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ネガカラーのプリントと露出

かって、ネガカラーフィルムの場合は露光オーバーに強く、露光をオーバー目にかけておけば良好なプリントが得られるというセオリー?がありました。 現在の「お店プリント」は、かっての現像 → 焼き付けシステムと違い、デジタルスキャンによって得られたデータをプリンタで出力、というかたちになっているそうです。 現在のデジタル化されたDPEにおいても「ネガカラーは露光オーバーで撮っておけば間違いない・・・」というセオリーが通用するのでしょうか? カラー写真はほとんどデジタルで撮るようになり、プリントも自前プリンター又は店舗のセルフプリントばかりを使用していて、ネガカラーフィルムの「お店プリント」を長い間経験しておりません。 フィルムのスキャン時において、濃いネガ(露光オーバーのネガ)は、結果にどのような影響を及ぼすものでしょうか? 今度、ネガカラーで写真を撮ることになり「お店プリント」にだしたいと思っています。私の古いセオリーが現在のシステムでも通用するのかどうか疑問に思った次第です。詳しいかた、ご教授下さい。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • hokyu
  • ベストアンサー率24% (257/1030)
回答No.5

カラーネガ&お店プリントを常用しています。 過度に露光オーバーであれば救済することが困難になるのは想像に難くありませんが、質問者様が仰っている程度(アンダーよりは多少オーバー目がマシだろう的な感覚)であれば昔のセオリーが充分通用します。 露光アンダーが救いようが無いのは昔と基本的に変わりません…。 ただし、撮影者自身が「適正露光」と判断したものをデジタルプリントマシンが「適正露光」と判断するかどうかはまた別のハナシでして、時として余計なお世話をしてくれたりすることがあるので要注意です。 特にシャドー部の多い画を撮ったりすると顕著ですね。画面内にシャドー部が多いとマシンは「露光不足」と判断してなんとかシャドー部に薄く記録されている画像を見えるよう、浅めに焼きます。この結果、撮影者の意図に全くそぐわないダメダメなプリントが上がってくることになります。 私自身こういったプリントマシンの動きに納得出来ず、シャドー部およびハイライト部の画面内配置や面積比率等を色々変えてはプリントしてもらう(純粋にマシンの挙動を見るためにオペレータによる色調補正・濃度補正は無しでお願いした)といった実験を行ったのですが、結局マシンの考えてることは良く分からん(爆)という結果に(;-_-A 結果的に現在は事前にプリント濃度を指定して依頼することにしています。私自身の考える適正露光とプリントマシンの挙動を考慮した最大公約数的な濃度補正値は【+2】です。この値で指定する限り、概ね満足できるプリントが得られるようになりました。無論のこと、あくまでも最大公約数ですから例外もある訳で、そういった例外は別途補正値を指示することになります。 上記補正値はあくまでも私と私の行きつけのお店でのみ成立する最大公約数に過ぎませんので、質問者様の場合に必ずしも当てはまるとは限りません。 一度で満足できるプリントを得ようとは思わないことです。何度も足を運び、いくつかのパターンを試した上で質問者自身の最適値を見つけることが肝要です。

y_volk_han
質問者

お礼

デジタルプリントマシンの自動調整のふるまいについて具体的に述べてくださり、本当に参考になりました。 昔のDPEでのオートプリントでも同様だったと思います。あくまで平均的、一般的な被写体にのみ有効であろう自動調整であるわけですね。考えてみれば、カメラの自動露出も条件により必ずしも意図通りに行かないのは同様ですね。 デジタル処理の入った現在のシステムでも以前とほぼ同様だと考えていいというのがよくわかりました。 お店プリントを常用されている方から具体的な説明をしていただいて、とても参考になりました。 本当にありがとうございました。

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その他の回答 (5)

  • umigame2
  • ベストアンサー率40% (886/2202)
回答No.6

経験上の話で恐縮ですが、デジタル露光でのアンダーネガは、アナログ露光のときよりもひどい仕上がりに思えます。 一方、若干オーバーなネガは、アナログ露光のときよりも色がはっきり出て、きれいな仕上がりになります。 基本的にはアンダーネガがよくないというのは、アナログ露光もデジタル露光も同じです。 オーバーなネガはそれなりに情報が記録されていますが、アンダーなネガは記録されている情報自体が少ないわけですから、補正しても救済できないケースがでてきます。 露出に迷ったら、オーバー目で撮っておくほうが無難です。

参考URL:
http://www16.ocn.ne.jp/~aru777/theme_7.html
y_volk_han
質問者

お礼

理論上の話とかではなく、その経験上の話というのがありがたいと思っています。 「オーバー目で撮っておくほうが無難」という昔からのノウハウはほぼ生きていると考えていいわけですね。 本当にありがとうございました。

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  • hayasi456
  • ベストアンサー率40% (2401/5877)
回答No.4

適正露出がベストですが ネガフィルムは露出オーバー傾向の方が補正し易く、アンダーは補正しにくいのはデジタルプリンターでも同じです。 露出オーバーならばプリント時の補正で救済し易いからでしょう。 写真館、報道カメラマンのほとんどは多少オーバー気味に露出設定している(していた)ようです。 余談 ネガフィルムは画像を反転していますから明るい部分は黒くなります。 アンダーで撮ってしまうと画像が薄くなります。 黒く濃い部分には画像が有り、画像データ(情報)があるわけです。 薄く未露光に近い場合は画像データがほとんど無いとも言えるでしょう。画像データが無ければ補正は出来ない分けです。 リバーサルフィルムでは明るい部分透明に近くなるわけですから画像データが少なく、暗く色の濃い部分の方が画像データがあると言えます。リバーサルフィルム現像されたフィルム自体が作品であり、プリントにしても補正範囲が狭いので適正露出が理想ですが適正露出でない場合プリントではアンダーの方が補正で救済し易いようです。 デジカメはネガ(反転)画像での記録ではないので、白飛び(撮像素子の受光能力以上の光量)を避けるため多少暗めに撮影するよう基本設定された機種もあるようです。ところでモニターの再生やプリントして初めて作品となる点ではネガフィルム的ですね。 http://miesin.com/nega-riba-saru.html 適正露出の為に http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88%E6%A9%9F%E6%A7%8B http://www.olympus.co.jp/jp/imsg/webmanual/column/histogram01/index.html http://www.dowjow.com/workshop/kumon_dslr/2008/09/5.php#3

y_volk_han
質問者

お礼

とても詳しい情報、ありがとうございます。 >>露出オーバーならばプリント時の補正で救済し易いからでしょう。 >>写真館、報道カメラマンのほとんどは多少オーバー気味に露出設定している(していた)ようです。 従来の「現像 → ネガから直接プリント」というシステムなら、失敗できない写真の場合「オーバー気味に露光を与えておく」理由はとてもわかりやすく、納得のいく話です。 一方、現在の「お店プリント」のように フィルム現像 → スキャン(デジタル化) → デジタルデータのプリント という処理を前提にしても、その「オーバー目に撮っておくのが安全だ」というノウハウは生きているのだろうか?という疑問にたどり着くのです。 結局は「お店プリント」で使われている“業務用スキャナ”とは、いったいどういうものなのか?というのが問題のようです。ネットで検索しても、富士フイルムの業務用システムの製品紹介ページにたどり着くのがやっとで、わかりやすい技術解説的なページにたどり着けないでいます。もう少しがんばってみます。

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noname#211632
noname#211632
回答No.3

確かにネガの場合は露出不足よりは露出オーバーの方が綺麗に出ると言われてますが、適正露出で撮影するに越したことはありません。 ただ、ポジフィルムやデジタルに比べラチチュードが広いので少々ラフな露出でもプリント時に救われるのも事実です(写るんですなどのレンズ付きフィルムが良い例です)。 フィルム自体はより高性能になり、簡単に綺麗な写真が撮れるはずですが、最近はフィルムの現像量が減り、フィルム現像機を止めてまとまってから現像する店もあるようなので、まず現像液や現像機のメンテナンスができてることが条件だと思いますが、こればっかりは分かりませんよね・・・・・。 デジタルスキャンからのDPEの傾向としては焼きが浅くコントラストが高くなる傾向があります。 まして濃度が高いネガからだと余計にコントラストが高くなるので、適正露出にこだわった方がよいでしょう。 ただし、露出不足は色が濁るので、まだオーバー目の方が救えるので「ネガはオーバー目」って事になったのだと思います。 ちなみに、同時プリントで色が好みと違ったり、焼きが浅かったり(濃度が不足)した場合は、現物を見本として持参して仕上がりの希望を伝えれば調整し直して焼き増ししてもらえるはずです(これをしてくれないお店は、プリントの技術に不安が残ります。

y_volk_han
質問者

お礼

回答、ありがとうございます。 そうです。私が知りたかったのは、デジタルスキャンからのDPEでの傾向です。 かってのDPEシステムでは、相当オーバーなネガでも救済されてまともなプリントが得られました。プリント時に露光をたくさんかけて、場合によってはカラーバランスの調整も併用すれば救済が可能だという理屈自体もとてもわかりやすかったです。 ネガをスキャンする方法では、濃度が標準以上に濃いネガを調整によって救済することが可能なのかどうかということなんですが、私の知識の範囲で考えるに、難しいように思えてしまうのです。 ところがじっさいには、いまのDPEシステムで、トイカメラで撮ったネガでもそれなりのプリントが仕上がってくるのを見たりすると、何故なんだろう、どの段階で、どのような補正がされているのだろうと不思議に思えてしかたがないのです。

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  • kuma-gorou
  • ベストアンサー率28% (2474/8746)
回答No.2

ネガカラーフィルムが露出オーバーに強いと言うのは、間違いとまでは言えませんが正しくは有りません。 要するに、ガンマが低い。即ち、ラチチュードが広いので、多少オーバーでも、プリント時の調整で適うと言う事です。 事実、コンパクトカメラの露出レベルも一眼レフに比べれば、オーバー目の設定です。部分測光やマルチスポット測光、露出補正の知識がないユーザーでも使える、或いは、カメラの露光モードもそこまでの機能を積んでいないので、安全を見込んで、オーバー目に設定しているのです。 ですから、ネガフィルムと言えども、適正露出で撮影するのがベストです。

y_volk_han
質問者

お礼

回答、ありがとうございます。 スミマセン。私の質問のしかたが悪かったと思います。 露出オーバーがいいといったつもりはなかったのですが・・・ 露光不足になる可能性が少ないので安全。救済できる範囲に収まる可能性が高いという意味のつもりでしたが、質問文が悪かったです。 おっしゃることはわかります。メーカーの標準感度での撮影で最もいい結果が得られるように乳剤バランスをとって作られているのは一応理解しているつもりです。(フィルムのオレンジベースは露光にかかわらず一定の濃度です。つまり感光した乳剤とのバランスが崩れます。) 昔のDPEシステムのように、デジタルスキャンでも露光オーバーを救済できるのかについて知りたいと思っています。 よろしくお願いします。

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noname#79435
noname#79435
回答No.1

露光が足りない物は補正(補正範囲内)できますが、露光オーバーで飛んで仕舞った物は,元が無い(白抜け)ので補正しようが無いのでは。

y_volk_han
質問者

補足

回答、ありがとうございます。 スミマセン。私の質問のしかたが悪かったようです。

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