなければ、使わない可能性が高いのでわざわざProを選ぶ必要はありません。
Q/OEM版とは何ですか。
A/OEMとはOriginal Equipment Manufacturerの略で相手ブランドによる供給(製造)の意味です。
パソコンソフトに限らず、開発元とは別のブランド力のある業者が代理販売、保守する販売手法の一つです。
パソコンのソフトでは、あるハードウェアのブランド力を借りてソフトウェアを安く販売します。そのため、単体(何かハードウェアに付属するわけではなくソフトのみを単体で売買すること)での販売はしていませんし、単体での売買はライセンス上で禁止されています。
ただし、制限事項として一緒に購入したハードウェアとともに利用することが前提となり、ハードウェアが故障したり、売却したりするとソフトウェアも一緒に処分することになる。
例えば、ハードディスクと一緒にOEMソフトを買うと、そのハードディスクを取り付けるパソコンでしか使えないという制限が発生し、ハードディスクが故障したり、外して誰かに譲ったりすると、ソフトもハードディスクと一緒に処分したり、譲る必要がある。これは、WindowsOSに限らずOfficeソフトウェアなどほとんどのソフトでOEM版はこの制限があります。
また、開発元メーカーのサポートの一部が受けられないという制約もある。Windowsであれば、マイクロソフトのサポートの一部が受けられない、使えないのは電話などでの相談で、WindowsUpDateなどは使えます。
Q/ホームエディション製品版、アップグレード版の違いは?
A/アップグレード版は、既にWindowsMe、98SE、98などの下位のアップグレード対象Windowsライセンスを所有している人に対して、低価格で新バージョンのライセンスを供給する優待版の一つです。下位のバージョンのWindowsを所有しているユーザー以外は購入してもインストールできません。
また、下位のバージョンのWindowsライセンスを所有していることが前提であるため、下位のWindowsを別のPCで使っているのに、新しいアップグレード版CDのWindowsを別のPCで使うことも不可です。
(分かりやすく言えば、Windows98SEのライセンスが1つありAというPCにWindows98SEが既にインストール済みなのに、アップグレード版でBという新しいPCにWindowsXPを入れることはできない、アップグレード版を使う場合は、AのWindows98SEにWindowsXPを上書きでアップグレードインストールして入れるか、AのPCのwindowsを削除し、AのPCは使わずに、Bに新規でWindowsXPを入れるかどちらかしかない)
通常の新規インストール版は、新たにWindowsXPを新規でインストールする目的で使うためのものです。上の制限及び、OEM版で生じる制限はなく、どのパソコンにでも新規でインストールでき、ライセンス数(通常は1パッケージにつき1台のPCにインストール)の許す限りのPCにインストールできます。(もちろん、パソコンが故障しても、そのパソコンからWindowsを削除するもしくは、そのPCを捨てれば、他のPCにもインストールできる)
お礼
早々回答いただき大変参考になりました。 ありがとう御座いました。